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A logical dedication

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北川貴英が書く雑感。「誰だお前?」という人向け
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noteで学べるシステマ講座 第100回「トロント本部『ステルス・ストラテジー』研修レポート 滞在編」

noteで学べるシステマ講座 第100回「トロント本部『ステルス・ストラテジー』研修レポート 滞在編」

トロント本部の通常クラス

トロント本部は前は月〜土でクラスがありましたが、パンデミック以降は縮小。ヴラディミアが担当するのは、火曜と木曜の昼・夜クラスで週4回です。もともと月・水・金はあまりヴラッドは来ず、他のインストラクターが担当していたので、その日がなくなった感じです。最近は水曜に「ウェルネスクラス」という健康法に特化したクラスが始まりました。

数週間、なかには1年近くシステマ留学をする人

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noteで学べるシステマ講座 第97回「未来への恐怖Part2」 byミカエル・リャブコ"

noteで学べるシステマ講座 第97回「未来への恐怖Part2」 byミカエル・リャブコ"

"未来への恐怖Part2" byミカエル・リャブコ" Part3本稿に先立って編集北川からのまえがき

今回はミカエルの「ロシア人らしさ」が全開となっています。
そのため西側に属する日本人の価値観・世界観で触れると、かなり違和感を感じるかも知れません。それを和らげるため、今回の原稿は北川が注釈をつけました。同じ事実、同じ世界でもロシアからはこう見えている、という一例として理解して頂ければ幸いです。

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noteで学べるシステマ講座 第95、96回新年合併号「"恐怖と向き合う" Part3」+「未来への恐怖Part1」 byミカエル・リャブコ"

noteで学べるシステマ講座 第95、96回新年合併号「"恐怖と向き合う" Part3」+「未来への恐怖Part1」 byミカエル・リャブコ"

"恐怖と向き合う" byミカエル・リャブコ" Part3会話における男女のズレ

男性は第一に女性を尊敬し、愛さなければいけません。知り合って会話をするには話題が必要ですが、会うたびごとに会話のネタを探しているのでは、一時的な関係しか作ることができません。趣味や仕事など、共通の話題を見つけなければ関係を長続きさせることはできません。そのようなもののない関係はいずれ、終わりを迎えます。ですから、男女

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noteで学べるシステマ講座 第93回「"恐怖と向き合う" byミカエル・リャブコ" Part1」

noteで学べるシステマ講座 第93回「"恐怖と向き合う" byミカエル・リャブコ" Part1」

恐怖と向き合う" byミカエル・リャブコ" Part1

自ら考える

司会:前回のクラスでは「過去の恐怖心」全般について教わりました(90回〜92回「過去の恐怖との向き合い方」参照)。今回は、パニックや恐怖心に直面している、まさにその時にどういうことができるか、ということを学びたいと思っています。

ミカエル:私たちが日常で直面する恐怖に関して、一般的なことを申し上げます。マスコミが私たちに流す

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noteで学べるシステマ講座 第92回「"過去の恐怖との向き合い方byミカエル・リャブコ" Part3」

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他者を形成するのは何者か?

ミカエル:これまでも何度かお話した寓話ですが、好きな話なのでもう一度紹介します。

…………

ある村に旅の商人がやってきます。その村の入り口に差し掛かった時、新鮮な野菜を売っている商人と出会いました。

行商人は尋ねます。
「この村にはどんな人が住んでいるんだい?」
座っていた野菜売りは顔を上げると、こう答えました?
「これまで君がいたところには、どんな人が住んでい

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noteで学べるシステマ講座 第90回「"過去の恐怖との向き合い方byミカエル・リャブコ" Part1」

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「過去の恐怖との向き合い方 by ミカエル・リャブコ" Part1」恐怖の源とは

司会:このクラスでは「恐怖心と時間」の関係について学びたいと思っています。第1週は「過去の恐怖体験」についてです。それによるトラウマなどの影響についてや、解消する方法などについて教えてもらえればと思います。

