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29歳。日常で思ったこととか考えたこと、時々映画や本の感想を書きます。

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    映画や本の感想のまとめです

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LA LA LANDは「ハッピーエンドじゃない」のか

映画『LA LA LAND』が金曜ロードショーで初めて地上波で放送されました。 これを機に、大好きなララランドの、私にとっての一番の魅力について書いてみようと思います。 私がLA LA LANDを観たのは、1年ほど前です。DVDを観終わってすぐに思ったことは、 なんで今まで観てなかったんだ! ていうかなんで映画館に観に行かなかったんだ!!!! ということでした。 世間で売れてるからってすぐに観るのはなんだかなぁ…と映画館に行かなかった天邪鬼な自分をこんなに後悔したこと

    • うちにある触り心地のいい本5選

      触り心地のいい本を、つい買ってしまう。 ネットで知って、買おうかな、どうしようかなと迷っているときに本屋さんで手にとって、触り心地がいいと即購入!となってしまう。 そこで今回は、うちにあるお気に入りの触り心地の本をいくつか紹介したいと思う。 なお、本の内容の話は一切しないのでご了承ください。 ⒈森田真生『数学する身体』新潮社 この本こそ、私が初めて手触りで購入を決めた本だ。 「これ面白そうなんだよな〜、買おうかな〜」とうだうだ迷っていた。本屋で見かけたこの本を、少

      • 湿った夏の始まり

        6月27日の朝、夏が来ました。 目覚めて、その暑さに掛け布団を押しやった私はそれを感じました。 ベランダに出ると、強い日差しとむっとした空気に包まれました。 夏が来た!!!! 嬉しくて嬉しくて、シャワーを浴びて、ノースリーブの服を着て家を出ました。 まだ誰もノースリーブなんか着てなかったけど。 それから、わくわくしながら歩きました。 なつだ〜。 車の中で、ちょっと小躍りしちゃったりしました。 そのくらい、大好きな季節です 夏はワンピースをたくさん着ます。 涼しいし、か

        • 少しずつ、大丈夫になること

          先日、はじめて映画『海街diary』を観ました。 「少しずつ、大丈夫になる」ということを思いました。 海街diaryは、鎌倉に住む幸、佳乃、千佳の三姉妹が異母姉妹であるすずを引き取り、一緒に暮らしていくという物語です。 鎌倉の海や桜など美しい景色とともに、4人の交流が描かれています。 映画の中で、すずはさまざまな悩みを抱えています。 父のこと、父が再婚した義母のこと、三姉妹から父を奪ったのは自分の母であること、どこにいても居場所がないように感じてしまうこと… 義母とうま

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          3本

        記事

          私が体育を嫌い続けずに済んだ話

          運動音痴です。 幼稚園のときから、今に至るまでずっと、自他共に認める運動音痴です。 かけっこでビリ以外になったことはないし、毎年夏休みの水泳教室に通っていたし、逆上がりも、二重跳びも、側転も、できません。 よく、球技はできないけど走るのは速い子やあるスポーツならできる子がいますが、私はどの運動ももれなく全部苦手でした。そして今も、苦手です。 ・・・ 小さい頃からずっと運動神経の悪い私にとって、最大の敵は、体育の授業でした。 バレーのサーブを練習しているときのことです。

          私が体育を嫌い続けずに済んだ話

          作品の面白さは読み手によって発見される話

          ○作者の意図したことを読み取る考察 作品の考察や批評が好きです。 自分で考えるのも、読むのも好きです。 特に文学作品や映画を考えながら観るようになってから、それまでよりも、より楽しめるようになりました。 そこには、 作者はこういう意図でこの描写を入れているのではないか? このアイテムは誰かを象徴しているのではないか? というような論が展開されています。 「チェーホフの銃」 劇作家であったチェーホフが残している考えを示す言葉です。 第一幕で銃が置かれていたなら、第二幕

          作品の面白さは読み手によって発見される話

          自分が楽しいように過ごすこと

          コミュニケーション能力に、あまり自信がありません。 でも先日、この自信の無さをすこし改善できるかもしれないと思うことがありました。 私は人見知りだし、話しはじめるタイミングがつかめないし、相槌は「へぇー、あ、そうなんですねー。」ばっかりになってしまいます。 特に苦手なのは、友達と旅行に行ったりご飯を食べに行ったりすることでした。 自分と一緒にいて楽しいんだろうかと不安になってしまうからです。 もちろん長い付き合いで平気な友達もいるけど、少人数だとどうしても、楽しませられ

          自分が楽しいように過ごすこと

          「自分のもの」の話、「自分のものじゃないもの」の話

          「自分が大人になったと思うところはどこですか」 ある会社のエントリーシートにあった質問です。 全く奇をてらったようなものではなく、誰もがどこかで聞いたことのあるような簡単な質問でした。 でも私は、昨年の就活中に見たこの質問のことがずっと気にかかっていました。 大人になったなと思うこと、あるっけ? そもそも私って、もう大人なの? そう思ってしまい、答えにたどりつけなかったからです。 エントリーシートには、たしか責任感がどうとか、そういうことを書いたのだったと思います。自分の

