生前整理の実家から救います出した物たちに
小さなメトロノームがあった。
歌を歌うのに使っていたのか、、、
それをどうやって使っていたのかは彼女には聞けない。
聞いたとしても曖昧な返事が返って来るだけだろうから自分の練習用に持ち帰った。
単純にカツコツと響くだけの持ち歩き用
古い電子レンジが鳴らすあの音は無い。
この音で曲が書けまいか？と考えたけど録音してみたら聞いているより固い音でイメージとは違った。
数年前からメロディーがあった曲の肉付けをするのにこれを用いてギターを弾いて見た、するとスルスルと絡まった糸がほどけるように曲が出来上がりつつ有る。
大抵の人は自分の声が嫌いだろう。
でも僕は自分の歌を聴くのが好きだ
何故かはわからないけどそれを聞くのが好きだ。