ビジネスにコンサルは本当に必要なの!?

今回は、ビジネスにコンサルは本当に必要なの!?っていうテーマでお話したいと思います。

とりあえず、ウィキペディアでコンサルティングを調べてみると…

コンサルティング
企業(まれに行政など公共機関)などの役員(特に経営者が多い)に対して解決策を示し、その発展を助ける業務のこと。
(Wikipediaより引用)

こんな感じで書かれてますね。

ここで、自分たちの事業は自分たちが一番よく知っているはずなのに、その事業に対して自分たちよりも知らない外部の人たちに助けを求めるというのは何故なのだろうか?という疑問が湧いてきました。

実際にコンサルに入ってもらってる大企業に勤めている友人にその話をしてみると、納得の回答をもらえたので、ここに記載させてもらうと、

大企業の社長や役員クラスは、自分が創業者とかではなく、それぞれの事業で叩き上げられて偉くなっていった人がほとんどなので、経営というのには無頓着。一つの事業でマネジメントしてきたとは言え、経営というところまで考えてきたとは言えないので、役員になっても、そこでの立ち居振る舞い方が分からない。そうなると、会社の指針などを決める立場にいるのに、そういうことができない役員クラスの人間は、それぞれがコンサル会社と契約して、経営のアドバイスをもらいつつ、そこでの話を経営者会議とかで持ち出すだけなので、会社の経営より自分の出世の方が優先されてしまっている印象。だけど、そこで自分の存在意義を出せれば、次の役員人事で自分が社長になれる可能性が高くなるので、出世争いのために会社の経費を使ってコンサルを利用しているとのこと。

そんな感じだと、社長が変わるごとにコンサルも変わるので、会社としてのメッセージをきちんと打ち出せないのも当然ですね。

それとコンサルが入ることで、当然業務改善が行われる訳ですが、そもそも本業である程度大きな利益を上げているから大企業なのであって、コンサルが入っただけでそこから倍に売り上げを伸ばすとか、業績のV字回復とかというのは、あり得ません。

コンサル費は広告宣伝費と同じくコンサル費はあくまでもコストで、そこでちょっとでも成果があったら良いなくらいの感覚なのかなと…。

逆に大企業は藁にもすがる思いでコンサルに頼るというのも、それはそれで問題ですよね。

そう考えると、こんなのに振り回される下の社員の人たちってめちゃ大変です。

賽の河原で積んだ石を鬼に崩されるような感じで、生産性もクソもない感じかなと…。

そもそもコンサルとして本当に優秀であれば、他の人の事業にアドバイスをするのではなく、自分たちで事業を進めればいいじゃんって思ってしまうのは私だけでしょうか。

まぁ、大企業のコンサルであれば、会社の経費を使ってるので、一般の人にはあまり支障はないかもしれませんが、私が気になるのは、副業のコンサルですね。

最近、大企業でも副業解禁ってことで、ブログやアフィリエイト、SNSマーケティング、せどりなどの転売ビジネス、不動産投資、FXなど、色々な副業を目にする機会が多くなりました。

こういった副業に対してのコンサルって人、多くないですか?

そういう方の発信って、

「誰でも簡単に」
「元手が無くても」
「手間がかからず」
「毎日がお給料日」


とりあえず、無料のメルマガでとか、LINEに登録してとか、フォローしてとか言ってきたりしませんか?

なぜ自分だけが見つけたそんな簡単に儲かる話を無料で全く知らない人に教えるんですかね?

副業に関して、自分から勉強しようとしない人は、こういった話を聞くと、とりあえず無料だし、選択肢の一つとして考えれば良いや的な感じでメルマガ登録したり、LINEで友達になったり、SNSをフォローしたりするのかなと…。

確かにこのタイミングでは、お金がかかっていないから無料と言えるかもしれませんが、時間はかかってしまいます。

そのコンサルをされる方の発信を主体的に聴くということで、自分たちの時間がどんどん無くなっていくのに気づいてください。

こういったコンサルをしている人の中には

「行動が大事」
「こういう話を100人聴いても結局行動するのは1人」

とか言って、皆さんが主体的になるのを煽ってくるでしょう。

じゃあ、そもそも100人に話しても1人くらいしか行動しないって分かっているのに、この発信を続ける意味は何でしょうか?

