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エディターやキーボードに課金したくない心理について

つまり?

無意識に上がりどまる生産性の壁を破るために買うべき

JetBrainsのセール

JetBrains この間JetBrainsの国際フレンドシップデーとかなんとかのセールで、ライセンスが50%オフになっていたので、今までめっちゃ重かった腰をあげて購入した。All Products Packの年間ライセンス134.46 USD。

結論からいうと買って正解だった。GoLandとWebStorm、RubyMineが直近使うもの。

何が良かったか

GoLandを特に使っているのだが、コードジャンプがめっちゃしやすいし、既存のエディターで十分と思っていた補完よりはるかにお節介をきかせてくれる。

TypeScript書くときにWebStorm使ってるけど、これまたハイライトなどが優れているし、import文の挿入がシュッとしてていい感じ。油断するとすごい勢いで補完したりフォーマッタがかかるので、「落ち着け」という感じで機能をオフにすることがあるくらい。

あと、前RubyMine使ってた時の体験(コードジャンプを差し置いても、起動、タイピングとの時差)が悪すぎて、GoLand絶対買わねえと思っていたが、今回買ったらめちゃ軽くて速いし、プラグインのせいで謎エラーが出ることもないし最高だった。

買い渋りについて

わざわざなんでこんなことを書いているかというと、僕の場合本当にこういうのを買うのに関心がなかったが、やっぱ買わないと損だなと強く思わされたから。

キーボードはMac bookの内臓のキーボードで良い派だし、Ergodoxとか手を出せていない。エディターも、VSCodeで十分やんけという気持ち。あと金額がすごい高い。こういった体験しないとわからないものに関して、諭吉ハードルを超えるのはだいぶ至難の技。

ただ、 UIデザイン作業の為にSketchのライセンスを購入したときにも思ったが、あり合わせのツールだったり、無料で頑張りましょう的なツールは、最低限の機能を満たしてくれるとしても、最大限の、多すぎるほどの機能を提供してくれることはない。

また、勉強の段階はプレーンなツールを使っておいて、慣れてきたら良いツール買おうとか思ったりもするのだが、多分よくない。生産性が高いと勉強の効率も上がる。アウトプットの速度とインプットの速度の上昇度合いは比例すると思う。

上がりどまる生産性

こういうツールを買わないことで、損がある場合とない場合がある。損があるのは、利用者がカスタマイズによる効率化を習慣的に行う人間ではない場合だったり、効率化をいくらしても有料コンテンツには追いつけないというほどの差がある場合。

エディターについては、VimだのVSCodeだのを使っていたが、正直カスタマイズすることに対して非常に億劫に感じるタイプだという自覚がある。コードをかきたいのであってエディターのカスタマイズをする気持ちがあんまり湧かない。とか言いながら他人のvimrcをコピってきて、機能多すぎ何も把握してなさすぎで痛い目見る、みたいなことも多々あったしもうだめ。

とにかく、エディターを例に出したが、キーボードやその他身の回りのもので効率化の為の努力をしないので、こういった事例は枚挙に遑がない。

結果何が起こるかというと、自分の使っている現行のツールに慣れてしまって、それなりに速度が上がった結果、気づかないうちに生産性が上がりどまっていたりする。ここでの問題は、下がることはないということだ。上がりどまるという表現を使ったのは、生産性が上がるには上がっているが、その上限に達していたりしてもなかなか気づかないということだ。

よく時間当たりの生産量(ひいては自分自身の時給)で換算して買うものを決めろという説教があるが、多分エディタやデザインツールなどは買ってほぼ損はないのだろう。

買うか迷うべき場面

それでも課金することに渋るべき場面は多少あると思う。迷わなかったらただの散財家。その場面というのは、単純な生産性向上が理由ではない場合。生半可なコレクターとしての意識みたいなもので購入してしまう場合だ。

全然趣味の話だしぶっちゃけ良いのだが、「めっちゃ好きで、高いの買っちゃったんですよ!」って言えないのに見栄はって高いの買っちゃったりするのはあんまよくない。今回ツールに限った議論をしているのは、そのような理由から、見栄よりは生産性を重視しやすいような場面を選んでいるから。

余談

直近はキーボード周りに課金すべきなのかも思っている。

よく「エンジニアの必需品であるキーボードに課金しないなんて!」とか書かれているブログをみると、「そうだなあ」と思う反面、よほど偉い人に言われない限り、「いや多分書いてるコード的には別に少なくないし、ジム行ってるからそんなんで疲労とか感じないからメリット実感しにくい」とか捻くれてしまう。

話は変わるが、地球の中でも日本列島は昨今、夏の季節を迎えており、非常に暑い。PCもホッカイロのように熱くなるわけだが、そのおかげでアホみたいに手汗を書く。都度除菌シートで手を拭いているが、それでもやばい。

その解決策として、リストレストを買うべきだなあと思ったのだが、ここはMinimum Viable Productの精神を遺憾無く発揮して、即席で手首を置ける場所を用意した。手前においてあるゴミみたいなのがそれ。

これが予想以上に手首の疲れや手汗を軽減させてくれて驚愕した。特にこのツルツルしたパッケージのおかげで手がめっちゃ動かしやすい(課金するより良いのではと思ってしまった)。

こんなこともあり、やっぱリストレスト買うべきだなと思って秋葉原に行ってきた。

ついでにキーボードの静音リングやキーの取り外し工具とか買ってきてしまった。

まずは手元の改善からやって、良さそうだったらErgodoxとか買ってみようかと思う。店頭でいじった感じだとぶっちゃけRealForceが一番打鍵しててよかったんだけど、セパレートキーボード風にHHKB2台並べたらだいぶ調子よかったので、多分買ったら生産性が上がると思う。

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