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古坂大魔王さんがセルフプロデュースのポイントをアドバイス 自分らしさを見失わずに長く活動を続ける秘訣とは?

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TikTokでは、クリエイターの育成やコミュニティ強化のために、日頃からさまざまな支援をしています。その一環として10月4日からスタートしたのが、日本独自のクリエイター支援プログラム「TikTok Japan Creator Academy」。クリエイター100組を対象に、3ヶ月間で総額約3000万円の動画制作支援金を提供。さらに、本プログラムの参加者同士やトップクリエイターとの交流を通じて、動画制作に関するアドバイスやノウハウを共有していきます。

今回は、プログラムの一環として10月28日に開催した参加クリエイター限定のオンラインセミナー「セルフプロデュースの秘訣」の模様をレポートします。今回の講師は、お笑い芸人・音楽プロデューサーの古坂大魔王さん。日頃プロデュースをする上で、自身が大切にしていることや、方向性を見失わず長く続ける秘訣などを語っていただきました。

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お笑い芸人・音楽プロデューサー 「古坂大魔王」さん

ウケることが古坂大魔王の「憲法」

セミナーの冒頭、プロデュースをする際に大事にしていることを聞かれた古坂大魔王さんは、「何をすると自分が一番気持ちいいかを考えている」と話します。古坂大魔王さんの武器は、音楽や話術、お笑いのネタなどいくつもありますが、根底にある欲求は「ウケる」こと。インターネット上のたくさんの人へ向けて自分の作品を公開したときに、歓声が沸き起こるような、ウケることを自身の「憲法」として大前提に据えた上で、自分の武器を活かして活動しているそうです。

「自分の中の憲法を意識しないと、大事なことがごちゃごちゃになる」と話す古坂大魔王さん。「TikTokは分母が大きく、爆発的にフォロワーや再生回数が増えることもあるが、そればかりを追いかけていると惑わされてしまう。フォロワーや再生回数を稼ぐためだけに頑張ったり動画を上げていると、自分の方向性がわからなくなったり、うまくいかないときに続かなくなってしまう」と言います。

古坂大魔王さんがウケたいように、自分が人気者になったときに何をしたいのかを意識して、ダンスや音楽、トークなどをどのように見せていくかを考えるのが大切だとアドバイスをしました。

憲法があるから続けられる

 自分の憲法を作ることは、長く続ける上でも大切だといいます。「お笑い界では、ビートたけしさんの『お笑いで売れるようになるたった一つの方法はやめないことだ』と話したエピソードが、都市伝説のように広がっている。僕が、やめずにここまで来られたのは、メンタルが強いのではなく好きなことをやっていたから」と話す古坂大魔王さんは、たとえ動画がスベってもガッカリせず、すぐに次の動画を作り始められるそうです。

自信を持って投稿した動画が伸びないと落ち込んでしまいますが、古坂大魔王さんは、バズるのが目的ではなく作品を出すこと自体が好きで、たとえ50人や100人でもウケればいいと思っているので続けられるそう。「毎日投稿を続ける」や「ダンス動画の投稿を続ける」など、続け方はクリエイターによって千差万別ですが、自分の中に憲法を作ることが、方向性を見失わずに続ける秘訣だと話しました。

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「憲法を作って活動すると方向性を見失わずにすむ」と古坂大魔王さんはアドバイス

時流を読んで投稿する

古坂大魔王さんは、ピコ太郎さん(@pikotaro2016ppap)のプロデューサーとしても有名ですが、「PPAP」の世界的大流行について、色々と手は打っていたものの、バズった明確な理由はわからないといいます。また、PPAPが流行った2016年と今は時代が違うので、分析をしても結果をそのまま当てはめない方がいいと前置きをして、「今の時流を踏まえた投稿するのが大切」だとアドバイスをしました。

「今は、『雨が降ったら見られやすい動画』や『朝方に見られやすい動画』など、さまざまなビッグデータがあり、時期や時間帯によってもヒットする動画は異なる。また、流行を踏まえた上で自分が何をしたいのかを意識するとよい。流行をひたすら追いたいのか、流行りの中に自分の面白さや歌のうまさを入れたいのかなど、自分が何をしたいかを決めて取り組むことが大切」と話しました。

 古坂大魔王さんは、海外にも目を向けているそうです。「TikTokは言語が関係ないからここまで大きくなったと思う。言語を意識すると国内ユーザーの取り合いになるし、世界中で見られるものを作る方が分母は上がる。分析をするときも英語のコメントが多い動画をチェックしている」と方針を明かしました。

尊敬を集めて天下を取るのは道徳心を持っている人

 バズるのは簡単だと話す古坂大魔王さん。最近は炎上狙いで一時的にバズろうとする投稿も見かけますが、人気になって尊敬を集めたい人は、誰もやっていないことに取り組んで、人をハッピーにする必要があるといいます。そのために求められるのが道徳心だそう。

「人から尊敬を集めるためには、確固たる自分のやりたいことがあり、清潔感や他者を思いやる心が必要。後に歴史を振り返ってみると暴挙になるかもしれないが、今の時代に合った道徳心を持って活動すると一気に広がる。成人君子になれというわけではなく、自分の中に道徳心をきちんと持った上で、常にやりたいことを探したり芸を磨いたりする過程でたまたまバズるものだと思う」と、バズることへの考え方も話しました。

今回は、セルフプロデュースの方法を古坂大魔王さんに解説していただきました。日々投稿を続ける中で、自分の方向性に迷っている人には、とても参考になる内容だと思います。TikTokでは今後も「TikTok Japan Creator Academy」を通じて、未来のトップクリエイターを育成していきます。これからも開催したイベントの模様は随時noteで共有していきますので、どうぞお楽しみに!

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