私は、そこそこ大きな企業に勤めている30代です。
30代に突入してから、会社の同期は出世組とそうじゃない組の二極化が強くなりました。
その差は歴然で、何か相当な変化が起きない限りは出世組はどんどん出世していくだろうし、取り残された組は出世できないだろうと思います。

しかし、出世した先輩達を見てみると必ずしも出世することが幸せではないなとつくづく思います。本当は出世なんてしたくなかったし、やらされ感だけで仕事をしていると口にする先輩は、どこにでもいます。彼らに共通するのは、収入を増やしたいがために出世を目指したという点です。しかし、お金のために出世を目指し、出世できたものの、やりたくない仕事や長い拘束時間、上司へのごますりなど神経をすり減らすことばかりやらされているのでは元も子もないでしょう。おまけに日本企業では年功序列が強く根付いており、出世できたとしても収入はそんなに増えないことが大半で割に合いません。

なので、出世したいと思っている人も、なぜ出世したいのか？を深掘りして考え、それがもっと稼ぎたいとかいう理由なんだとしたら、出世以外の選択肢も考えて良いのではないかと思います。本業の仕事は早く終わらせて副業をするという考えも、これからさらに当たり前になっていきます。もちろん、この会社で上を目指したいという野望があれば出世を目指すのも全然悪くないと思いますが。