ミカエル:恐怖は私たちの心に起こるものです。例えば私たちが何かを失ったり、行

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noteで学べるシステマ講座 第88回「"英雄性"-戦士の心得-」Part2

noteで学べるシステマ講座 第88回「"英雄性"-戦士の心得-」Part2

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「"英雄性"-戦士の心得-」Part2自身を克服する

真の英雄性というものは、自分自身を克服することです。自らに残る恐怖、未知、経験からくる知恵、誰かから与えられた知識、そういった情報を全て取り入れることで、ひとつひとつ克服していくことが真の英雄性に繋がるのです。もし情報がないために恐怖を感じるのであれば、情報を手に入れます。先ほど例に挙げれば戦地であれば、戦地の

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noteで学べるシステマ講座 第87回「"英雄性"-戦士の心得-」Part1

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「"英雄性"-戦士の心得-」Part1英雄は千の顔を持つ

司会:今日はミカエルが考える本当の英雄像、戦う人はどうあるべきかということを伺えればと思います。ミカエルがいう英雄は一般的な、ハリウッド的なヒーローとは大きく異なるように思うので、その辺りを詳しくご教授頂けますでしょうか?

ミカエル:英雄性というのは人々を強く惹きつけ、刺激を与えます。英雄性には2つの側面

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noteで学べるシステマ講座 第86回「"謙虚さ"とは-戦士の心得-」Part2

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「"謙虚さ"とは-戦士の心得-」Part2言行不一致という罪

ミカエル:世界ではさまざまな問題に政治的な意図が込められています。それによって世界中が一方向に動かされようとしています。それに対して多くの人は目を瞑っているのです。いかにそれがおかしなことであるかと分かっていても、目を瞑る。例え目を瞑っていても、おかしなことであることにかわりはありません。神の教えに反し

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noteで学べるシステマ講座 第83回「勇気について-戦士の心得-」Part1

noteで学べるシステマ講座 第83回「勇気について-戦士の心得-」Part1

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勇気について-戦士の心得-」Part1「勇気」とは?

司会:今回は人生という戦場を生き抜くための戦士としての心構えについて学びたいと思います。第一週は特に「勇気」について、学べればと思います。闇雲に向かっていく勇気や退却する勇気等、いろいろな種類の勇気があると思います。ミカエルが考える勇気ある行動、勇気の定義について、あるいはそれを養うエクササイズやワークなどがあ

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noteで学べるシステマ講座 第80回「練習とはクジ引きである」

noteで学べるシステマ講座 第80回「練習とはクジ引きである」

noteで学べるシステマ講座 第80回
「練習とはクジ引きである」練習量が大切なもう一つの理由

これについてはこれまでもたびたび、このnoteマガジンで論じてきたとおりです。練習量は大事です。それが体力的、時間的に限界に達してはじめて、「質」の問題が出てきます。
限られた時間と体力の中で、最大限の練習効果を得るために「質」について考えるものであって、質さえ良ければ量は少なくても良い、というわけで

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noteで学べるシステマ講座 第78回「沈黙について Part2/3」

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noteで学べるシステマ講座 第78回
「沈黙について Part2/3」なぜコミュニケーションするのか?

私達がコミュニケーションの力を持っている、会話の力を持っている、会話という能力を持っているというのは、一体何のためでしょうか?
それはやはり、真実を人と共有するためだと思います。しかしテレビをつければ様々な情報が飛び交っています。食べ物ひとつとってみてもそうでしょう。美しくて綺麗なパッケージ

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noteで学べるシステマ講座 第77回「沈黙について Part1/3」

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「沈黙について Part1/3」人はなぜ言葉を発するのか?

司会:今回は「沈黙」がテーマです。以前ミカエルはその重要性を指摘していましたが、それについて詳しく教えて下さい。

ミカエル:まず、なぜ人間には人と会話する、コミュニケーションを取るという能力が備わっているのか考えてみましょう。
 人は話をするときにエネルギーを消費します。ここから挙げられるひとつ

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noteで学べるシステマ講座 第76回「断食について Part3/3」

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「断食について Part3/3」生徒の体験談3 断食と古傷

ミカエル:ではまた別の人に断食の経験について話してもらいましょう。彼は事故で怪我をした過去があります。

生徒1:今までさまざまな断食を試してきました。ある時、5〜6日ほどの長めの断食をした時に、頭痛がし始めたのです。それがちょうど、事故で怪我をした部位のあたりだったのです。だから断食をする際に自

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