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ウイルスよりも小さく単純な新種のRNA「オベリスク」を人間の腸内で発見 スタンフォード大学

スタンフォード大学が提供した研究によると、人間の腸内微生物叢から初めて特定された「オベリスク」と呼ばれる新しいRNA分子が存在することが明らかになりました。これらのオベリスクは約1kbのRNAゲノムを持ち、全体を覆う予測される棒状の二次構造を持ち、新しいタンパク質スーパーファミリーである「オブリン」を生成するための読み取り領域が存在します。オベリスクは既知の生物学的なエージェントとは異なる独自の系統群を形成しており、人間の微生物叢のメタトランスクリプトームデータで広く見られることが分かりました。これらのオベリスクは、解析された便のメタトランスクリプトームの約7%(29/440)と解析された口腔のメタトランスクリプトームの約50%(17/32)で検出されました。オベリスクの組成は解剖学的部位によって異なり、個体内で持続し、1例では300日以上にわたって持続することが観察されました。大規模な検索により、7大陸全体やさまざまな生態的ニッチに存在する、29,959のオベリスクが同定されました。また、ハンマーヘッドIII型自己切断リボザイムのオベリスク固有のバリアントをコードする一部のオベリスクも同定されました。さらに、特定のオベリスク RNA集団をホストする細菌種(Streptococcus sanguinis)のケースも特定されました。これらの知見により、オベリスクは人間や地球規模の微生物叢に棲み、これまで注目されていなかった多様なRNAのクラスを形成していることが示されました。

詳細内容は、スタンフォード大学が提供する元記事を参照してください。

【引用元】

https://purl.stanford.edu/wb363nt3637

【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7


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