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無断転載を考える

 Twitterで、知人のフォロワーさんが画像の無断転載を嘆いているという投稿のRTを見ました。こういうの減らないですよね、ほんと。

 そもそも無断転載とは、他人が作成したコンテンツ(文章、写真、画像など)を「自分のもののように」載せることです。著作者の許可なくSNSのアイコンに使ったり、果てには自分で投稿しちゃったりするのは無断転載。パクツイも無断転載。Twitterやインスタで球団公式が投稿した画像を保存して自分のアカウントで投稿するのも無断転載です。

 ちなみにTwitterやInstagramの投稿埋込み機能を使っての”ご紹介”は、原則として無断転載にはなりません。

↑こういうやつは「誰でも使える機能」としてサービス側から公開されているものなので、使われちゃっても致し方なしではあります。(但し、投稿者自身が「転載禁止」としているものを使うのはやめときましょう。有名どころでいうと、落合福嗣さんの画像付きツイートには記載されていることが多いですね)

 ちなみにプロフィールに無断転載禁止と書いてあっても見てもらえないことは多いので、残念ながら効果はそんなに高くないです。勝手に使われたときに「プロフに書いてあるんだからやめてよ」と言うことはできますが、いつから書いてあるのかがひと目でわからないとあんまり意味はないかなと。

勝手に使われないためには

 自衛するしかないです。腹立つけど。他にもやり方はあると思いますが、簡単に思いつくのはこの三つ。

①投稿時に必ず「無断転載・加工禁止」と一言入れる(めんどくさい度:★☆☆)
②画像にクレジットを入れる(めんどくさい度:★★☆)
③画像を加工して更にクレジットを入れる(めんどくさい度:★★★)

 にしても、勝手に使う無礼者のせいで敢えて画像の雰囲気を損ねるって嫌だよなあ。

 画像を勝手に使う不届き者については、直接やり取りで対応しようとしてもうまくいかないことが多いです。何故なら勝手に使ってる時点で悪いと思っていないんですよね。やめてと言ったところで邪魔者が現れたくらいにしか思われず、逆ギレしてブロックされるのがオチです。

 なのでどうしようもない人は運営に報告するしかありません。
>著作権侵害について報告する(Twitter)

「やってやってる」という謎正義感

 これは以前実際にあった話なんですが、演奏の大会会場に知人が来ていて、後日撮影したものをSNSにアップしていました。ちなみにその大会は撮影禁止です。私は当日大会運営側にいて、客席からの撮影禁止を伝える立場だったので、当然その知人にも現場でNGを伝えていたのですが……

 止むを得ず「撮影も掲載もルール違反だよ、当日もやめるよう伝えたはずでは?」とSNS上でも伝えたところ、見事逆ギレ。理由は「私もこうして競技の普及に一足買ってるのにどうして文句言うの?」とのこと。いやいや、ルール違反しててそりゃないよ。その知人とはそこそこ仲良かったんですが、それ以来向こうは「口うるさい女」と私を認識し数年ほど敵視されました。

 なぜこうなったのか、それは知人が「良かれと思ってやってる」という謎正義感を持っての行動だったからだと思います。

 SNSでの無断転載とかでもよく起きてる、この謎正義感。時々、使ってやってるんだぞ! 的なこと言い出す人とかいますよね。びっくりしたのが「いい写真だから使ってあげたのに」と言われたってやつです。いやあ嬉しくない! 私は、どんなにブレてても画質悪くても自分で撮った写真とか使ってる人が好きですよ。

 結局のところ、無断転載されたらめちゃくちゃ腹立つけど、通報して放置。あとは自衛。今のところそれしかないようです。自分のSNSなのにパクツイして、他人の写真使って楽しいの? SNSくらい自分の言葉で、自分の写真で語ろうよ(オチつかず)

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