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AIを活用したマーケティングのDXプラットフォーム「AIアナリスト」を提供するWACULの取締役CFO。仕事術、思考術、ビジネス論、キャリア論などを書きます。京都大学卒業後、ゴールドマン・サックス証券で証券アナリスト、A.T.カーニーでテクノロジー担当マネージャーを経て、現職。

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  • 深セン旅行記

    深センを2018年6月に訪れた。そもそも何故深センなのかから、深センで見たものについて、これから行かれる方や深センを気にかけている方に対し、ガイドも含めてお見せしたい。

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多くの人が疑問に思う「地頭」とは何なのか考えてみたら立方体だった話

「地頭」とは何なのか以前、外資就活相談室で”「地頭」とは何か”という質問を以前いただきました。 地頭という言葉がビジネス界で流通していますが、細かく説明するとどういう力なのでしょうか? 私の理解ですと試験のように定義や用語を覚えて再現する、ということよりも一歩か二歩上の能力だと思っています。リーダーレベルだと持っていけないと言いますか。 ご質問者の方がおっしゃる通り、地頭というのは、別に試験に受かる能力ではないと僕も思っています。それならそもそも「地頭」という言葉は必要な

    • 分析力とはなにか?それを構成する4つの要素とは

      「分析が得意です!」と面接でアピールする人がいます。しかし、それは具体的には、どういうスキルがあると言っているのでしょうか? 人によって言葉の定義が曖昧になると困るのが、特にこうした面接のシーンです。面接官Aの評価コメントで「分析力がある」と書かれていたけれど、面接官Bは分析力があるとは感じなかった、なんてことはよくあるでしょう。その時、面接官Aと面接官Bとふたりの評価そのものが違ったのか、分析力という言葉の定義が違ったのかがはっきりしないのは困りものです。 マーケティン

      • 戦略コンサル各社っていったい何人いるの?厚生年金保険から探ってみた

        戦略コンサルティングファームって何人いるの?と問われると案外わからないですよね。特に近年は各ファームとも採用を積極化していたこともあり、以前の規模感とは違ってきました。そこで厚生年金保険・健康保険 適用事業所検索システムを用いて、厚生年金の被保険者数が何人いるのかを見てみました。 前提として、厚生年金の保険者数なので、バックオフィスの方も含まれるでしょうから、純粋なコンサルタントの人数ではありません。 ではさっそくいってみましょう! マッキンゼー・アンド・カンパニー:8

        • 証券会社とコンサルでのロジックに対する感度が違う、という話

          いつもはニュースを取り上げるのですが、今回こんな質問をいただきましたので、こちらについて皆さんにも紹介したいと思います。 ※もしご質問あれば、TwitterのDMで送ってください なるほど、そんな感じ方をするのか、でも実際自分のバックグラウンドに応じて言う事/言い方は変わるなと思ったので、以下のような返答をしました。(質問・回答をブログ等に書くことについて、ご本人の同意はいただいています) ゴールが違うからアプローチも違う端的に言えば「ゴールが違う」というのが、話し方だ

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        多くの人が疑問に思う「地頭」とは何なのか考えてみたら立方体だった話

        • 分析力とはなにか?それを構成する4つの要素とは

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          入社してすぐ転職サイトに登録する人が過去最高に。これをどう見るか

          dodaの調査では2022年4月に新社会人がdodaに登録した数を見ると、11年前に比べて実に28倍になったそうです。 doda編集長の喜多恭子氏は“転職ネイティブ世代”だとコメントしています。これはネガティブなことなのかポジティブなことなのか、評価するのは難しいでしょう。ただ、1社で勤め上げることが稀になり、どんどんと転職が当たり前になっているトレンドが、新卒にも来ているのだという証左ではあります。 60歳で3割程度が転職経験なし。けれど20代でも4割は転職しているでは

          入社してすぐ転職サイトに登録する人が過去最高に。これをどう見るか

          キャンプファイヤーの横領事件について、上場スケジュールから推察する

          告訴の時系列と上場準備スケジュール 告訴の時系列と上場準備スケジュールとを見比べて、何が起こっているのかを推察していきます。 クラウドファンディングサイト「Campfire」で元経理担当者の横領がありました。衝撃的でした。というのも、2021年の6月に家入さんがBloombergに「年内上場を目指す」と語っていたからです。 横領なんて上場準備に大きな影響を与えるに違いない超絶大事件です。それがあって、経理担当者の懲戒解雇をしてからまだ半年というタイミングで上場について語

          キャンプファイヤーの横領事件について、上場スケジュールから推察する

          M&Aセンターの不正の温床はどこにあるのか

          日本M&Aセンターの不正に関する調査報告書が話題に日本M&Aセンターの不正に関する調査委員会の報告書が話題です。 そもそもM&Aセンターで何があったかというと、成約前の仲介業務の契約書の写しを偽造するなどして売り上げを前倒し計上する不正行為があったのです。 さかのぼると、21年12月に『当社連結子会社の売上の期間帰属等に関する調査のお知らせ』が出ており、当時は「売上計上タイミングで、契約書に捺印した日か契約書記載の日かが微妙とかそういう話かな」くらいの捉え方をしていた株式

          M&Aセンターの不正の温床はどこにあるのか

          Metaの株価下落と未来をどう見るか?

