見出し画像

【シティリーグ4-1】ミュウツーコントロール解説【ポケモンカード】

こんにちは。名前はまだありません。

今回はシティリーグで使用したミュウツーコントロールについて、忘備録件解説ということで書いていこうと思います。 



ミュウツーコントロールの歴史

まずはミュウツーコントロールとは何かというと、名の通りミュウツーVUNIONでコントロールしていくデッキの名称になります。

自身のワザで、エネルギー加速、HP回復、ダメカンばら撒き、300ダメージ、さらには特性で相手の気絶ワザまでも防ぐことが出来ます。

このカードを使ったコントロールデッキの初出はNAIC(North America International Championships)2022のTOP4に入られたSander Wojcik選手が始まりだと言われています。

当時のデッキリストはこちら

ミュウツーVUNIONがバラバラなのは仕様です

この構築はカビゴンでドローをしてハイパーボールなどでミュウツーVUNIONの四肢をトラッシュに溜め、ミュウツーVUNIONの4枚+超エネルギーが2枚(場合によっては1枚でも)ある状態で蘇生、そのターンのうちにユニオンゲインを打ってエネルギーが付いた無傷のミュウツーVUNIONを生成します。
当時は圧倒的パルキアVSTAR環境で、ベンチを最大限絞ることによって、パルキアVSTARからのダメージを200以下に抑え、ミュウツーVUNIONの超再生によって回復するとポケモンが倒されることがなく、相手の山札切れまで待つことが出来ます。(手帳シマボシエール団により、とんでもない下振れを引かない限りは山札が増える)
ボスやクラッシュハンマーで相手の攻撃出来ないポケモンを縛ることによってサイコプロージョンを連打してサイドを6枚取りきることも出来ます。

最近では、ギラティナVSTARが雪道を張って特性フォトンバリアを貫通しながら気絶ワザを打ってきたり、そもそも悪タイプが多くてミュウツーVUNIONの通りが悪いなど、かなりの逆風が吹いていました。
そんな中とある方がミュウツーVUNIONを使ったコントロールデッキでシティリーグ優勝を果たします。(ここでは名前を出すのは控えさせていただきます)

2023年10月のシティリーグ

レジエレキのでんじソナーでドローサポートやハイパーボールを回収しながらミュウツーVUNIONをトラッシュに揃え、爆誕させていく構築になります。ミュウツーVUNION以外の勝ち方があるのも良く、170以下しかダメージが出ない場合はレジエレキに勇気のおまもりを張り、ボタンで回収することによって気絶されないループを生み出したり、相手の攻撃出来ないポケモンをクチートのあまいわなで縛って山札切れまで待つことも出来ます。

同じ方が次のシーズンのシティリーグでもミュウツーVUNIONコントロールでTOP8入賞を果たします。

シーズン2

カウンターキャッチャーやゴージャスマントなどの強力なトレーナーズが追加されたことによってデッキパワーが上がっています。(立ち位置は悪くなっている)

もともとミュウツーVUNIONを使う気はありませんでしたが、長らく大会で使ってみたかったこと、良いデッキではあるのに使用者のせいで悪いイメージが付いている節があり、それを払拭したいという思いで使うことになりました。


シティリーグ当日のデッキリスト

シーズン2の構築をもとに細部を変更した

結果は4-1で9位予選落ち
ミライドン〇
トドロクツキ〇
リザードン✕
連撃〇
ブジンネイティオ〇


回し方について

じゃんけんで勝った場合は後攻を取ります。先攻の場合、サポートが打てずに後攻1ターン目から攻撃してくるデッキに種切れ負けをする可能性があるからです。

序盤はレジエレキのでんじソナーやピィのにぎにぎドロー、サポートを駆使して山札を減らしていきます。ミュウツーVUNIONを使う対面のときはミュウツーVUNIONを積極的に落としていきます。

中盤は相手がレジエレキを倒すことが出来ないポケモンで攻撃してきている場合、積極的にレジエレキでボタンを回収し、サイドを取られないターンを作るようにすると、毎ターンドローの1枚分山札を引き続けることが出来ます。

