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コロナ対策として、今すべきこと

ちゃんと調べて、正しく恐れたい

コロナ感染拡大による外出自粛。多くのお店が閉店となり、皆がStay Homeを実践しています。でも、このまま経済を止めたままでは、本当に多くの企業が倒産して大変なことになってしまう。それを回避するには国民全員が「正しく恐れること」が重要だと常々思ってきましたが、そんな中、ようやく見通しを立てるための整理がついてきた気がしてます。

最も大きなのは、当初WHOが発表した「感染後の致死率2%」という大前提が崩れてきてること。そうなれば対策が大きく変わる。だからこそ、PCR検査を母数とするのではなく、抗体検査で想定感染者を統計的に割り出して、想定致死率をしっかり出すべきだと思っています。

以下、私見ですがここまでわかってきたことと、現状の懸念、そして今、やるべきことをまとめてみました。

■ここまでわかってきたこと
①医療崩壊下のNY市の想定感染者180万(抗体検査 ※当時の死亡者12,100人、想定致死率は0.63%
②イタリア死亡者の87%は、70歳以上の高齢者
※つまり70歳以下の致死率は想定0.08%(医療崩壊下で。これはインフルの致死率より低い)
③コロナは湿度と日光に弱い(日光2分で半減)
アジア諸国と欧米諸国で致死率が大きく違っている
 ※BCG説、HLA説など様々議論中
 ※中国、台湾、韓国はコロナ収束に成功
⑤発症の1〜2日前に最も感染リスクが高まる
⑥気管内のウィルス量は年齢が高くなると増えていく
⑦アビガン等の治療薬は、重症化前の治療に効果あり
⑧ワクチン開発は、6~18ヶ月かかると言われている
 ※世界的な普及までは、さらに1年〜1.5年必要
⑨再生産数はここまでの対策でR2.5→R0.5へ減少
 ※1人の感染者が何人に感染させてしまうか。
 ※R1以下で感染拡大は収束に向かう

参考情報:
新型コロナの「本当の致死率」はかなり低いのではないか?
日本株のBCG接種に「コロナ死」抑制力の根拠
神戸市民4万人に感染歴か 試算の病院長「公表患者260人と隔たり。本当に大きな驚き」
世界各国の100万人あたりの感染者数・死亡者数をまとめたサイト
再生産数とは 「1」以上なら感染拡大

◾️現状ある懸念
・収束成功した東アジア諸国がブロック経済圏を作る可能性があり、そこに入れないと日本の経済復興は大きく遅れる可能性がある
・根拠のあるデータを示して政策判断をしていかないと、国内からも国際社会から信用を得られない。

参考情報:
新型コロナウイルスについて⑪:世界の4つの対応方針の比較分析〜封鎖解除の模索を始める世界と取り残される日本〜

■今、やるべきことは?
コロナの影響による「死者数を最小化させる」
 ⑴網羅的な抗体検査の実施する(足下の状況把握)
 ⑵エリア別、年齢別の想定感染者数を明確化する
 ⑶データと医療キャパシティのバランスをみつつ
       段階的に外出自粛・営業自粛を緩和させていく
  ※緊急事態宣言は5月末で終了(ここが限界)
  ↓
その先は…「集団免疫獲得」を前提に対策を推進
 ・エリアや年齢層別にグラデーション付けた規制
  ※規制と補償&支援はセットで
  ※特に70歳以上の方は外出自粛を要請
 ・治療薬と治療法が確立し次第、対応進める
 ・ワクチン開発を全力支援
   ↓
   医療崩壊を回避しつつ、通常通りの経済活動を進めて
   早期の70%免疫獲得を目指す

以上

これが今、もっとも合理的かつ有効な対応なんじゃないか?と思っています。とにかく「正しく恐れる」ためには、信用に足るデータが必要です。

PCR検査数は、感染の全体像を捉えるデータとして当てになりません。だって検査実施数はコントロールできるものだし現状でも検査スキームがうまく回っておらず、検査数は伸びていない。また昨今メディアが過剰に煽るから、たとえ感染の疑いが出ても、怖くて検査に行かない人も多数いると思う。この情報が垂れ流され続ければ、完全に国民感情をミスリードすることになってしまうと、懸念しています。

先日の安倍首相会見で、最後に「抗体検査の実施による現状把握は迅速に進める、現在検査キットの性能評価中」というコメントがありました。これをとにかく早期に進めて貰いたい。切に願っています。

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