どうしても忘れたくない1日を積み重ねたあなたの人生と忘れたくても忘れられない1日を積んだあたしの人生で戦ってみようか

自分が文章を書きたいなと思う時はどうやらどうしようもない気持ちが生まれた時が多いようで、最近はやれ誕生日だのイベント事だの家の事だのとかなりドッタンバッタン大騒ぎんちゅだったので少しペンをほおり投げていました、すみません。かといって今日唐突にどうしようもない感情に見舞われたわけでもないし、日々を怠惰に無感情に咀嚼していたわけでもなく、1人で書きこぼしていたという限りです、また思い出したように書くと思います、今日は少し感覚の自己紹介。

丁度2年前、北海道に行った時にライラックを見ながら頬張った大好きなラム肉の味はもう思い出せないですが、草むらに寝転んだ時のやけに涼しい風の肌触りだけは鮮明に覚えていて、逃げ惑うあたしの感覚を綺麗に整列させようと脳内をスワイプしています。

あたしは嗅覚が多分かなり偏っていて、人間特有の好きな人の匂い苦手な人の匂いはかなり感じられるのですがよく言う"いい匂い"などにはかなり鈍感で、素敵な食事を前にしていい匂いがしてきたねなんて楽しい会話も少し無理をしてしまうし、可愛い戸棚に入った香水を嗅ぎ比べてどの匂いが好きかだなんて聞いてくる可憐な少女がいたとしても、気の利いた返しを探して2、3行の薄い詩が書かれた紙が詰まった引き出しを開けてしまいがちです。誰か匂いの貴公子様、あたしをこの集積場から連れ出してくださいまし。

目はいい方ではないけれど、ブルーライトをくらい続けているにしてはいい方で普段は裸眼、夜の景色が見たい時はメガネ。味はうるさくはないけれど多少は違いはわかる方。耳はおそらく良くないけれど、学校の聴力検査でひっかかってる人をみたことがないからきっと悪くないのでしょう。触覚はなんだろう、強いとか、あるのかな、でも熱いものは苦手だな、お味噌汁も少し冷ましたいし、背中に文字を書いてもらうゲームもきっと得意。

短く、キュッと五感の話をしてみて、きっとみんなが知りたいのは感性なんだろうなと思って、感性は端々から感じ取って欲しいなと欲を張った上で一つ大声で言っちゃおうかな、侍が、好きです。



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