終盤には対戦相手に合ったプランニングで勝ちを目指していきます。
ミュウツーVUNIONのちょうさいせいorクチートのあまいわなで山札切れを狙う場合には山札を回復するループが存在しないので、あまり山札を掘りすぎると自分がLOしてしまうことがあり、少し山札を多く残しておく必要があります。

レジエレキボタンループをする場合は

・山札が0枚
・バトル場にレジエレキ(エネルギー付)、
・手札にレジエレキと友達手帳とボタン
・トラッシュにボタン

がある場合に

①ベンチにレジエレキを出す
②ボタンでダメージが食らっているバトル場のレジエレキを回収
③ベンチのレジエレキをバトル場に、エネルギーと道具がある場合は付ける
④友達手帳でボタン2枚を山札に戻す
⑤でんじソナーで友達手帳を手札に回収

をすると

・山札が1枚(ボタン)
・バトル場にレジエレキ(エネルギー付)、
・手札にレジエレキと友達手帳とボタン

となり、先ほどの盤面のトラッシュにボタンがあった状態から山札にボタンがある状態へと変化します。

このターンはボタンを打ち、でんじソナーでは好きなカードを回収することができます。盤面によってクラッシュハンマーやカウンターキャッチャー、相手の手札干渉するサポート(ナンジャモやジャッジマン)をケアするためにハイパーボールなどを回収することが多いです。

さらにターンが回ってくると

・山札が0枚
・バトル場にレジエレキ(エネルギー付)、
・手札にレジエレキと友達手帳とボタン
・トラッシュにボタン

となり初期盤面に帰ってきてループが完成します。

このループの良いところは山札を回復できるだけでなく、2ターンに1回好きなトレーナーズをトラッシュから回収できるという点にあります。
ここでクラッシュハンマーを持ってきて相手の場のエネルギーを割るもよし、カウンターキャッチャーで攻撃出来ないポケモンを縛るも良し、相手が攻撃出来ないターンを作り出すことが出来れば、毎ターンボタンループをする必要がなく、制限時間的にも少しゲームを終わらせやすくなります(日本のシティリーグなどのルールだと割と大事)

山札切れを狙うだけではなく、ミュウツーVUNIONでサイドを取りきる試合も多々あります。
クラッシュハンマーでエネルギーを破壊するか相手の攻撃出来ないポケモンをカウンターキャッチャーなどで縛ると、ちょうさいせいではなくサイコプロージョンを打つターンができ、その間にダメカンを乗せ続けてサイドを取ることが出来ます。
基本的には6枚取りを目指してダメカンを乗せます。こちらのカウンターキャッチャーが使えなくなったり、そもそもベンチが開いてしまうこと自体がデメリットでしかありません。


採用カードについて

・レジエレキ4枚
確定枠。でんじソナーでデッキを回していきます。
対戦終盤にはゴージャスマントを張ることによって220ダメージまで受けて先述したボタンループで山札が切れることがないループをすることが出来ます。
枚数を減らすことも考えましたが、基本的に4枚、場合によっては5枚使い隊時まであり、サイド落ちまで考慮すると抜くわけにはいきませんでした。

・ミュウツーVUNION4枚(各1枚)
このデッキの核。耐久も出来、殴りきることも出来るスーパーパワーカード。デッキの4枠も埋めてしまうだけのことはあります。ちなみにミュウツーVUNIONが入っていないコントロールも普通に強いです。(シティリーグ優勝してた)

・ピィ2枚
ドローサポートがない時のドローソース。逃げ0もかなり偉いのでサイドに余裕があったら積極的に出しておきましょう。

・クチート1枚
最後の砦。本当にどうしようもない対面にあまいわなで攻撃出来ないポケモンを縛って勝ちに行くことが出来ます。不利対面が割と多いため、ワンチャンをつかむことが出来るこのカードは必要不可欠です。

