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「際」が強くなってきたぞタイガース!球際・試合際・回際

2021/9/26 14時 東京ドーム 〇4-3(讀賣)

今日も最後までハラハラドキドキの勝利でしたね。スタメン起用の糸井選手の3点タイムリーが出た時にはもっと楽に勝てるかと思いましたが、なかなかそうはいきませんね。

思えば、この3連戦、打撃陣の調子がまったく良くない中での2勝1分、本当に価値がありますね。「際」が強くなったと思いました。「球際」「試合際」「回際」です。

「球際」:いくつかありますが、なんといっても第1戦の中野選手と坂本捕手の好守。球際が強いそのもの。このプレーがなかったら、1勝2敗、いや3連敗もあったかもと思うプレーです。

「試合際」:第2戦の高橋投手の9回の投球。普通であれば、交代もあってよいところ。相応に疲れもあったでしょう。無死一二塁からもうひと力振り絞って試合終了まで持っていく力。試合を勝ち切る投球力を感じました。かなり疲れたと思うので、高橋投手には十分に休養をとってもらって、残り23試合のうち、3試合登板3勝をお願いしたい。

「回際」:これもいくつかありましたが、今日のポイントは8回の守りですね。1点返され無死二三塁。多くのファンが同点覚悟しましたよね。逆転だけは避けてくれと。1人目、レフト犠飛でセカンドランナーを進めさせず。そしてポイントの対坂本選手。今までなら打たれていた。そこを三振という最高の結果を生み出す力。北村選手に代打・中田選手。正直「ラッキー」と思った。とはいえ、中田選手。ここを切り抜けられたら、たぶん9回は大丈夫。でもこれまでの歴史ではこういうところでジャイアンツには打たれてきた。どうか。三塁ゴロ、抑えた! 「回際」も強くなりました。

もちろんまだまだわかりませんが、この3連戦の結果(含、ヤクルトが中日に3タテ)、讀賣は一旦リーグ優勝圏外に追いやれたと思います。

よって当面の敵はヤクルト。今はノリノリ状態ですが、少し早めにピークが来たとも言えます。我がタイガースは残り15試合にピークを持ってこれたらと思います。その意味で、佐藤選手の爆発前、西投手の不調の中で3連戦2勝1分は大きかった。

なんとか残り15試合までに、佐藤選手含む打撃陣の復調、西投手ないしはもう1人の先発(ダブル先発でもよい)候補が出てくれば、最後の最後の大勝負をヤクルトに仕掛けることはできるし、たぶん互角以上の結果は得られるしょう。楽しみです。

こういう状況ですから、選手の調子の維持・向上だけでなく、いよいよ采配・ベンチワークも重要な局面に入ってきました。今日の一戦、実はサンズ選手はスタメンだけでなくベンチからも外れてたんですね。今の調子を考えるとスタメン外しはあってしかるべし。さらにベンチ外しであったと考えると、ベンチも「忖度無しの勝利重視モード」に入ったと言えます。それでよい。そういう時期です。

その意味で、ローテーションの組み方がポイントになってきそうです。高橋遥人投手以外は中5日のローテーション、相手・相性をみながら登板順を変える、「この3イニングをがんばれ」みたいな形のダブル先発などを考えても良い時期と思います。選手の状態を冷静かつ熱く見極めてタクトを振るって欲しい。いまこそ選手・首脳陣一丸で「優勝を狙う」「優勝しか考えない」です。

本コラムも、最終盤の白熱優勝争いモードに入りたいと思います。試合に関するコメント・コラムだけでなく、「なんとかして優勝するためには」を考え、発信していきたいと思います。

なんといっても16年ぶりのことですから

だいちゃん

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