なけない女のやさしい気持ち

先日、テレビをつけたら中村正人さんの番組ゲストにCharaが出ていた。Charaはトーク部で、子供のためにお弁当作っていることなどを話していて、「そういや最近のPVに娘が出てるんだっけ?」とか思いながら見ていた。

Charaは、中村さんに「育児と仕事大変?」的なこと聞かれ、「寝る時間ないよね。」とサラッと答えていたり、娘の写真を見て、「どっちにも似てるよね。」と答えたりした後、『やさしい気持ち』を歌った。


CharaとYUKI、この2人は私達の世代にとっては特別だ。「いつも歌を口ずさんでいる」Charaと、「歌わずにいられない」YUKI。2人をそう表現した人は誰だったっけな。

高校時代、CDシングルを買って何度も聞いた『やさしい気持ち』。当時、Charaがどんな歌い方をしていたか、そのディテールをこと細かに覚えているぐらい、何度もこの曲を聞いてたことを思い出した。それは、この番組で、Charaが発売当時と全然違う歌い方をしたからだ。2013年バージョンなどという安っぽいものではなく、「いまここ」の『やさしい気持ち』だった。その歌は、高校生の私から、二児の母親になって毎日てんやわんやの生活をおくる私…になるまでの過程を、その幅を「ギュン」と感じさせてくれたのだ。

あぁ、songってこういうものよね、やっぱりCharaってかっこいいよね、と素直に思った。

「なけない女のやさしい気持ちを

あなたがたくさん知るのよ

無邪気な心で私を笑顔へ導いてほしいの…」

こんな歌詞だったっけな…。深夜に不意に涙が出ていた。


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