それは、自分が今稼いでいるビジネスがこの先、未来永劫自分に利益をもたらしてくれることはないと思っているから、とりあえずの儲け方を教えることで、お金を儲けようという魂胆だからです。

確かにコンサルを受けて、才能があってコンサルの人以上に成功する人もいるかもしれません。

ただ、それは生存者バイアスとして、失敗した人はあまりそのことを話したがらないからなのかなと…。

そんなに簡単に再現性がある儲け方であるなら、参入障壁がないので、自分たちが儲けられたとしても、直ぐに真似されて他の人も儲けられるようになるでしょう。

全員が全員儲けられるというのはビジネス上考えられないので、誰かが淘汰されてしまいます。

そういう意味でも、そういった副業の類の話は鵜呑みにしないように注意するべきです。

僕がゲストハウス事業をする時に教えを乞いた人は、その事業でバリバリ現役で事業をしていて、他の人に教えるとか、発信してマウントをとるような感じではありませんでした。

実際に事業としてやっている人は、わざわざ発信することもしないですし、そもそも教えるという考えよりも自分の事業をより良いものにしようという考えを持っています。

ですので、そういう人に教えてもらうためには、きちんと自分で勉強して、その人とある程度話せるようなリテラシーまで持っていかないと相手にされませんので…笑

それでは最後に、僕が実際に行なっている民泊やレンタルスペースなどのコンサルをされている方で、明らかに騙しているなぁと思われる方の発信をご紹介して、それに騙されないように喚起して終わりたいと思います。

先ずは民泊ですが、民泊を賃貸でマンションの一室を借りて集客や管理を業者に任せてお願いすると言った丸投げで儲けられますというのは絶対に避けてください。

そもそも、賃貸で借りる家賃が民泊法に適応するため消防の許可とかを得なければならないのでとか理由つけて不当に高いです。

また2年縛りの契約とかなので、宿泊予約が入らなければ、ずっと赤字を垂れ流すことになります。

民泊のコンサルをされている人の中には、かなりの数を借りて運営してて、一つ一つは薄利でも毎月まとまった粗利が出るって言う人もいますが、それだったら大家で良くない?って思ってしまいます。

ゴールドラッシュで沸いたアメリカで一番儲けた人はツルハシを売った人だって話がありますが、正にそれですね。

利益出るなら勝手に自分だけでやればいいじゃんって話です。

僕が民泊をしようと始めに思った時は、家賃を払うのであれば、その物件を融資を引っ張ってでも購入して、ローンを払った方が良いのではと思って実際にそうしています。

賃貸で民泊するのは失敗した時に撤退しやすいからと言う人もいるかもしれませんが、撤退しやすいということは儲けにくいというのも理解するべきでしょう。

そもそも会社の名前で仕事をして給料という名のお小遣いをもらっていた人たちがいきなり副業って言ってお金を稼ごうとするのは難しいのです。

自分の時間を売らずに自分のオリジナルの商品を作って、それをお金にし続けることの大変さをもう少しよく理解する必要があるのかなと…。

民泊より時間貸しのレンタルスペースの方が許可とかもなく簡単って言う人もいますが、時間貸しで夜から翌日の昼までとかでお金を取ってるとこもあり、これって普通に宿泊になるのでかなりグレーなところではあります。

まぁ、こういった前提をきちんと教えてくれた上で、コンサルをしてくれるのであれば、まだ良いのかもしれません。

今回は、ビジネスにコンサルは本当に必要なの!?っていうテーマでお話しさせていただきました。

それではまた!


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