“広げる”よりも“深める”フェーズへ  #SNSブランディングインタビュー01「とみこさん」

8月から始まった『SNSブランディング』コミュニティ。

このコミュニティは「SNSでの発信を楽しみながら、継続できるようにすること」を目標にSNSを使って楽しく発信することを話したり、使いかたを共有しあったりするコミュニティです。

その中で立ちあがった部活の一つ「マーケティング部」では、「SNSをきっかけに人生が変わった人」を取材していくことにしました。そして、その人とSNSとの関係性や今後の関わり方についてインタビューを行い、私たち自身がSNSとどう向き合っていくのかを改めて考えるきっかけにしたいと思っています。

第一回目にお話を伺うのは、このコミュニティ自体を主宰しているとみこさん

現在みずからを“SNSデザイナー”と名乗り、企業のSNSブランディング、施策設計、発信方法などのディレクションや、インスタマガジン『cocorone』の編集長などさまざまな仕事を行うとみこさん。SNSとどのように関わってきたのでしょうか。

「これからはSNSの時代だ!」から始まった関わり

ーー最初にSNSと出会ったのはいつですか?
高校卒業のタイミングかな。当時mixiが流行っていて、お姉ちゃんに聞いて初めて知ったんだけど、それまでインターネットに対して免疫がなかったから「え、なにそれこわい」って思った(笑)

ーー実際に始めてみてどうでしたか?
始めてみたら自分の考えを発信するのが楽しくて、毎日日記を書いていたけど、「交流する」のが一番の目的だったかな。

ーー仕事としてSNSに関わるようになったのはいつからですか?
3年前にWEBの会社で働いていたんだけど、そこが町歩きのメディアをやってたのね。そのときに上司が「これからはSNSの時代だ!」って言い出して。メディアへの流入のために「10000フォロワー」を目指してTwitterをやり始めたのが最初かな。

ーーフォロワーを増やすうえで苦労はありましたか?
同僚みんなで「RT」や「いいね」をしあってたから、それぞれのフォロワーから色々な属性の人たちに広がっていって。そうやって徐々に増えていったから、そこまで苦労はなかったかな。あと、当時はたくさんフォローしてフォローバックしてもらって増やすっていうやり方もしてた。それもあって少しずつ増えていったかも。

ーー仕事として始めたTwitterだと内容も仕事関係のことだったんですか?
いや、何をつぶやくかは結構自由だったから、私はスタバのことや、食べたものやファッション、コスメとかいろいろつぶやいてて。そのときは特に軸を持ってやってたわけじゃなかったかな。

写真は枚数よりも質が大事

ーー最初に「バズ」を経験したのはいつですか?

スタバの新発売フラペチーノの投稿。スタバの公式アカウントがRTしてくれたのもあって、1000件いいねが来たのは嬉しかったかも。

ーーバズを狙ってツイートすることはありますか?
それはあんまりないかな。役に立つこととか、保存したくなることを書くといいなっていうのは最近少しわかってきたけど。あとはお店の名前や場所、メニュー名とか、より具体的な情報があった方がいいかも。あとは定番だけど箇条書きとかね。

ーー投稿する際、写真の枚数などは意識していますか?よく「3枚がベスト」って聞きますが。
コンテンツさえ良ければ見てもらえるから、そこまで強く意識はしてないかも。枚数よりも質にこだわるかな。

ーーおしゃれな写真が多くていつも素敵だなって思って見ているのですが、こういう勉強はどこでされたんですか?
最初の会社のとき、撮影も全部自分でやってたから、そこで撮り方とかを一から教えてもらったの。

ーー特にこだわっているポイントはありますか?
やっぱり日当たりは一番気にしてるかな。
あとは「まず見本をみろ」って教わったから、撮りたいものがあったらまず公式をみて、構図や周りのものや背景をよく見てから撮影してた。だから、今でもInstagramやPinterestで撮りたいものを検索して、よく見てから撮るようにしてる。サッと検索したいときはPinterestのほうが綺麗な写真が揃ってる気がするから、そっちのほうがおすすめ。