・ミミッキュ1枚
壁。このカードで詰むデッキはほぼ存在しませんが、ごく稀に詰ませてくれます。このポケモンに勇気のお守りを付けるとリザードンexからロストスイーパーが面白いくらい飛んできてレジエレキゴージャスマントが通りやすくなります。

・ミカルゲ1枚
ミュウVMAXメタカード。ミュウ対面はこれで時間を稼いでる間にカゲツで手札のエネルギーを割ったり、クラッシュハンマーやピーニャでついているエネルギーを割りましょう。

・博士4枚
ドローソース。普通のコントロールと違ってロトムVが入っておらず、ミュウツーVUNIONもトラッシュに落とさないといけないため4枚。減らすことも考えましたが安定感がガクンと落ちたので抜けませんでした。

・ナンジャモ4枚
ドローソース。博士と違ってミュウツーVUNIONなどをトラッシュに落とすことはできませんが、後半に雪道を張りながら打つことによって時間を稼ぐことが出来ます。これも博士と同じ理由で4枚。

・シャクヤ2枚
基本的にサイドに落ちたミュウツーVUNIONやレジエレキループに必要なともだち手帳などを回収するカード。4枚入っているカードが1枚以上サイドに落ちる確率が35%あり、単純計算で10回に4回弱はこのカードを打ってあげないとミュウツーVUNIONが4枚そろいません。さらにランダム3枚しか見れないというのもあり、2回打たないと回収できないこともあるので2枚。(グラジオ使わせてくれ)

・ボタン2枚
ループパーツ件時間稼ぎ件負け筋を消すカード。なんでも出来ます。ちなみにミュウツーVUNIONは回収できません。(たねポケモンではないため)
ループにも2枚必要で相手のナンジャモの返しなど欲しい盤面がかなり多かったため今シティリーグに出るなら3枚にしたいと思っています。(入れ替えるカードは考えていない)

・エール団の応援1枚
現代のミュウツーVUNIONの原案には入っていなかったカード。もともとは先述したエール団+シマボシ2枚+手帳2枚を使うことによって、よほど運が悪くない限りは山札を回復できるループのために入っていました。今回入れた理由としては、レジエレキがサイド落ちした場合や5枚目が欲しい時に、ポケモンを戻す手段がハマナのバックアップしかなく、ほかにもポケモンを戻す手段が欲しかった・クチートのあまいわなプランや、ミュウツーVUNIONで耐久し続けるプランのとき、相手の山札のほうが多い場合に友達手帳とこのカードがあると、ハマナのバックアップまで絡めて山札を10枚以上回復することができ、勝ちに行くことが出来たためです。

・カゲツ1枚
ミュウVMAX対面のエネルギーやギラティナVSTAR対面の頂への雪道をトラッシュするカード。手札を見ることが出来るというのも強く、暇なターンに使うことによってプランニングを決めることが出来ます。

・ピーニャ1枚
ミュウVMAX対面のエネルギーを割るカード。これとミカルゲが無いとミュウVMAX対面はかなり不利になると思います。

・ハマナのバックアップ1枚
ポケモン、どうぐ、スタジアム、エネルギーを山札に戻すという珍しいカード。ここにおいてのエネルギーとは特殊エネルギーでもいいため、Vガードやジェットエネルギーを戻すことが出来ます。先述したエール団と手帳で山札を大量に回復するのにも重宝します。

・野盗三姉妹1枚
原案に入っていなかったカード。入れた理由として、相手の攻撃出来ないポケモンを縛って自分の盤面を整えていくというのが基本的な動きのため、相手の手札が悪かったりする場合に攻撃されず、ボタンをレジエレキに打たなくていいターンが出来やすく、そういう盤面のときにドローを進めるよりも相手のデッキの中の入れ替えを落とせるほうが勝率が高くなると思ったため採用しました。実際にこのカードで入れ替え手段を落とすことが出来たため、不利対面であったトドロクツキにも勝つことが出来たので必要だと思います。

