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ウィンドミル投法における重心速度

序論

 T大学でソフトボールをプレーしているYodaといいます。春の大会で4年生が引退し、チームの編成の都合上で3年生ながらピッチャーの練習を始めました。この書き方だと嫌々やっているように感じるかもしれませんが、見事にウィンドミルにドハマりしています。めっっっちゃ速い球を投げられるようになりたいので、最近は論文を読み始めました。T大学が色々な論文掲載サイトと契約しているおかげで、世界中のウィンドミルに関する研究の論文を読むことができます。ありがとうT大学。
 さて、様々な論文を読むようになった私ですが、読むだけではなかなか頭に入ってきません。なので、読んだ内容をこうしてnoteに文字としてまとめることにしました。人に見られることを想定して書いていないので、読みづらいところが多々あるかと思います。起承転結なんて意識してません。ご了承ください。

本論

 重心速度と球速の関係は、 綿谷先生の研究$${^1}$$によって明かされました。この研究ではウィンドミルの投球動作を、「キック局面」「踏み出し局面」「リリース局面」の3局面に分けて、それぞれ重心速度とストレートの球速が比較されました。キック局面は、左足が地面を離れた瞬間~右足が地面を離れた瞬間。踏み出し局面は、右足が地面を離れた瞬間~左足が地面に着いた瞬間。リリース局面は、左足が地面に着いた瞬間~リリースです。
以下に自分が重要だと感じた研究結果をまとめます。

  1. キック局面の重心速度と、球速には相関関係があった。

  2. 踏み出し局面で重心速度の大きな変化は見られなかった。

  3. リリース局面における重心速度の低下と球速には相関関係があった。

 ここから私の見解をまとめますが、その前に論文を考察する上で一つ留意しておきたい点があります。それは、相関関係があるからといって、因果関係があるとは限らないところです。例えば、夏の暑い日にはアイスが沢山売れ、海の入場者数も増えます。この場合、アイスの販売数と海の入場者数に相関関係は見られますが、因果関係はありません。
 とはいえ、因果関係の有無を考察しても話が進まないので、ここでは相関関係がある⇒因果関係があると仮定して話を進めます。

 先ず、先述の1から、脚の踏み切りの強さの重要性が示唆されます。本研究の重心速度は水平方向のものだったので、いかに垂直方向へのエネルギーロスを減らせるかが大事になってくると思います。

 次に、2と3から、足の着地時における両脚のパワーバランスが分かります。踏み出し局面は左足着地時までですから、右足の着地は踏み出し局面に含まれています。にも関わらず、踏み出し局面で大きな重心速度の低下が見られなかったこと、そして左足の着地後に大きな重心速度の低下があったことから、私は以下の2つの可能性を考えました。
①右足の着地から左足の着地までの時間が短い。
②右足に体重をかけず、左足に体重がかかっている。 ※2023/7/25追記
 私は、このどちらか2つではなく、両方が大事だと考えています。①と②を説明する前に、「地面反力」という言葉について解説しておきます。地面反力とは地面を押したときに、押した方向と逆向きに働く、地面から押される力のことです。中学理科で習う作用反作用の法則を考えれば分かりやすいと思います。
 では①と②の解説に入ります。先ず、①についてですが、右足の着地から左足の着地までの時間を短くすることで、右足の着地による速度の低下を防止することができます。本研究ではリリース局面における速度の低下と球速に相関関係があることが示されていました。したがって、右足の着地によって重心速度の低下が起こることは好ましくありません。
 次に、②についてです。②も先ず、①と同じことがいえます。右足ではなく左足重心にすることで、右足の着地による重心速度の低下を防ぐ効果が見込めます。②はそれだけでなく、左足に体重をかけることで、左足で地面を強く押すことができ、大きい地面反力を得ることができます。左足で発生した地面反力は、適切な運動連鎖によって、右腕の加速に繋がります。(運動連鎖については、別の折に解説します。)

(2023/7/25追記)右足に体重をかけず左足に体重をかける、と書きましたが、これはおそらく間違いだろうという考えに至りました。着地前に左脚重心にすると、身体が前に突っ込み、リリース局面で適切な体重移動ができません。したがって、着地前は右脚に重心を置き、左足の着地と同時に左脚に体重をかけることで、「ステップの勢いをボールに伝えること」と「地面から地面反力を得ること」ができるかと思います。

まとめ

 起承転結もクソもない駄文になってしまいましたが、綿谷先生の重心速度に関する研究成果を基に、投球時に意識すべきことの私見を述べさせていただきました。恐らく大丈夫だと踏んでいますが、許可なく論文の成果を取り上げることが著作権法に抵触する行為であったら、このnoteは消します。

参考文献

  1. 綿谷貴志(2016)高校女子ソフトボール投手におけるウィンドミル投法のバイオメカニクス的分析 ―投球中の重心速度と投球速度の関係―. スポーツパフォーマンス研究, 8, 429-437.

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