          「自分のもの」の話、「自分のものじゃないもの」の話

          川上弘美はゆうれいなのかもしれない −−『大きな鳥にさらわれないよう』を読んで

          川上弘美の『大きな鳥にさらわれないよう』を読みました。 川上弘美の真骨頂だ、と思う。 そして、川上弘美というひとの書くものにどうしてこんなに惹かれるのかということについて思い至りました。 遠い未来のSFでありながら、いっぽうでこれは神話でもありました。 遠い未来、人類が衰退してゆく物語です。おそらくディストピア小説と呼ばれるものだと思います。 ディストピアというのは、もっと私から離れたもので、無味乾燥した世界のようなイメージがあったのですが、この小説はそういったイメージと

          川上弘美はゆうれいなのかもしれない −−『大きな鳥にさらわれないよう』を読んで

          「言葉はこうして生き残った」を読んで

          岡山大学で近いうちに著者の河野通和さんの講演があると聞き、かねてより読みたいと思っていた本書を手に取りました。 前半の1〜4章を読み、そして講演の日をちょうど挟むようにして後半の5〜7章を読みました。 講演のはじめ、本書を紹介するなかで、司会を務められた文化人類学者の松村圭一郎さんと河野さんの間に、次のようなやり取りがありました。 「河野さんは涙もろい方なんですか?」 「涙もろいかはわかりませんが、感激屋であることはたしかですね」 「そうですよね、感激している様子がこの本から

          「言葉はこうして生き残った」を読んで

          実写版「美女と野獣」の話

          実写版「美女と野獣」のDVDがもうすぐ発売ということで、今さらながら映画の感想です(ネタバレどころかシーンの細部まで話しているので、気になる方は注意を…)。 今回の映画の感想、というよりは実写版を経て得た洞察を加えて改めて「美女と野獣」について考えた、というかんじです。 率直に本当に素晴らしい実写化だったと思います。映像の美しさ、実写ならではの細かい造形、フランス的な繊細な美しさ、どれをとってもですが、やはりストーリーの細部にその凄さの真髄があると思います。 主人公

          実写版「美女と野獣」の話

          眠りにつく少し前の話

          寝る前に、ときどき見るイメージがあります。 ベッドに入って目を閉じても、なかなか寝つけない時。 目を閉じたまましんとしていると、なにかが視界いっぱいに膨らんできます。 それの表面は真っ白で、すべすべしていて、マシュマロに似ている。でも中身はもうすこし、しっかりしている。詰まっているけれど、けして硬くはない。 それはどんどんどんどん膨らんで、迫ってきます。私はだんだん息苦しくなる。 そしてとうとう、もう息ができない、と思うと、そこにすーっと切れこみが入ります。 それで少し楽に

          眠りにつく少し前の話

          考えすぎの話

          大学に入ってから、「考えすぎだよー」「難しく考えすぎじゃない?」と言われることが増えました。 そう言われるのなら、そうなのかも。 それから自分の中に「考えすぎる」という自己評価が加わりました。 でも、先日母との会話の中で「あたし考えすぎるから……」と言ったとき、「いや、あんた考えすぎじゃないでしょ。ただの考え好きだよ。」と言われたんです。 目から鱗でしたが、たしかに、しっくりくるような気がしました。 私が考えているのは、世間でよく「考えすぎ」とされる「もしこうしたら、こう

          考えすぎの話

          「好き」の話

          今日はaikoの話をします。 歌手のaikoです。「ボーイフレンド」や「花火」で有名な、あの。 (本当は他にもいい歌がたくさんあるのでそちらをもっとあげたいんですけど、長くなるので便宜上取り上げられることの多いものを選曲しました。あしからず) aikoは私の一番好きなアーティストです。 aikoを好きになってから、8年が経ちました。 それで最近、たぶんだけど、私に「好き」という気持ちを作ってくれたのはaikoなんじゃないかなと思うんです。 だから今日はその話をしようと思います

          「好き」の話

          友だちの話

          ここ最近、すれ違っている。 まず私から電話をかけたのが1週間前。その3日後に向こうから電話がかかってきたが出られず。 次の日たまたま彼の住んでいる近くに寄ったので所在を尋ねるメールを送るも、返信は翌日で会うことは叶わなかった。 彼は中高時代の友だちである。 卒業以来、数ヶ月に一度電話で話をするようになった。電話は向こうからかかってくることもあれば、こちらからかけることもある。 いつもお互いに特に用事はないので、近況報告をしたり、思い出話をしたり、共通の友人の話をしたりする

          友だちの話

          セーラーマーキュリーは私のヒーローだった

          小学生のとき、セーラームーンが大好きでした。 正確に言うと世代ではないのですが、幼稚園の時に再放送で見て、小学校中学年くらいの頃にTSUTAYAのレンタルビデオで見直していました。 お母さんに頼んで毎週一枚ずつ順番に借りて、たしか全シリーズを観たと思います。 そのとき、一番好きだったキャラクターがセーラーマーキュリー、水野亜美ちゃんだったのです。 それは亜美ちゃんが、勉強ができるヒーローだったからでした。 当時やっていたアニメでは主人公は大抵、算数は苦手で、ドジばかりして

          セーラーマーキュリーは私のヒーローだった