・カウンターキャッチャー4枚
グッズでボスの指令を打つことが出来るスーパーカード。序盤から終盤まで基本的に相手の攻撃出来ないポケモンを縛って動いていくので多ければ多いほどいいと思っています。

・ハイパーボール4枚
ミュウツーVUNIONをトラッシュに落とさないといけないためネストボールではなくハイパーボール。リザードンexなどに対してレジエレキボタンループをする場合、相手のナンジャモをケアしないといけないのでループ途中のどのトレーナーズを持ってきてもいいタイミングでハイパーボールを持ってきていらないカードを落として手札を濃くするというプレイングがあったりします。

・クラッシュハンマー2枚
原案だと4枚でしたが、エール団や野党三姉妹を入れるときに抜いたカード。クラッシュハンマーが4枚と2枚でも期待値的には2枚と1枚なので大差がなく、レジエレキでクラッシュハンマーを戻し続ける動きなどは強いため、サイド落ちを考慮して2枚にしました。

・ともだちてちょう1枚
ループパーツ件山札回復カード。原案が何で2枚じゃないんだと思っていましたが、初手に引いても弱く、シマボシも入っていないため最低限1枚あればいいと回してて気づきました。

・ゴージャスマント2枚
HPを100上げる、場合によっては勇気のおまもりの上位互換になるカード。原案は1枚で、リザードンexに対してロストスイーパーが1枚しか見えていないときにレジエレキに張って2枚目のロストスイーパーが飛んでくると破産してしまうため2枚にしました。

・勇気のおまもり2枚
対面によって貼るところが難しいカード。リザードンに対してはミミッキュに張って、リザードがミミッキュをワンパン出来なくなるため基本的にここにロストスイーパーを打ってくれます。ギラティナVSTAR対面などはギラティナVのひきさくを耐えてくれるためレジエレキに張ったりします。

・まけんきチョッキ1枚
最後の詰めのカード。クチートに貼ることによって40ダメージ以下の攻撃が0になるため、イキリンコやふしぎなしっぽのミュウなどを縛ることも出来るようになります。ミュウツーVUNIONにVガードと合わせて貼ると、ギラティナVSTARのロストインパクトが210しか入らないため、10回くらい攻撃されないと倒されなくなり、その前に相手のエネルギーが切れて勝てます。

・頂への雪道3枚
相手の事故を誘発させるカード。相手の動きは極力弱いほうが良いため、積極的に張って動きを妨害していきます。

・ボウルタウン2枚
自分のポケモンを出すカード件雪道を張り替えるカード。相手の頂への雪道を張り替えすことが出来るカードがこれしかないため、ギラティナVSTAR対面にはレジエレキのでんじソナーでも積極的に戻したりします。

・基本超エネルギー4枚
ミュウツーVUNIONのためのエネルギー。ファイナルバーンまでは打てたほうが良いので最低3枚でも回らなくはないですが、早いターンにミュウツーVUNION4枚+基本超エネルギー2枚がトラッシュに落ちてほしいため1枚増やして4枚。

・ジェットエネルギー3枚
ループパーツ件ミュウツーVUNION生成カード。レジエレキ以外の逃げエネ1のポケモンがいる場合、レジエレキをボタンで回収→逃げエネ1のポケモン前出し→レジエレキをベンチに出してジェットエネルギーを付けることによってボタンループをしたりします。さらにミュウツーVUNIONを生成するときにもジェットエネルギーを張ってバトル場に出すことによってボタンなどを節約することが出来ます。

・Vガード2枚
ダメージラインをずらすカード。先述したギラティナVSTAR対面はもちろん、今では少なくなりましたがロストバレットのカイリューVなどにもこれを張ることによって抗うことが出来ます。


終わりに

ふとnoteを書いてみたくなってここまで書いてきました。自分自身、文字数が多いことを謳っているnoteは、文章が纏められないだけの駄文だと思っていましたが、いざ書いてみると少し文字数が多くなってしまい、自分の文章力の無さに落ち込んでいるところです。最後まで読んでいただいた方はありがとうございました。次があるかはわかりませんが、次のnoteでお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?