Twitterは「ユーザーと向き合えば必ず伸びる」

ーーフォロワーさんとの付き合い方はどうしていますか?
リプとか反応してくれたものに対しては全部見て「いいね」はしてるよ。ちょっと前までは「いいね」してくれた人のプロフィールまで飛んで、その人のツイートに対しても「いいね」しにいったりしてた。そうすると何を投稿してもエンゲージメントが高くなるし、交流も生まれるの。

ーーかなり徹底してやっていたんですね。
プロフィールまで飛んで見にいくと、その人がどういうクラスタなのかわかるのね。そうするとどこから自分のツイートに流れてきたのかもわかってきて、Twitterの流れをそこで勉強できたような気がするから良かったなって思う。

ーーそれってどれくらいの期間やっていたんですか?
1年くらいはちゃんとやってたと思う。「いいね」をちゃんとしたりユーザーさんときちんと向き合ったりすればエンゲージメントが伸びるってわかってたから、時間を見つけてはちょこちょこやってたかな。

ーーアカウントを分けるなど、ツイートのジャンルを意識することはありますか?
意識してたけど、うまくできなくてやめちゃいました(笑)別のアカウントも一応あるけど、最近では自分の「ここぞ」っていうものをRTする用になってる(笑)

ーー正直、もっとフォロワーさんほしいなって思いますか?
うーん…。一時期はそう思ってたんだけど、今はそこを気にするフェーズじゃないかもって。増やすよりも今はもっとフォローしてくれてる人たちとの交流を深めるのを大事にしたいかな。

noteはTwitterだけでは伝えきれないものを貯めておける場所

ーーでは、noteについても聞いていきたいと思います。noteを始めたきっかけはなんだったんですか?
Twitterをやって3年くらい経って、その知見を貯める場所が欲しくて始めたのが最初。noteを選んだのは、好きなクリエイターさんが多かったっていうのと、エディタがわかりやすいからかな。他のサービスはデザインとかが気になっちゃうんだけど、noteはシンプルだから書くことだけ集中できるのが良いなって思って。

ーーnoteの最初のバズはなんでしたか?
3記事目で書いた Twitter運用の話だと思う。

狙って書いたわけではないけど、この記事みたいにノウハウを書いてるとどんどん反響も増えていったから「仕事につながるかも」って思うことはあった。だからフリーランスになるための準備の一環としても書くようになっていったよ。

ーーnoteから実際にお仕事は始まりましたか?
むしろそれが一番多いかも。Twitterから始まったものもあるけど、それでもnoteを書いてなかったら声をかけてもらえなかったかもしれない。クライアントさんはだいたいnoteを読んだ上で声をかけてくれるから、お仕事の内容もわかりやすいよ。

ーー Twitterだけだと仕事をもらう、という意味では限界があるんでしょうか?
Twitterだけでも、例えばフォロワーさんが10万人超えていたら仕事になるとは思うけど、ライターさんとか記事を書く人は Twitterだけじゃない別の何かがあったほうが魅せやすい気はするかな。ポートフォリオとしても使えるし、そういう意味でもnoteはおすすめ。

ーーとみこさん自身はノウハウの記事が多いイメージですが、エッセイなどは書かないですか?
記事を書く時は結論やキラーフレーズになるものを意識して組み立てて書いてるから、そういうのがわかんなくなってきちゃってやめちゃうんだよね。オチとかを探しちゃう(笑)

楽しそうなSNSには飛びついていきたい

ーーこれからのSNS自体はどうなっていくと思いますか?
SNSはどんどん変わっていくから、どうかな。 Twitter自体もどうなるかわからないなっていうのがあったから、noteに知見を貯めておいたっていうのもあるし。私自身は楽しそうなものがあったら飛びつくと思う。
今後は、mixiみたいにオンオフの垣根がなくなるコミュニティメインのものがはやるような気がしてる。リアルな知り合いがいた方が親しみも湧いてくるしね。

