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感性を養うために大切な方法

生活の中で何をもって満足といえるのかは人によると思うのだけど、わたしの中での圧倒的基準として「本を読める時間がとれること」というものがある。

だいたいよほどの厚みじゃなければ一冊2時間くらいで読み終わる。だから1日のなかで最低2時間の余裕を持って日々を過ごしたいと思っている。でもこれは最低レベルである。

ふと考えてみたら、一日に一冊しか本が読む時間が取れないとなると、一年で365冊しか読めない。それも今の生活状況からすると結構がんばってそれだ。足りない。だって本は毎週のように新しいものが刊行される。

一生のうちに出会える本の数なんて、なんて限られているのだろう。うっかり手に取らなかった本の中にわたしにとってバイブルになるような本があるかもしれないのに。膨大な本の中で失敗の許されない選択が試されてると重思うとちょっと泣ける。責任の重さに震える。

でもそれはわたしにとっては本の話だけど、たとえば旅人にとっては国や都市に当たるのかもしれない。今目の前にある「それ」だけではなくて、もっと見えていないところに、気が付いていないところに自分にとって合うものや好きなものが隠されているのではないだろうか。

ないものねだりと言われてしまえばそれまでだし出会わないということは運命じゃないだけかもしれない。でも、それならば尚更より多くのものに出会いたいと思うのだ。よくばりなのは重々承知だけど、一概に悪いことでもないんじゃないかなと思っている。なぜなら、さらに良いものをと常に上を向くことができるからだ。

そうしたときにじゃあどうしたらもっとたくさんのものに出会えるんだろうと考える。自分の感性だけで見る世界というのはどうしたって限られてしまう。

それならば、全く思いもよらないところから出てくる出会いを大切にしたほうが良いのではと思いつく。全く違う第三者の感性とか、意見とかを取り入れて「出会ってみる」「試してみる」ことを億劫がらずにどんどんやってみるべきなのでは。

自分の好みでこれだ!とわたしはずんずん突き進んでしまいがちなのだけど、そうやっていくことで自分の「すき」や世界がどんどんアップデートされてゆくんじゃないかなと思う。

そうやってどんどん新しい世界を知って、感性をがんがん養っていきたいこのごろ。

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もっともっと新しい世界を知るために本を買いたいなあと思ってます。