『何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。これが律法であり預言者である。』マタイ11章12節


　自分の人生を生きているのに、「人がどう思うだろうか」と気にしすぎていては、自分の人生を生きることができません。ですから、定期的にセルフ・カウンセリングをする必要があります。

「自分は何がしたいんだろう？」
「自分は人生において何を達成したいんだろう？」
「自分は人生を生きていく中でどんな人間になりたいんだろうか？」
「そのために今何をしているのか」
「そのしていることは効果的だろうか」
「もっと良い方法があれば実践してみよう」

　このような質問を自分に投げかけることによって、本当に自分がやりたいことを掴むことができます。

　人生の目的を明確にすることで、生きることに迷いが生じた時に、いつでもそこに戻ることができます。また物事に対する選択の基準が明確にすることができます。人生の目的に近づくことが正しいことであり、人生の目的から遠ざかることが間違ったことになります。そうです。人生の目的が明確になることで、人生がシンプルになります。

　ところで聖書は人生の目的を何だと教えているでしょうか？聖書の場合の「人生の目的」を個人的なものと捉えるのではなく、全ての人に共通した人生そのものの目的です。それはひと言でいえば「神の栄光を現す」です。では「神の栄光を現す」ってどういうことでしょうか？それは「神の喜びに共鳴している」ことです。

例えば…
＊人を憎むことと人を愛すること、どちらが神の喜びに共鳴するでしょうか？
＊人を赦すことと人を恨むこと、どちらが神の喜びに共鳴するでしょうか？
＊家族を幸せにすることと家族を悲しめること、どちらが神の喜びに共鳴するで
しょうか？
＊神を認め、愛することと神を否定し無視すること、どちらが神の喜びに共鳴す
るでしょうか？

　仕事をするときも、家事をするときも、友達と遊びに行くときも、何をしていても「神の喜びに共鳴するか否か」を基準に、自分の思考と行動を管理し、選んでいくことです。それが神の栄光につながり、私達の生活に祝福をもたらすのです。

■祈り■
神よ、あなたによって創られた私達。全ての人に共通した人生の目的を着実に生きていけるように導いてください。主イエスの御名によって、アーメン。