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自己紹介という名のプロローグ

 シェイクスピアには、すべての愛の原形があるのです。そこらに流布する恋物語など、すべてここから派生した通俗に過ぎないのです。
ー山田詠美 "紙魚的一生" タイニーストーリーズ

 社会人と呼ばれるものになるまで、恋愛を知らずに生きてきました。この世界にあまたある恋愛小説を実感を持って読むことができる日を楽しみにしていました。シェイクスピアを、ディケンズを、伊坂幸太郎を、山田詠美を。毎日耳にするラブソングを共感を伴って聞くことができる日を待ち遠しく思っていました。YUIを、Aqua Timezを、YUKIを。私の中から紡がれる言葉は彼らでできています。たくさんの本を読んでたくさんの歌を聞いて生きてきました。

 そして、私には今、大切で大好きな人がいます。彼との日々をモデルに、日常を白砂糖でコーティングしたような一口サイズの物語をお届けします。

 

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TR:紙魚的日常 / 紙魚著||シミ テキ ニチジョウ
PUB: 日本 : 本の隙間 , 2022.2
PHYS: [ページ付なし] ; 挿図, 肖像 ; PC及びスマホの画面サイズ
NOTE: 毎週日曜日更新
NOTE: 写真は著者が撮影したもの
AL: 紙魚||シミ <@tinystories2202>


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