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カメラ、レンズ、撮影機材について思うこと

この記事の筆者は、ケニアをベースに活動するカメラマンが書いています。

ちょっとピンボケのスマホ写真。

機材をずらりと床に並べ、確か機材の清掃点検を行ったときのもの。

当時、カメラバッグの洗濯も行ったかと思う。

野生動物や野鳥などの被写体をよく撮るので、長いレンズが多い。

最新レンズとかには全くこだわらず、カリカリではなくとも、それなりの焦点を結んでくれればそれで十分。

それぞれのレンズの癖が、それぞれの個性。

僕にとって、AFもそれほど必要ない。

被写体によっては、AFは必須でもあるが、速い被写体、AFでもおっつかないし。森の中を爽快に飛ぶオオタカなんかも、サンニッパでMFで撮る事も多かった。

速いAFが必要なのは、全体のどれぐらいだろう?

ピント合わせは、写真の醍醐味のひとつと思っている。
それは動画だとなおさらだ。

趣味で撮る分には、MFで十分。

要は、ピントがしっかりと確認出来る、ファインダーさえついていればいいのだ。

それだけではなかった、フォーカスリングがしっとり滑らか、気持ちよく動かせるというのも重要だ。

被写体の動きを予測して、自分の眼と、指先を使ってピントを合わせる。フォーカスエリアも、フォーカスモードも自由自在のマニュアル。
カメラをいじってフォーカスエリアの設定やら、なにやらも何も設定する必要は無く、すべての設定は頭の中。

ファインダーの中で、被写体のピントが来る瞬間に合わせて1枚1枚シャッターを切っていく。被写体によっては連写も使う。

マニュアルでの撮影、撮影行為そのものが、より楽しい行為になる。
それなりに被写体によっては失敗写真も量産されるが。

最新ミラーレス、ハイエンドカメラで撮るのも良いが、撮り手がカメラに振り回されている気がして、

また、そんなものを導入してしまうと、最新機種、機能ばかり気になって、メーカーの思う壺にはめられてしまいそうだし。

必要とあらば導入するつもりではあるが、今のところ現機材で十分と考えている。

メイン機種は、ニコンD850 最近一番良く使うのは、シグマのAF120-300mmf2.8 
野鳥の動画撮影でよく使う。

望遠は、AFs300mmf2.8、f4、ニコンサンニッパに加え、ニコン500mmf4p、これは30年前に新品で買ったもの。
新宿西口ヨドバシカメラで、380,000円で現金で買ったのを今でも思い出す。

広角は、ニコンの14-24mmf2.8、最も新しいレンズかな?

という事で、手元のカメラ機材も僕と一緒で、中年の年頃。

なにせ、昔のマニュアルレンズ、オートフォーカスも手振れ補正も付いていない。落としたりぶつけたりしない限り、壊れようがないのだ。

壊れるまで使おうと思っているが、僕が生きている間には壊れそうに無いな。


ニコンの古いレンズ、発色が渋くクールで僕の好み。
新しいレンズと比べると、新しいレンズの発色が黄色っぽく見えるほど色が違うのだ。

手元にあるレンズの中では特に、ニコン500mmf4p、発色が渋く、クールで美しい!
解像度は十分すぎるほど。
超高拡大の木星の拡大撮影にも対応できるほどの、高解像度。

500mmf4pで拡大撮影、望遠鏡のアイピースを使って撮っている

画面右の小さな衛星は、イオ、木星表面に影を投影している。


カメラマンにとって機材は、道具であり、相棒


ケニアでポジフィルムが現像出来なくなってから、久しいが、フィルムカメラも大事に保管。

使ってあげたいのは山々だが、フィルム代の高騰、なかなか手が出せない。
ケニアではそもそも現像出来なくなってしまっているのだが。

ネガフィルムだったらいけるかな。
日本に帰ったら久方ぶりにフィルムで写真を撮ってみようかと思っている。

すべてのカメラ、時々バッテリーを入れて、高速から、スローまで、全シャッタースピードで、シャッターを切ってあげている。

どれも、思い入れのある相棒たちだ。

そのうちそれぞれのレビュー記事などを書いていきたいと思っている。


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