みんなで頑張りあえる場所作りができるコミュニティ

ーーこのコミュニティはとみこさんは主宰でやられていますが、なぜコミュニティを立ち上げようと思ったのでしょうか?
ほとんどノリに近かったかも(笑)
立ち上げるちょっと前に、SNSについて教えてみるのはどう?って言われたことがあって。そしたら「有料でもいいから教わりたい」って言ってくれる人もいて。あとは、チームになってやることで気持ちや知見を高められることを前職でも経験していたから、そういう場が欲しいなと思って自分で立ち上げることにしたの。

ーーただノウハウを書いたnoteを販売するんじゃなくて、コミュニティにしたのはみんなでやりたかったからですか?
うん。みんなで頑張りあいながらやれば、SNSについて悩んでる人や苦手意識を持ってる人のハードルを下げてあげるお手伝いもできるかなって。

ーー始めてみて思ってたことと違ったことはありましたか?
熱量が思ってたより高くてびっくりした(笑)私自身がそもそもコミュニティに入ったことがなかったから、やりかたもよくわかってなかったんだけど、でもみんなすごく熱量があって、部活の立ち上げやオフ会についても提案してもらえてありがたいなって思ってる。

ーーとみこさん自身の新しい気付きはありましたか?
最初はリーダーだし「何か提供しなきゃ!」って思ってたんだけど、みんながいろいろ提案してくれるから大丈夫かもって安心できるようになってきた。だから、最近はリアルで仲良くてフォロワーさんが多い人たちとみんなを繋げる方に注力していこうかなって思ってる。せっかくだから、自分にしかできないことを提案していきたいなって。

ーーコミュニティ運営は楽しいですか?
楽しい!最近一番読んでもらえた私のnoteが「夫婦共有slackのすすめ」だったんだけど、これ元はカナエナカさんが書いた「欲しい情報を上手に管理する「じぶん専用Slack」9つの活用レシピ」だったのね。でも私はきっと誰かに反応してもらわないと続かなくて(笑)自分が投げたことに対して何かしら反応があるとやる気が出るから、そういう意味でもみんなでアウトプットする場を作れてよかったと思ってる。

ーーコミュニティとして今後どうなっていきたいですか?
もし、もしもわたしが起業して社長になることがあったら、コミュニティのメンバーに声かけると思う。みんなそれぞれnoteだったり、Instagramだったり、写真だったり、得意分野があるから、チームとしても機能するんじゃないかなあ。

読んだあとにほっこりできるものがすき

ーー最後に、それぞれのSNSでとみこさんが最近注目している方たちを教えていただいてもいいでしょうか?
Instagramは「つちめい飯」「hyphen.」。最初に出たときからcocoroneのSlackで話題になってて、新しいものが出るとみんなでチェックしてる。
Twitterは何人かいるから、そういう人たちは「バズ分析」みたいに名前つけてリストを作って勉強してる(笑)
noteはね、徳瑠里香さんの記事が好き。子育て系のものなんだけど、読んだあとハッピーになったり、ほっこりしたりするようなものが好きでよく見てるかな。

ーーありがとうございました!

「単に数だけ増やせばいい」というやり方ではなく、自分のTLを見にきてくれた一人ひとりに向き合い、好きになってくれる人を着実に増やしていったとみこさん。そんなとみこさんの発信を追い続けていく人はきっとこれからもどんどん増えていくんだろうな——楽しそうにSNSの話をしてくれたとみこさんを見て、思わず私までわくわくしてしまいました。

これからもSNS上で楽しそうに過ごすとみこさんの姿を追っていけたらと思います。

【profile】
とみこ
インスタメディア「cocorone」の編集長。
東京生まれSNS育ち、フリーランスの“SNSデザイナー”。
企業のSNSブランディング、施策設計、発信方法などをディレクション。
SNSのフォロワー数は累計3万人を突破。オンラインコミュニティ「SNSブランディングの作り方」にて、個人発信のアドバイスなども行う。
twitter ID :@tomiko_tokyo

来月は、Snapmartの社員であり、自身もパラレルワーカーとして活動の幅を広げる村上あゆ美さんにお話をお伺いします!


writer:佐倉ひとみ
編集:ゆきなつ
photo:けーすけ

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