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86.最後の授業(2023/12/14)

今学期最後の授業だった。
最後なのに人が全然来ていなかった。なんで。

毎週火曜日と木曜日の午後3時間、この3か月間受けてきた宗教学の授業は、交換留学の申請前から受けたいと思っていた授業だった。授業が始まる前は不安しかなくて、始まってからもわからないことだらけで不安ばかりだったけれど、授業内容に対する興味と面白さだけを頼りに何とか最後までたどり着いた。少なからず妥協はしたものの、毎週のリーディングをこなして全集中で講義を聞いて、他の受講生とディスカッションをした。少しだけど授業中に手を挙げて質問できるようにもなった。授業中に質問がしづらければ授業後に聞きに行ったり、メールで質問するようになった。先生と1時間も一対一でディスカッションができるようにもなった。9月の自分と比べると、結構成長したんじゃないかと思う。

あと、この授業を取ったことで他の留学生とたくさん知り合えた。アジア人が私ひとりで、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、ハンガリー、スペイン、イタリア、ロシア、ペルー、ものすごくインターナショナルな環境だった。授業後にキャンパス内のソーシャルダイニングで晩ご飯を食べたり、一緒に図書館で勉強したり、レポートの相談をしたりしていた。みんなに会えるのが楽しみだった。ほとんどの子が半年で留学を終えて帰ってしまうのが寂しい。正規の学生の子とは、授業が終わっても来年もまた会うおねと約束した。

パロサント(聖なる木)というスペインのお守り。幸福を呼ぶと言われている香木らしい。友人のひとりが試験を頑張れますようにとみんなにプレゼントしてくれた。

授業は終わったけれど、レポートを書かなければならない。だから大量の論文を読まなければならないという状況は変わっていない。でも、今学期受けていた2つの授業のうちの片方は既に試験は終わったし、あとはこの授業のレポートを書けば良いだけなのでじっくり取り組んでいる。古事記を本格的に読んでいる。授業が終わって時間的余裕ができてきたので食事もちゃんと作るようになってきたし、生活リズムが整ってきている。クリスマスの雰囲気を楽しみつつ、レポートも楽しもうという心持ちで書ききりたい。

最後のソーシャルダイニング

ソーシャルダイニングの後、みんなでクッキーのデコレーションをした。アイシングの色がやばすぎた。

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