与えるもの、与えるもの

いまこの瞬間に没頭できたのなら、なんて幸せなんだろう

最近はそんなことをよく考えている
どこかの本で誰かが
「没頭できるということは、1つの幸せ」
なんて言っていたけど、たしかにそうだなと思う。

今という一瞬一瞬の時間に自分のすべてを捧げられたのであれば、なんて幸せなんだろうって。
何か別のことが脳裏にちらつくことも、
「本当にこれをやっていていいのだろうか」のかと原点に立ち返ることも、
やりたくもないことをやることもなく、ただずっと好きな自分のままでいられる状態は何にも代えがたいんじゃないかって。

そんなことを考えていると、気になってくるは「じゃあ自分はどうする?」ってこと。
自分にとって没頭できることはなんだろうか。自分に与えられた使命とはなにか。
紙に何度も何度も自分の薄っぺらい過去を遡り深く潜っては、なにも成果を持ち帰ることもなく時間だけが過ぎていく。
かれこれ3年ぐらい潜っては何の成果もなく帰ってきているので、もはや「潜ることが好きなんじゃないか」とすら思えてきた。

まぁそうやって結果的に生まれる「好き」もあって、悲観はしていない。
だけどやっぱり「きみは誰のために生きているのか」という問いに答えられない自分が妙に気持ち悪く感じてしまう。

「使命とは自分ひとりで完結するものじゃない」
これも誰かが言っていたのだけれど、使命とは誰かに還元するものなんだとか。

だからもうちょっとだけ、自分にとっての「誰か」を見つけるために潜りに行きたいと思う。潜るの好きだし。

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