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心身ともに健全に育って欲しい!

 少子化時代の中にあっても、幼稚園への入園を待つ待機児童は、まだまだ多いようです。

 こうした状況は、少子化対策が中途半端に進められている結果でしょうか。さて、幼稚(ようち)という言葉ですが、幼(よう)の字は、おさない者、成熟していない等を意味します。また、稚(ち)は、未だ十分成長していない、おさない等の意味となります。

 幼(よう)も、稚(ち)も、いずれも年齢が若いというだけでなく、精神的な成長が十分でない、あるいは年齢の割りに精神的未成熟である等の意味となります。

 外見は充分に成長した大人であるけれど、社会規範を守れない幼稚な大人が、増えている気がします。

 20歳を迎えると大人の仲間入りをする儀式である成人式。いつのころからか、この成人式は、地域にもよりますが、精神的に成熟しきれない若者達が暴れ回る場と化しているケースがあります。心が未成熟なまま年齢を重ねる若者が増えている、ということでしょうか。こうした悪しき風潮の根っこは、やはり教育、とりわけ小学校・中学校時代の道徳教育の劣化と教育者たるべき教師の質の劣化、併せて、モンスターペアレンツという言葉にあるように親の問題も、垣間見えることがあります。

 子供たちが健全に成長していくための教育環境が、様々な観点から見直されなければならない、そんな事を感ずる最近です。