成果物と卑下

自分の成果物を「ゴミ」「クズ」「底辺」と表現して卑下する人がいるが、よくない。具体的には以下。ちなみに作っている物自体はとても良いなあ、と思っていて、僕なんかプログラミング勉強して2ヶ月の頃、おそらくphpMyAdminを起動させて「わかんねえな」って画面の前で呆然としていただけだったはず。

自分にも「初心者の〜」とかそういう接頭句つけた時期があったのでわかるけど、こういった卑下をするのは大体、「自信がないけど成果物をオープンにしたくて、上級者から何か言われた時の免罪符にしたい」から。

なんだけど、大体意味がないし、自分にとって良くない影響がある。

こういう言葉を使って自分の成果物を世に出す経験を繰り返してしまうと、「この程度のクオリティでも"劣ってる可能性があるのはわかってます"って姿勢さえ表明しておけば良いだろう」って心理がうっすらと働いてしまい、無意識に自分の成果物に限界を作ってしまう。ので、自分にとってよくない。

卑下と謙遜の決定的な違いは、それを行うことで自分の成長に歯止めがかかるか、より促されるかという点だと思う。

まあとは言え、成果物をオープンにするのは怖いっちゃ怖いので保険をかけたい気持ちはわかる。個人的にはそういう時は不安をオフにするために3つのことを考えてて、

・目の前の成果物ではなく自分の"成長率"に期待を持つ
・そもそもそんなに自分の成果物が見られると思わない
・オープンにすること自体が価値なので、公開してない人よりは勝ってるだろと謎の自信を持つ

みたいなこと。やり方がわからないうちに謎に謙虚になっても不自然なので、何も考えず根拠のない自信でも持っていた方が良いなあ、と思う。


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