見出し画像

ゆるSRE勉強会 #4 で登壇してきました #yurusre

こんちゃす!俺くんです。

2/22 (木) に開催された ゆるSRE勉強会 #4 でパネルディスカッションのメンバーとして登壇してきました。運営のみなさま、会場提供のHRBrainさま、登壇者のみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました!

当日のTogetterはこちら。

ゆるSRE勉強会とは

公式から抜粋します。めっちゃいい雰囲気のイベントでした。

"ゆるSRE勉強会"は、ゆるい雰囲気で肩肘張らずにSRE関連のトピックについて話す勉強会です。

「こんな問題を解決した!」や「他チームとのコミュニケーション/コラボレーションでこんなことをやった!」などなど、様々なお話を聞いたり話したりしていきましょう。

初心者SREの方や他職種からSREに挑戦中の方もお気軽にご参加ください!

https://yuru-sre.connpass.com/

登壇の経緯

カンファレンス運営フレンズのずんだまるさんから「ゆるSRE勉強会というのを運営しており、オブザーバビリティに関するパネルディスカッションをやるのでパネリストどうですか?」とのお誘いを頂きました。正直受けるかどうか悩んでいたのですが、ゆるいから大丈夫と念押しされたので登壇させて貰うことにしました。お誘い頂きありがとうございました!

渋ってた理由なんですけど、最近あまり知識のアップデートが出来ておらず古い知識のまま人前で喋るのが嫌だったからって感じです。

個人的な印象になりますが ソフトウェアにおけるオブザーバビリティの領域については進化が早く継続的な認識のアップデートが必要だと感じています。1つ例を挙げると、少し前は至る所でよく聞いた「オブザーバビリティの3本柱はメトリクス・ログ・トレースである」という話が、最近の CNCF Observability Whitepaper では「メトリクス・ログ・トレースは3本柱ではなく主要なシグナル (Primary Signals) と考える。柱には基礎となる暗黙の意味があるがそれらは必ずしも必須ではないケースも存在する。また、アプリケーションプロファイルやクラッシュダンプのようなシグナルも普及しつつある。(意訳)」とされています。これは「3つのテレメトリーデータさえ取得できればオブザーバビリティを実現できる」という誤解を解くには十分なものですが、自分の知識がこの解釈でアップデートできている自信がなくマサカリもまぁまぁ見たことあるので登壇するかどうか悩んでた感じです。

しかし、当日司会進行をしてくれたかたいなかさんから「これは違うなって思った時に、普段の業務でもストレートに否定したりせずいい感じに伝えてると思うので、そういった配慮をお願いします」という一言があり、正直めっちゃ救いになりました。改めてこの場でお礼申し上げます。

参加してみて

いやーすごいプレッシャーでしたよ。だって一緒に話すパネラーがMIXIの清水さん、ヘンリーのSongmuさんですよ。司会もSRE NEXT主催のかつひささんだし。SSR SSR SSR NRみたいな並びじゃん・・・!

ただまぁ事業会社のリアルな感じは伝わったと思いますし、自分がやってきた事があまり見当違いな感じでも無さそうな反応だったので良かったです。みんな悩みを抱えて生きている。

みんなが特に興味があったのは恐らくコスト周りだと思っていて、どのようにオブザーバビリティのコストを算出しているのか、全てのデータを取るのかサンプリングするのか、サンプリングしたときのデータの整合性やトレースについてはどうしているのかなど、このテーマだけで1つのイベントができそうな勢いでした。オブザーバビリティは「未知の未知」に備えるための考え方や技術なのにデータを減らさなきゃいけないのは本末転倒だよねみたいな。この辺は業界や技術、ベンダーが成熟してくると解決される問題なのかが楽しみです。

まとめ

オブザーバビリティに関するパネルディスカッションのパネラーとして参加しましたが、当初自分が懸念してるような事はなく終始穏やかな勉強会で楽しかったです。今後も参加・登壇しようかと思っているので、その際にはよろしくお願いします!