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cocoroneっぽいって何だろう。コンテンツ作りのはなし。

cocoroneWEBサイトを記念して、編集後記をそれぞれのチームからお話しています。

今日はわたし。コンテンツ作成チームの佐倉ひとみと申します。今回はcocoroneで日々コンテンツを作成していく上で大切にしていることをお話していきたいと思います。

わたしは他のチームのみんなが作ってくれた「cocorone」というメディアを読んでくれるみなさまにわかりやすく伝えることが、コンテンツチームとしての仕事だと思っています。

なので「cocoroneっぽいね」って小物や場所を人からおすすめされると、私たちはむちゃくちゃに喜びます。なぜならそれは「cocoroneっぽい」世界観を作り上げることに、とてもとてもこだわっているから。

じゃあ具体的な「cocoroneっぽい」世界観って具体的にはどういうことだろう。コンテンツを作成する手順に加えて、私たちが大切にしていることをお伝えしていきます。

この記事の内容▽
・cocoroneを伝えるペルソナ作り
・ルームメイトさんたちとつくり上げるcocorone
・オリジナルコンテンツもつくります
・コンテンツ作りのおはなし
  1.投稿プラン作成
  2.素材探し
  3.デザイン文言、テキスト作成

cocoroneを伝えるペルソナ作り

わたしたちがcocoroneをどんな人に読んでもらいたいかなと考えたときに、「好き」なものに対して少しだけこだわりが持てる、自立した大人の女性に向けてお伝えするのが良いんじゃないだろうか。そして「テーブルから半径5mを彩る」うつわやお花やごはんについて、興味のある人たちにとって良いものをお伝えできたら良いんじゃないか。そんな風に考えました。

そこで生まれたのが、30代前後でうつわやお花やごはんについて好きなひとりの女性です。彼女が日々の生活のなかで知ったこと、学んだことを日記を書いているようなテキストで伝えたら、みなさまにより伝わるのではないかと話し合いました。

この女性については、名前や年齢はもちろん、イメージモデル、職業、居住地、趣味、性格、好きな雑誌や交友関係、彼との馴れ初めに至るまでかなり細かく設定しています。私たちの会話のなかでは、さながら存在するかのように「あの子、こういうのすきだよね」「あの子、こういうとこあるよね」と話題に出てきます。

たくさん妄想したなかの性格の一部はこちら▽

・人混みは苦手だけど、季節の行事は大事にしている
・いいコンテンツにはお金をしっかりかけたい人
・お酒は積極的には飲まないが、結構強い
・朝市とか蚤の市とかテンション上がる
・店員さんとのおしゃべりは結構すき
・遠出の際は道の駅で新鮮な野菜を買うことが楽しみ

創作だけど、なりきって書くから厳密には自分なのかもしれないけど、でも彼女は私たちの大切な友達です。

そんな彼女が書いた日記のようなゆるい柔らかい日常が、みなさまにとって「cocoroneっぽい」と少しでも思ってもらえたら何よりの幸せです。

ルームメイトさんたちとつくり上げるcocorone

わたしたちがやっていきたいことは、テーブルから半径5m以内の心の底からすきなものを、約100名の協力インスタグラマー"ルームメイト"さんたちと作ること。

なのでcocoroneルームメイトさんたちが、とってもとってもとっっっっても大切な存在なのです。ルームメイトさんたちがいないと私たちは何もできません。

日々ルームメイトさんたちの投稿を見て、素敵だなあと刺激を受けることはもちろん、投稿されているものを見て流行を勉強させてもらっています。

通常、投稿する内容は事前に決めていますが、「このハッシュタグ最近よく見るよね!」と話題に上がると、差し替えることもしばしば。少し前に投稿した「おうちオフィスの作り方」なんかはその一つです。

ルームメイトさんたちに募集をかけて教えてもらった、写真やお話から投稿を作ったり、1人のルームメイトさんに取材のようなかたちで「#私のとっておき」を聞いたりすることもあります。

このようなルームメイトさんたちとの関係がcocoroneの強みであるし、何よりも大切なことだとも考えています。

オリジナルコンテンツも作ります

私たちがやりたいなと思うテーマがあるときは、自分たちで撮影をすることもあります。特に季節のご挨拶に必要な「手土産図鑑」は日本の歳時記をアップデートして発信したいcocoroneにとって、ひとつの大切なコンテンツです。

