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「公開質問状へのご回答」の感想と問題点の解説①

12月28日に「沖縄を戦場にさせない県民の会(以外、県民の会)」から公開質問状の回答が届きました。回答を読んでの感想や問題点の解説などをまとめました。


1.誰に向けられた回答なのか

県民の皆さま
関係者各位

回答の宛名には、「県民の皆さま 関係者各位」とある。この質問状は、私と102名の賛同者の方々で出したものだ。質問者の私達宛の回答が来るものだと思っていた。なぜ、質問した人達を飛び越えて、「県民の皆さま」なのだろう。質問した人達の存在を認めたくないのだろうか。質問した人達に向けて誠実に答えるよりも、外向けのイメージを取り繕うことを優先する姿勢が感じられる。
ちょっと宛名を間違えてしまったという話ではなさそうだ。本文にも、「公開質問状が出ました」とある。公開質問状を出した人達にそういうことは言わない。あくまでも、第三者に説明しているスタンスである。

2.社会運動の中でのプライバシーとは何か

※今回の件は運営委員全体の責任と認識しておりますので、プライバシー保護の観点 から、当該委員の個人名の掲載は控えさせていただきます。

社会運動をする中で、個人のプライバシーはどのように守られるべきだろうか。
仕事や周りの人間関係などで、顔や名前を公にしないで活動したいという人はいる。そのような人の名前を伏せるなどの配慮はなされるべきだろう。そもそもそういう人は、最初から顔や名前を出さずに裏方で仕事をすると思う。
平良友里奈氏の場合はどうだろうか?
テレビや新聞などのメディアに積極的に顔と名前を出し、ネット上のコラムなども名前を出して多く書いている。「争うよりも愛しなさい」のスローガンも、自分が提案したのだとアピールしている。
また「若者代表」と名乗り、集会の司会を務め、責任ある立場にいた。そういう人が、問題を起こした途端に匿名扱いされるのは、プライバシー保護とは言わない。ただの隠蔽である。
平良氏の名前を明らかにしなければ、すでに表に出ている平良氏の記事や動画などを今後見る人は、今回の問題を起こした人物であることを知らされずに情報に触れることになる。県民の会がそれらの情報をそのまま放置するのであれば、あまりにも無責任ではないだろうか。

公開質問状では、特定の思想団体のロゴやキャッチコピーを提案したのは平良氏であるという前提のもと質問している。(それは私が個人的に運営委員の瑞慶覧長風氏に確認して知ったので、それを事実として書いている。)しかし、県民の会からは、公の場でいまだに一度もそれが誰であるかの説明はなされていない。ホームページに公開された「当会の運営に対する指摘について」という声明文でも、「当該メンバー」としている。

https://kenminnokai.okinawa/2023/11/18/233/

これは、呼びかけ団体・個人のメンバーに対しても同じである。関係者にも、いまだに名前を出しての説明は行われていない。全体会議に参加している人は名前を聞いているかもしれないが、70以上の団体のメンバーみんなが会議に参加できるわけではない。関係者のメーリングリストには、この件について、公になった2つの文書(声明文と公開質問状の回答)以外の情報は届いていないのだ。
私は声明文を読んで、事務局は平良氏の名前を隠し通すつもりだと分かったので、会のメンバーに、誰が何をしたのかを知ってもらうためにも、公開質問状に平良氏の名前を出して詳細を書いた。そうしなければ、会のメンバーに真実を知らせることができなかった。

ちなみに、プライバシーとは何か確認すると、以下のような意味だ。

「個人や家庭内の私事・私生活。個人の秘密。また、それが他人から干渉・侵害を受けない権利。」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

ロゴやキャッチコピーの使用を県民の会に提案したのが平良氏であるということは、プライバシーでもなんでもなく、公の社会的な活動の中でのことである。

3.Homelandとは故郷ではなく祖国

1|前提 
◎当会が把握している経緯

・2.26集会のチラシで掲載されたロゴ(和の文字に地球があしらわれたデザイン) と、Tシャツに使用したキャッチコピー「Love for the Homeland is Love for the World(天和泉のホームページ上での記載は「故郷を愛する心は世界を愛する 心」)は「天和泉」のものであると知らずに使用してしまいました。

公開質問状で、キャッチコピーについて私は「祖国への愛は、世界への愛である」という直訳を載せた。homelandを「故郷」と訳すのは無理がある。homelandを調べて、1番に出てくる言葉は「祖国」である。「故郷」の英語はhometownだ。
「Love for the Homeland is Love for the World.」この意味は、「祖国への愛は、世界への愛である」であり、日本という国への愛国心を謳い、忠誠を誓う言葉であると考えられる。
県民の会共同代表の瑞慶覧長敏氏は、英語の教師であったと思う。なぜそのような人が共同代表にいる団体で、こちらが書いた直訳を、わざわざ天和泉が捻じ曲げた意訳に直して回答してくるのだろうか。Tシャツに載せていたのは英語だけである。だから、英語から伝わる直訳の意味を考えるべきである。

4.「混乱回避の観点」でTシャツ販売は中止された

共同代表は「戦争回避を訴える県民集会が、特定の外部団体等との関係を疑われては県民運動に大きな影響を及ぼしかねない」と考えて、混乱回避の観点から11月16日の全体会合の直前に「Tシャツ販売の中止」を決断しました。

県民の会が「Tシャツ販売の中止」を決断したのは、「混乱回避の観点」だという。
混乱することが、問題なのだろうか?
統一教会と繋がっていた自民党のように見られたら混乱が起こって困る、ということだろうか?
本当の問題は、混乱が起こることではなく、県民の会が特定の思想団体と繋がっていたことである。
「関係を疑われる」ではなくて、本当に関係があったのだ。ロゴとキャッチコピーを使うほどの深い関係性だ。関係があったことを認め、その事の重大さに気付いていれば「混乱」などという言葉は使わないだろう。

5.瑞慶覧長敏氏は知人A氏を知っていたのではないか

◎当該委員と知人A氏への聞き取り

当該委員とA氏は南城市が主催するイベントで出会っています。

平良氏と知人A氏が出会った南城市が主催するイベントとは、「なんじょう♡市民大学」である。(これも瑞慶覧長風氏に確認済み)
ちなみに、「なんじょう♡市民大学」は、市民でなくても参加できるそうだ。そして、この市民大学は2年間学ぶので、なかなかの深い繋がりになると思われる。平良氏は、令和3年度の「なんじょう♡市民大学」12期生である。そして、第1回目講座の始まりは、当時「なんじょう♡市民大学」の学長であった瑞慶覧長敏市長による講和であった。
共同代表の瑞慶覧長敏氏は、知人A氏を知っていたのではないか…?という疑問が湧いてくる。
もちろん、市長が講座の参加者全てを把握することはないと思う。だが、平良氏がここまで親しくしていた知人A氏と長敏氏が知り合うきっかけはいくらでもあるように思う。ここは再質問したいところだ。

なんじょう市民大学Facebookページより(中央に瑞慶覧長敏氏)


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