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議論の質が向上!プロダクトデザインチームとしてアウトプットを増やすための取り組みとは? #今日のヤプリ

こんにちは、プロダクトデザイナーの井元です。
最近はバイクで関東近辺にでかけたり、その動画をYoutubeにあげたりして遊んでいます。
この記事では、ヤプリのプロダクトデザインチームで行っている「チームとしてのアウトプットを増やす」取り組みについてご紹介します。このやり方はデザインチームだけではなく、いろんな部署の方にも役立つ部分があると思います。

現状のプロダクトデザインチームはそれぞれのプロダクト内のプロジェクトをメインで見ることが多く、チーム内で相談会やレビューを実施した際にそもそもの仕様など前段の話の説明コストが高くなってしまう課題がありました。
ワークフローの再構築をしているなかで、「それぞれがプロジェクトや各プロダクトをより理解できた状態で議論できれば、アウトプットの質も良くなりそうだよね〜」という話が上がり、チームとしてよりよいアウトプットを出すための取り組みをしてみたのでいくつか紹介したいと思います。

[前段] まずチームで方向感をあわせてみる

もともと品質を上げるためのワークフローの再構築をしていたので、そのたたき台をもとにフローのどの段階で議論できればいいかについて議論してみました。

結論として、
UIレビュー前(UIを確定する承認MTG前)
画面仕様決め前 (課題に対する設計と要素変更はどのようなものがあるかをまとめる段階の前) 
は最低でもチームで議論しようという流れになりました。

[テスト] アジェンダを思い切って入れ替え!議論する時間を作ってみた!

チーム内で各メンバーの取り組みについて、気軽に相談する機会を増やすために、ライトなアクションとして定例会を見直してみました。
以前まで、各メンバーのタスクの進捗確認がメインで、相談は余った時間でというスタイルだったのですが、その比率を逆にしてそれぞれの案件の相談の時間を増やしました。具体的には、
- JIRAチケット作成時のテンプレ作成
- それぞれのタスクを一覧で見られる場所を作成

をすることによって、各デザイナーが現在取り組んでいるタスクやその背景を把握しやすくしました。
結果、今チームで動いていることはコンフルを見るだけで確認できるようになり、定例では実際に取り組んでいるものについてFigmaなどをベースに話す時間が増えたと感じています。

課題や反省点
1.相談ごとにフィードバックする構造だとプロダクトへの理解はそこまで深まらない?

もともと各プロダクトや案件への解像度を上げることが目的の一つでしたが、どうしても相談を受ける側の立場となると、そこまでそのプロダクトに対して深く考え込めないという課題感がでてきました。

2. 人数が増えるとそれぞれが各テーマにコミットできるようなMTGにならない?
現状5人 (内一名兼務) のチームですが、この人数で議論しているとどうしてもそれぞれのメンバーがフルでそのMTGにコミットできる状況を作りにくかったり、それぞれが言いたいことを時間内に言い切ることが難しいなと感じました。

[改善] ペアデザインしてみる

上記のような課題感を受けて現在取り組もうとしているのは、同時進行で作業を行うペアデザインです。
これから運用予定でまだテスト的な活動しかできていないですが、おおまかに行ったこととしては、以下のとおりです。

  • オーナー・バディの体制で、大元の前段整理やスコープはオーナーが事前にまとめる

  • まず小・中規模案件で行う

  • 週に2.3回、30分から1時間でZoomやDiscordでお互いに作成したものをベースに議論する

  • ペアで取り組んだものをチームにレビューしてもらう

まだ回数は重ねられていないですが、他プロダクトへの解像度を上げる、品質向上という観点では改善が見られたと思います。
やはりただ見たものをレビューするというよりは、少し時間を割いてアウトプットを出した状態でお互い議論するほうがより盛り上がりますし、結果としても良いものができていきそうな気がしています。
チーム内のメンバーでこのペアデザインを回し、改善していくことでよりよいアウトプットにつなげていければと思っています!

さいごに

以前のワークフローやリサーチの記事でもありましたが、ヤプリではこのように品質向上のために様々な取り組みを試しながら改善をしていく活動をしています。
日々のプロダクトの取り組みは当然ながら、リサーチ手法や、ワークフローについても正解はないという前提で、これからも日々再構築していけたらいいなと思っています!

ヤプリでは、一緒にプロダクトの成長を加速させるデザイナーを募集しています。少しでも興味をお持ちいただけましたらカジュアルにお話を聞きにきてください!


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