お料理のレシピもコンテンツチーム内の仲間が作っています。

わたし個人としても読書好きということで毎月選書させてもらってます。

良いものへの感度はいつも光らせておきたいなあというのは、わたし自身cocoroneに参加してから強く思うようになりました。「ミーハーになる」というとちょっとだけ違うかもしれないけど、たくさんのものを見ないと自分のなかの「好き」を判断できないなと思うからです。

コンテンツ作りのおはなし

ここからは実際の作業内容についてお話します。

わたしがやっているコンテンツ作成というのは、他メディアさんでいうライターのお仕事とほぼ同じです。簡単に説明すると、作業工程は3つ。

1.投稿プラン作成(企画)
2.素材探し(取材)
3.デザイン文言、テキスト作成(執筆)

1.投稿プラン作成

投稿月の2ヶ月前になると、コンテンツチームでどんな内容の投稿を作ろうか会議をします。必ず入れたい歳時記の情報、旬の食材や花を入れ込みつつ、お互いがInstagramを見ながら「良さそう!」「かわいい!」と日々思ってストックしておいたものを見せ合ってカレンダーを埋めてゆきます。

毎月、1ヶ月分の投稿内容を考えるのは大変ですが、ここが全てのはじまりなのでお互いの「すき!」を存分に語り合って決めていく、とても大切な作業です。(ちなみにかわいい!が高まりすぎて脱線することも多々)

2.素材探し

テーマが決まったらそれぞれを担当別に振り分けて素材を探していきます。cocoroneで使わせてもらう素材は、ほとんどがルームメイトさんたちの写真。100名を超えるルームメイトさんたちの日常の中で撮る写真を、決めた投稿内容に合わせてお借りし、デザインを施します。

Instagramはやっぱり画像のメディア。数多くの投稿が並ぶTLのなかで、パッと目を引くようなものを選ぶことが大切です。cocoroneでは毎回素材にデザインをいれているので、そのデザインがより引き立つもの、一瞬で何のテーマかわかるものといった基準をいくつか設けて選び抜きます。

3.デザイン文言、テキスト作成

写真に入れる文言はできる限りキャッチーで端的にテーマを伝えることを意識しています。あれこれ詰め込みたくもなるのですが、ホーム画面で見たときや数多くの投稿が流れるTL上では、あまりに長いとただごちゃごちゃしたものになってしまうからです。

文言を考えたら、あとは最高にかわゆく仕上げてくれるデザインチームにお願いしちゃいます。

デザインをお願いしているあいだに、コンテンツチームはテキストを作成します。

先ほど、「Instagramは画像のメディア」と書きましたが、画像だけでは伝えたいテーマを語りきれないこともたくさんあります。それを補充する意味でも、ためになる情報だったり、ほっこりしてもらえるようなコラムを伝えるための文章作りを心がけています。

作り上げたペルソナの性格や交友関係から想像してストーリーを作り上げていくことも意識しています。

細かなこだわりはたくさんありますが、例えば…

・あんまりはしゃぎすぎない性格なので「!」は基本的に使用しない
・日記を書いている設定なので丁寧語だけど敬語にはしない
・やわらかな空気感を伝えたいのでカタカナよりはひらがな多め

などなど、表記ルールを作って共有しています。

誰かに積極的に語りかけているわけではないから、強い主張があるわけではないかもしれないけど、読んでもらったときに「そうなんだ」と思ってもらえたり、どことなくほっとしてもらえるような、そんな文章作りを心がけています。

さいごに

cocoroneの世界観作りについてつらつらと書いてみましたが、雰囲気だけでもお伝えすることができましたでしょうか?

Instagramから始まったcocoroneですが、WEBサイトができたことでもっともっとたくさんの挑戦ができるようになったんじゃないかなと思っています。

そのすべての挑戦に「cocoroneっぽい」と言ってもらえるように、これからも頑張っていきたいと思います。

次回のcocorone編集後記の更新は明日(29日)。
コーディネーターのこまみさんからお伝えしますっ

もっともっと新しい世界を知るために本を買いたいなあと思ってます。