つくるタイミング

深くわかろうとするために、試しにつくってみる。
そうすると、わかっていないことがよくわかる。

そんな話を昨日のnoteでした。
けれど、「よくわかるためには、模倣(模写)すればいいのね!」と意気揚々と模倣をしても続かない。

例えば、ある小説を読んでいるとしよう。
いままで特になにかを模写したりレポートをつくったりすることがなかったところから、いきなり一章読み進めるごとにわかったことを逐次書き起こしていたら、楽しめるものも楽しめない。ただの宿題になってしまう。

つくり始めるタイミングが大事なのだ。
ゴッホの作品に興味を持ったからといって、美術部でもないひとがいきなり精緻な模写をしようとしても興味が削がれるだけだ。かといって、作品を何度も観るだけで「わかった気」になるのも違う。

十分に観て・読んで・味わい、楽しんだ上で「わかった気」になって、飽きてしまう前に先ずはつくってみる。模倣・ディスクリプトしてみる。早すぎてもダメだし、遅すぎてもダメなのだ。

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