ホロライブ広報の弱さ

ホロライブファンです。界隈には今年から入ったので、曖昧な部分が多くあります。便宜的にカバー株式会社をホロライブ、いちから株式会社をにじさんじと表記しています。

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今vtuber界隈はにじさんじとホロライブが2大巨頭として君臨している。        しかし、vtuber企業としての路線が違うとはいえ、外部企業やメディアの注目がホロライブ以外のvtuber企業に集中しているように感じられる。               この記事では、その理由の一つとして広報の脆弱性に注目した。

1、リスナーへの広報       

リスナーへの、特に新規への広報が弱いために新規リスナーの獲得や注目度が上昇しにくくなっていると考えられる。

公式サイトでの情報の遅さ

公式サイトやSNSでの宣伝にばらつきがあるために新規リスナーが気づきにくい環境がある。

例:2020年7月12日時点で(facebook)フレア3Dお披露目以降の宣伝更新がない(公式HP)ココ3Dお披露目以降宣伝更新がない

※注意:Twitterやyoutube上では毎日毎週宣伝が更新されている。また、PRTIMESなどのネットニュース媒体においても積極的に宣伝している。

7月12日20時からのわための3Dお披露目も宣伝されていない。💦

メディアコラボの宣伝

公式チャンネルでラジオなどの外部へのリンク動画投稿&まとめがない。ラジオやテレビ、雑誌等への出演はyoutubeというプラットフォーム以外の仕事であり、今後も続けられるように宣伝は欠かせないはずである。だが宣伝は個人が行うに留まっていて、文化放送V&Rの動画では再生数が伸びていない。

例:ホロライブ presents 星街すいせいのMUSIC SPACE (2020年4月5日 - 、超!A&G+※)、すばるあずきみずしーの3コードミラクル(文化放送超!A&G+、2020年4月5日 - 、メインパーソナリティ - AZKi)ホロライブpresents Vのすこんなオタ活なんだワ!(響 -HiBiKi Radio Station- 2020年5月6日 - 、メインパーソナリティ - 白上フブキ・宝鐘マリン)はホロライブ公式チャンネルからのリンクがない

にじさんじも同じようにラジオ番組を持つがこちらはにじさんじ公式HPにリンクが貼ってあり文化放送V&Rに残っているアーカイブを見る限り再生数が明らかに違う。     広報の差は歴然だ。

2、企業やメディアへの広報

またホロライブは外部企業やメディアへの表立ったアピールが弱いために注目度が低いと考えられる。

公式HPからみる外部向けの広報

公式HPで他社コラボやコラボ配信の宣伝をしていない。「アズールレーン」「vtuberチップス」他、コラボ自体はやっているはずなのに、実績が不明なために宣伝力も不明である。 注意:PRTIMESなどのネットニュース媒体においてコラボアイテムは宣伝している。

コラボや案件配信はvtuberの宣伝効果を期待しているものである。          公式HPを見る限り自社製品の宣伝しかしていないため、案件配信、コラボをしたところで旨みがないと思われても仕方がない。
その点他のvtuber企業は積極的に外部企業とのコラボを宣伝している。

にじさんじ、upD8、774の一例

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https://www.774.ai › news
ニュース | 774 inc.

数字を出して、アピールしていない

また、にじさんじは外部企業向けに自社の強みを数字やデータで示している(資料もよく出来ている)。これが外部企業やメディアへ、他vtuber企業と比較して強い優位性を担保していることは間違いない。

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もちろん各ライバーの普段の活動(配信)が企業の目にとまり俗にいう案件につながった事例もあるが、背景には企業としての広報の差があるように思える。

しかし、まったく宣伝していないのでもったいないが、ホロライブは数字だけなら2020年7月現在で十分に競っている。先週先々週に行われた3D配信ではvtuber界初の同時接続10万人以上を達成している。見てない方は、一度観てみて欲しい。この記録からにじさんじの最高同時接続が約7万人ということを考えると、勢いでは明らかに差がついていると言えるだろう。

※注意:先週の天音かなた3D配信ではTwitterトレンドで日本1位世界1位アメリカ4位インドネシア7位フィリピン9位を達成している。

登録者数や同時接続1万人以上の配信数、トレンド等の詳しいデータは揃えられなかったが、数字やデータを活かした広報をすれば外部企業からの注目度も増すと考えられる。

最後に

カバーは今年に入ってから急成長したイメージがあるが、他の大手とは違い企業としての実績のアピールや宣伝が足りていない印象を受ける。

中小レベルの企業が突然2大巨頭の一角として踊り出たのが現状で、(今の外部企業の注目度は半年前が参照されているので、注目度の変化が分かるのは半年後かもしれないが)社員が足りていないのか分からないが、広報周りの脆弱さは弱点と見える。

今後の安定した成長戦略には、広報活動を通した、外部企業とのコラボ、さらにそれを通した、国内外の新規リスナーの獲得が不可欠だと考える。

他のvtuber企業の広報戦略を模倣し、ホロライブのひいてはvtuber界隈全体の宣伝力が上がれば、普段vtuberを観ない層を開拓し、vtuber界隈全体が盛り上がっていくと考えられる。


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