eドラフト会議の振り返りとこれから

初めまして、ebaseball プロリーグ埼玉西武ライオンズ代表のどいやこと大上拓海です。

初めてこのような記事を書くので、見にくい点も多々あるかと思います。ただの自己満文章かもしれませんが最後まで読んでいただけると幸いです。

まずは、簡単に自分がオンライン対戦を始めたきっかけについて書いていきます。

私が、本格的にパワプロのオンライン対戦を始めたのは昨年のプロリーグの開催が決まった時です。それまでは、オンライン対戦はサクスペ杯をときどきやる程度だったのですがその次の週にプロテストのオンライン予選が開催されるということをたまたま知り、そこからオンライン対戦にのめり込んでいきました。そして、今こうしてプロになることができたのは去年のオフライン予選で、てぃーのさんと同じ組になりそこで衝撃的な打撃技術の高さを見せつけられ自分もあんだけ打てたら楽しいだろうなー、そう感じてひたすら練習してきたからだと思います。

自分は大学生なので時間を作ることは割とできたため、上手い人の動画を見て勉強したりオフ練に参加するなどして1年間猛練習してきました。そして、昨年のオフ予選の敗退の悔しさから1年。練習の成果が身を結び

今年のオンライン予選では西日本7位、オフ予選でもグループJで5勝0敗。

自分の力を出し切ることができた結果、eドラフト会議の場まで進むことができました。あれから1ヶ月以上たったものの、eドラフト会議のことはいまだに鮮明に覚えています。


1年間やれるだけのことはやってきて、オン予選オフ予選ともに結果もともなっていたと思っていました。だからeドラフト会議では、上位指名ではなくとも指名はしてもらえるだろう。そういった思いは少なからずありました。しかし、実際ドラフトが始まってみると進めど進めど自分の名前は呼ばれませんでした。最初のうちは他の人の指名を素直に喜ぶことができましたが進むにつれて1枠、また1枠と減っていくプロになれる権利に他の人の指名を素直に喜ぶことは出来なくなっていき、どんどんと自信はなくなっていきました。

そして、いつの間にか残りは横浜DeNAと西武ライオンズの2枠のみとなってしまいました。正直言うと西武ライオンズさんは個人的に他の方を取るだろうと思っていたのでDeNAさんに指名してもらえなかったら無理だろうなと思ってました。祈るような気持ちでDeNAさんの指名を待ってたもののまたしても自分の名前は呼ばれず。この時点で私は99%指名されることを諦めてました。

1年間プロになるために努力して、確かな結果も残してきた。これ以上何を頑張ればいいんや、来年あるとしてもまた1年頑張れるのだろうか…。そんなこと思っている間に最後の指名が始まりました。その時、私は永遠に呼ばれることのない自分の名前を待つのも嫌になったのか画面すら見ることができずただただ下を向いてほんのわずかな希望にかけて祈ってました。そして、関野さんの声で読み上げられた

埼玉西武  大上拓海

あの瞬間は間違いなく今までの人生で1番嬉しい瞬間でしたし、心の底からのガッツポーズが出ました。もうだめと思っていたところからの指名ということもあり最高に嬉しかったです。その後、一旦解散となり私はお手洗いに向かったのですがその途中で前から西武ライオンズ代表のなたでここくんとミリオンさんが歩いてきて普段はあまり自分の感情を表すのが得意な方ではないのですがあの時は興奮のあまり思わずハグしました。おそらく、人生で初めて自分からしたハグでした。とても暖かいハグでした。

先ほども書きましたようにプロ48人のうち1番最後に指名されたプロということで今回惜しくもプロになれなかった人の気持ちも1番分かると思います。もちろん、一人一人の思いだとか悔しさだとかを推し量ることはできませんが自分も一度は諦めかけ、絶望してました。これからどうすればいいのだろう、とりあえず解説目指そうかな?それとも一旦パワプロと距離を置こうかな?そんなことまで考えてました。ときどき、寝る前とかにふと思います。あの時選ばれるか選ばれないかで全然違う世界を歩むんだなと。自分も含め、競合した選手の抽選結果がもし違うければ選ばれなかった選手もいたでしょう。運も実力のうちといったらそれまでかも知れないですけどほんのわずかなことでここまで大きく見える世界が変わるんだなと思います。

しかし、選ばれなかった人に報いることができるたった1つの方法はプロリーグを盛り上げることだと思ってきます。正直言って、自分はまだパワプロのプロプレイヤーとしてプロリーグを盛り上げることはできていないと思います。それでも、公式発表によると第1節のチケットは完売しているとの情報。本当にありがたい限りです。

不器用な自分が出来ることはプロリーグで素晴らしい試合をすること、見にきてくれた方達に来てよかったと思ってもらえるような試合をすること、それしかないと思ってます。これまで、何をやっても中途半端で終わってきた自分がやっと自分の力で努力して勝ち取ったプロの座です。たかがゲームで、と言う人もいるかもしれません。しかし自分にとってパワプロはもはや、かけがえのないものとなり、パワプロを通して多くの人と出会えたことに感謝しています。


さぁ、ついに明日からebaseball プロリーグが開幕です。ここまで来るまで長かったといえば長かったですが早かったといえば早かったと感じます。正直今は不安の方が大きいです。しかし、自分のプレーをすることができれば勝てると信じて、まずは楽しむことを第一に考え、そしてここまで来たなら何としてでも日本一の座をつかみとりたいです!!!

ふー、何とか開幕までに間に合ったぁぁぁーーー




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