「チャリ」って初めて口に出した日のこと覚えてる

なるだけこだわり過ぎずに、ゆるやかに決め事を作り過ぎずに生きていきたいと常々思っているのだけど、そういえば一つだけは心がけていることがあるなあとふと思い出した。

それは乱暴な言葉はなるべく使わずに過ごしたいなというもの。

特に「うざい」「きもい」「やばい」。中学生や高校生のときに覚えて以来の頻出ワード。

「うざい」や「きもい」はさすがに使わなくなったけど、「やばい」は今でも使ってしまう。便利だよね。でもなるべく何が「やばい」のか言いたいよね。「やばい」撲滅委員会を立ち上げたい。

今でも話し出すと語彙力が消滅してしまうタイプなので「すごいねー」とかで会話を終わらせてしまうことも多々あって、それはとても反省しているのだけど。

でも「お前」とか「ふざけんな」「ぶっとばすぞ」みたいな言葉は使わない。多分口に出しても言ったことない。

特に生きているなかで、言葉使いについて意識したことはなかったのだけど、このあいだ、友達と自転車の話になったとき、その子があまりにも自然に使うものだからわたしも思わず「チャリ」って言ったことがあった。言った瞬間にやにやしてしまった。「わたし、いま『チャリ』って初めて口に出した!」って気づいて興奮した。

そのときにわたしってもしかして今まであんまり乱暴な言葉は使わないで生きてきたのかもしれないと気が付いた。

綺麗な言葉使いということでもないと思うけど(よく言われる「ら」抜きなんてしょっちゅうだ)でも、乱暴なことはあんまり言ったことがないぞ…と。

これは別にわたしの育ちとかでは全くもって関係なくて、ただ単に物語の特に海外児童書を読むことが多かったから、そのへんの言葉使いが影響されているだけなのかなと思うのだけど。

そして別に「チャリ」っていう友達がよくないとか、口が悪いのがみっともないとかそういうことでも全くない。

ただただわたしはそういう言葉をあまり使わないで生きてきたし、せっかく気づいたのだから、これからもなるべく使わないで生きていきたいなと思ったおはなし。


もっともっと新しい世界を知るために本を買いたいなあと思ってます。