ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。イザヤ9:6
　※「ひとりのみどりご」「ひとりの男の子」はキリストを指します。「不思議な助言者」とは「ワンダフルカウンセラー」という意味です。


　誰でも口には出さないだけで、1つや2つ、3つ、4つと苦しい思いを持ちながら頑張って生きています。だから「なんで自分だけが…」と自己憐憫になり、周りに当たることはみっともないことです。

　しかし、心苦しい思いを幾つも抱えたまま、「みんなも同じなんだ…私も頑張らねば…」と自分を叱咤激励しすぎると、精神衛生上良くないと思います。いつか自分の中が焦げ付き停止してしまうのでしょう。

　心苦しい思いや悩みは人と比較するものではありません。苦しい思いや悩みは完全に個別的なものです。また口に出せないということは、人には言えないし、自分でも口に出したくないということでもあります。いっそのこと口に出してしまった方が気分的に楽になるのでしょうけど、そんなことを聞いてもらえる人がいるはずがない…、人に言う勇気もない…、人に言うとどう思われるか分からない…ということで心に溜め込んでしまう人もいるでしょうね。

　でも知ってください。どんなことでも洗いざらい言うことができて、しかも秘密は必ず守ってくれて、更に恥ずかしい思いに決してさせることのないお方がいます。それがキリストです。実は、キリストは聖書の中でワンダフルカウンセラーだと呼ばれているのです。

　一人になれる場所に行って、キリストに向かって、「神様、私の心にある思いを聞いてください」と打ち明け始めてください。心にモヤモヤが沸き起こってくる度に、キリストにその思いを告げてください。キリストに告白し続けるうちに、必ず心が晴れて軽くなり、良い考えが浮かんで来るはずです。特に口に出すのが苦手な方は、キリストにしっかり聞いてもらいましょう。いつまでも心に溜め込むのはよくありません。キリストに聞いてもらいましょう。


■祈り■
　心の健康を保つために、心をきれいに掃除して、空気を入れ換えないといけません。神よ、あなたとの対話を通してそのことを行うことが出来ますように。イエスの御名によって、アーメン。