見出し画像

また帰ってきたい!南相馬!

#南相馬訪問体験記 #仕事・暮らし体験プログラム

1.自己紹介

はじめまして。東京都から今回南相馬体験プログラムに参加しました、東京の大学に通う2年生の女子大生です。


 大学では福祉の学部を専攻していて、医療福祉に限らず、地方創生やローカルイノベーションなどの地域福祉の勉強しています。


 過去には、地域おこし協力隊インターン制度を使って地方で1ヶ月間ほど研修を受けたり、旅行先の福祉施設に飛び入りで働かせていただいたりしました。


 私は国内国外問わず旅行が好きで、正直はじめは旅行の延長で地方に行けて、その上でまちづくりの勉強もできるなんて最高じゃん!という軽い気持ちで申し込みました。


 南相馬に訪問する前の南相馬のイメージは、「3.11での被害が大きかったところ」といったような漠然としたもので、よりみちの皆さんには申し訳ないほど無知な状態で訪れました。

2.南相馬に訪れてみて

 南相馬に上陸した瞬間は「意外とCity!」と思いました。(失礼な感想で申し訳ないです)
原ノ町駅前や道が綺麗で整備されていて、想像以上に都会的なイメージを受けました。

 その一方で震災の影響を受けたことがわかるような更地となってしまっている部分が住宅街の中や海沿いにポツポツとあり、改めて震災の被害の大きさを感じました。

@住宅街の中の更地


今回の体験プログラムでは、1日目小高区、2日目鹿島区、3日目原町区をまち歩きさせていただきました。同じ“南相馬“という地域でもやはりその区ごとの特色があって、街や人の雰囲気も全く異なっていたように感じます。

 しかし皆さんやはり“震災を一緒に乗り越えてきた“ “震災でマイナスになったところをプラスにしていきたい“という思いを持っていることに地域差はなく、皆さんのそれぞれへの地元愛を感じました。

その一方でただ「まちを盛り上げたい!」「まちに貢献したい!」という思いだけでなく、「何もないからこそなんでもできるし可能性しかないから、新しいことに挑戦したい!」「マイナスがプラスになることにやりがいを感じる」「楽しいからやっているだけ」といったように、まちづくりを目的化せずに、まちづくりを楽しんでいる方が多くいらっしゃったように思います。

@kira

3.みんなの故郷“南相馬“

 私は東京都の中でも、某大手不動産会社のサイトによれば「住みたいまちランキング」で上位になるような場所に住んでいるのですが、正直自分の中に地元愛のようなものはあまりなくて。

 最寄り駅に行けば映画館もスーパーも綺麗な公園も何でも揃っていて、便利ではあるけど旅行から帰ってきても、そのまちにあまり「帰ってきたー!」というような“ホーム感“はあまり感じない気がします。

 だから将来はむしろ「今とは別のところに住んでみたい!何もないからこそ自分で楽しさや便利さを開拓していけるような地域で生きていきたい!」といったような地方への憧れがあります。

 そんな東京で生まれ育った私からしたら、南相馬での2泊3日の暮らしは“憧れ“そのものでした。

 早朝散歩をしているとご近所の方が「おはようございます」と声をかけてくれたり、師匠さんから畑のお野菜を山ほどお裾分けしていただいたり、お店に少し顔を覗かせただけで何か商品を購入したわけでもないのに「ゆっくりしていってよ〜コーヒー入れるね」と暖かく向かい入れていただいたり。

@BROTHER SURF

 そのような経験を私は東京で一度も経験したことがありません。

 隣に誰が住んでいるのか知らない人も多いくらい、他人に対して冷たい都会にも、都会なりの居心地の良さや生きやすさはあるけれど、私は地方ならでは物理的な距離は遠くても、住民同士の心の距離がギューっと近い雰囲気がとても好きだし、憧れがあります。

 今回のこの南相馬の暮らしは、東京以外の土地で生きていきたいと思っている私にとっては、地方暮らしの擬似体験ができ、とても価値のある時間になりました。

@MYSH畑(with師匠さん)

 もしこの記事を読んでくれた方の中に、体験プログラムへの参加を迷っている方がいらっしゃるのならば、全力でおすすめをします。

 きっと素敵なよりみちの方たちと仲間、そして地域の方々に出会えます。

地方巡りが大好きな素敵な仲間たち


 素敵な出会いの思い出を胸に、私もさらに地域福祉などの学びを深めていきたいと思います。

 拙い文章ですが、最後まで読んでいただいてありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?