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【1人で悩まないで!君たちには「ぶっちゃけの〜と」がある】海峡戦士タイガーフーク

ぶっちゃけの〜と

いじめられることは怖いことかもしれない。でも本当に怖いのは、「そんな奴らの為に自分の大切な未来を見失ってしまうことなんだ!」
子供たちの想いをぶちまけてもらう、自由帳を我々は作成した。

それが「ぶっちゃけの〜と」だ。

下関のこども達へ、この「ぶっちゃけの〜と」を配りだして4年が経とうとする。専門家への相談窓口のダイヤル番号を載せたこのノートを配ったことで、相談窓口への相談がこの4年で倍に増えた。

つまり相談したくても相談するという選択肢もなく、やり方も知らなかったことがこの数字から伺える。このノートのおかげもあってか、この10年未成年者の自殺が下関では1件もない。当たり前といえば当たり前かもしれないが、この国の未成年の死因のNo1は自ら死を選ぶという行為なのである。


「ぶっちゃけの〜と」の使い方

子どもたちの想いをぶちまけてもらう自由帳がこの「ぶっちゃけの〜と」だ。このノートには、下関で電話相談に乗ってくれるところがたくさん載っていて、そこに子どもたちは電話をすれば相談に乗ってもらえる専門員が対応をする。凄くシンプルな、いえばアナログな方法だ。

そこで普段は人に言えない事、辛かったこと、逆に最近あった楽しい事なんでもぶっちゃけて書いて良いノートだ。ノートに書き出すことで冷静になり、自身のSOSのサインを拾えるだろう。またノートにぶっちゃける事で、気持ちが晴れたりして今ある問題が小さく感じることもあるだろう。それに何年か経って読み返すことがあれば、自身の振り返りにも使うことも出来る。

それが「ぶっちゃけの〜と」である。


なぜノートか?

私の知っている子どもたちに、
「困ったことがあったら何処に相談したら良いか知っているか?」

と聞いてみても、誰も知らない。子どもたちの相談先をカードやチラシにして配っているところもあるようだが、知らない子供たちが圧倒的だ。では子供たちが困った時、一体どうすれば良いのだろうか?

親や家族に相談する。学校や先生たちに相談する。もちろんここも重要だ。だが子どもたちには言いたくても、身近な人に言えないこともあったりする。その際どうするのだろうか?

そこが無いことに気付いた。

それに頭の中でもやもやした時、もやもやし続けていたら苦しくなるだろう。苦しくなるなら吐き出したほうが良い、そのために「ぶっちゃけの〜と」は吐き出せるように真っ白い自由帳だ。
それに小さいカードやチラシだと、無くしたり、捨ててしまう可能性がある。だが、ノートにすればそう簡単に無くしたり捨ててしまったりしないだろう。



大人にもあることは子供にもある

ふとした相談を誰かにしたいけど、今更知り合いには相談できない!とか、知り合いにバレたくない!とかあるだろう。それなら顔も知らない第三者に話を聞いてもらいたい。とか・・・大人にもきっとあるはずだ。
それは、子どもたちにもあるのだ。そんな時に、このノートが目に付いたらどうだろう。このノートに書いたことを見ながら電話相談ができたらどうだろう。それが、顔を知らない第三者のプロの電話相談員だったらどうだろう。今より良くなることしか想像できない。

現在、色々な悲しい事件が沢山目に入いる。誰かに相談することで、未然に防げる事件が沢山あるはずだ。その為に下関では、いざっという時に「きちんとお話を聞いてくれる場所があるんだよ」っていう事を子供達に知ってもらいたいと思い始めて、今では下関の殆どの小中学生がこの「ぶっちゃけの〜と」を持って、活用している。



「ただ生きていてくれるだけで良かった・・・」

以前、自ら命を絶ってしまったあるこどものご両親が「何故息子の深い悩みに気づいてあげられなかったのだろう」「仕事が原因で命を落とすくらいなら、仕事なんか辞めて好きなことをすれば良かったのに・・・」と涙を流しながら、お話をされた経験が私にはある。

ここ10年以上、年間約3万人の方が自殺しているという日本の現代社会。子供たちは生きる手段を学ぶために学校に行き、大人たちは生きていくお金を稼ぐために仕事をしているように感じる。
学校での悩み、職場での悩みに耐え切れず、自らの大切な命を絶つなど、絶対にあってはならないことなのだ。


タイガーフークとは

前回よりこのnoteを始めて、今回のnoteが2回目になります。

私は山口県下関市で「とらふくをモチーフ」にした、ご当地ヒーローが「海峡戦士タイガーフーク」です。

私の解決したい『課題』がありそれは、

「相談できるのが当たり前の社会を作る事」です!


そのために今回紹介させてもらった「ぶっちゃけの〜と」を小中学生達に配って、早4年が経ちます。お陰様で、下関の殆どの小中学生に配ることが出来、足元の目標は達成していますが、まだまだ出来ていないところが多くあります。

さらにこの活動を広め、出来れば全国の子ども達に「ぶっちゃけの〜と」を配りたいのです。そのためには認知度を広げ、活動の幅を増やしていく必要があります。このnoteもその一環です。まだまだ力の弱いヒーローかもしれませんが、今後成長を加速させる必要があり1人では出来ないと思っているので、ぜひご協力頂けると幸いです。

一緒に「相談できるのが当たり前の社会を作る事」をしていきましょう!宜しくおねがいします!


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