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ショップ店員に話しかけられるとき

僕は必ず逃げます。
正確に言うと、話しかけられそうだなと思った段階で、別の服を物色する振りしがてら距離をとります。
断固として「よかったらご試着…」とは言わせない、強い意志。

なぜだろう。

多分あからさまなお世辞を言われたくないって思ってるからでしょうか。
人って思ってもないこと平気で言えるんだなーということを信じたくないというか。
常に誠実な側面を見ていたいってことで、すなわちエゴなんですけどね。

そもそもアパレル店員って、ある程度自分の容姿に自信がある人がなりたいと思うんじゃないかなと思っていて。
服が好きで、服と自分を鏡で見て「良い」と思える人が。
だから必然的にルックスが良い人が多い。
ほら、田中圭にしまむら着せたらアルマーニに見えるじゃないですか。
服が好きになるのは、己の素材が服を際立たせてくれるからなんですよね。

そんな優れたルックスの方々に「お似合いですよ」なんて言われると、ブサイクな僕からすれば「上から言いやがって」と反発したくなるのです。
嗚呼、母さん。僕は心までブサイクだ。

「これ可愛いですよね〜」
可愛いかどうかは僕が決めるからちょっと黙っててもらえます?

「そのシャツ、僕も今着てるんですよ〜」
そもそも素材が違うからさ?

「このアイテムは...」
あと服のことアイテムって言うな?

「カジュアルなパーティーシーンとかにも使えますし」
カジュアルなパーティーの予定がないけど?

「それ、残り一着しかないんですよ」
買わなきゃいけない空気、やめて?

「(試着後)うんうん、安定感があって…」
絞り出したよね?

「かっこいいです!」
上から言うな!

どんなふうに声をかけられたとて皮肉と受け取ってしまう僕は、服を買うのも難儀です。
そんなこんなで、ありがとうZOZOTOWN。
2人の恋を、僕は応援する。

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たけだ( 元書店員/ WEBライター / イラスト描き )

webライターをやっている25才🙇‍♂️特に漫画や本の記事を書いてます📖前はwebの本屋さんでした📚イラストで描いてます🖌あるある/ギャグ1コマ漫画がメイン▼お仕事の依頼はメールにてお願い致します。takeda1993.writer@gmail.com
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