          Meta(旧facebook)が決算を発表。株価は大きく下げるなど、ネガティブな反応でした。この反応について、考えてみましょう。 Meta(旧facebook)の決算はネガティブ米国時間2月2日、Metaは第4四半期の決算を発表しました。投資家は結果に落胆し、株価は20%急落しました。 決算のポイントは以下の通り。 足元GOODも見通しBAD 広告事業の見通しは悪い AR/VR領域(いわゆるメタバース)は大幅赤字 ポイント1:足元GOODも見通しBAD 第4四半

          Metaの株価下落と未来をどう見るか?

          若者vs.中高年…「分かり合えない」ってホント?

          世代間の価値観ギャップについてまとめた上記のNewspicksの記事を読みました。要するに「マスメディアやメガヒットなど画一的であった中高年の時代」と「多様性や個性が重視された若者の時代」のギャップについてをまとめています。よくあるものとして「モノとコト」みたいなやつですね。 ただ、世代間格差(ジェネレーションギャップ)自体は常に存在するものであって、今更という感じもします。もちろん、その世代間格差が拡大しているという可能性はあります。一方、「それって世代間だけじゃなくない

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          バーティカルSaaS(業界特化型のSaaS)が盛り上がっている?

          バーティカルSaaSが増えてきた背景ホリゾンタルSaaSがあらかた登場しきったため、機会を求めるとバーティカルSaaSを狙わざるを得ないでしょう。今は業界の大きなところから、バーティカルSaaSが生まれていきそうです。建設業や金融業で生まれているのがまさにその流れだと思います。 また、業務の軸として、ホリゾンタルSaaSがコーポレート業務など業界をまたいでも同じ業務を中心にさらっていったあと、業界慣習などが多数あるとバーティカルが強いでしょう。美容院やホテルの予約管理Saa

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          ぜひ読んでおきたい!マッキンゼーの小売業の自動化余地レポート(日本語まとめ)

          「将来にむけてリテール業はオペレーションモデルを構築せよ」というマッキンゼーのレポート(英文)が出ています。この要約と、この提案に対する企業側目線での課題をまとめました。 内容 - 前提小売業は、コロナ前から、¹収益性の低下、²消費者の嗜好の進化、³ECの急激な増加にさらされてきたことでずっとキツい。 そこでコロナが来た。これは新しい方向に引っ張ったのではなく、これまでのトレンドを加速した。高級品のオンライン取引は8年分の変化が2年で起きている。 これまで小売業はその対

          ぜひ読んでおきたい!マッキンゼーの小売業の自動化余地レポート(日本語まとめ)

          アニメ好きは知っている!アニメ制作会社の厳しい需給環境

          「やりがい搾取」という言葉があります。やりがいにモチベーションを求め、給与を安く人を働かせることです。ただ、“搾取”ならば、会社が大儲けしているのが前提です。しかし、そもそも会社も儲けてない場合は「やりがい搾取」より深刻です。 搾取にも至らないアニメ制作業界アニメ業界はまさにその典型です。アニメ制作に関わりたいアニメーターの給与は低く、そして制作会社は火の車です。倒産もしばしば。 ではどう稼げばよいのか。これまではテレビの放映枠をCM先として増やし、DVDやグッズによる売

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          Pring買収の記事を紐解いて資本政策を想像する

          日本経済新聞が「Googleが決済サービスのPringを買収」という報道がでました。特に一番最初の報道では「グーグルがみずほ銀行などプリンの既存株主から全株式を200億~300億円で取得する方向で最終調整に入った」と記載がありました。投資家はこの数字を信じて相当なキャッシュがメタップス社に入ると見たでしょう。 しかしその後のメタップス社の開示によると、45.3%を4,921百万円で買収したとのことです。100%換算では108億円なります。 持分法適用関連会社株式の売却に関

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          溶ける業界の境目、そこで価値が高まるものは何か?

          溶ける「職種の境目」として“コンサル”と“マーケティング”が挙げられています。 このふたつは僕らWACULの事業ドメインですが、ここ1年の需要の強さと各社のポジショニングの取り合いは目を見張るものがあると感じています。 そんな中、価値が高まるのは何だろうか?と考えてみました。 コンサルが溶けるコンサルはDXを実現できる頭脳+デジタルのセットが強い “コンサル”といえば、アクセンチュアの強さもそうですが、昨日ベイカレントが素晴らしい決算とアグレッシブな中期経営計画*を出

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          2022年前半戦。買ってよかった骨盤サポートチェアとオープンイヤーイヤフォン

          2022年度も気づけば8月のお盆。ここまですでに8ヶ月が過ぎています。そこで今年、買ってよかったものを2つ、書いておきたます。 MTG スタイル スタンダード 骨盤サポートチェアまずはこちらを紹介したい!EMS機器のSIXPADで有名なMTGが販売している骨盤サポートチェア「Style(スタイル)」です。 僕は慢性的に肩こりが激しく、肩甲骨あたりはガッチガチでした。仕事は画面に向かってキーボードを打つようなデスクワーク中心で、リモートワークも長くなっています。家の仕事場の

          2022年前半戦。買ってよかった骨盤サポートチェアとオープンイヤーイヤフォン

          キャンプファイヤーの横領事件について、上場スケジュールから推察する

          クラウドファンディングサイト「Campfire」で元経理担当者の横領がありました。衝撃的でした。というのも、2021年の6月に家入さんがBloombergに「年内上場を目指す」と語っていたからです。 横領なんて上場準備に大きな影響を与えるに違いない超絶大事件です。それがあって、経理担当者の懲戒解雇をしてからまだ半年というタイミングで上場について語っていたなんてと衝撃を受けたのです。 上場に関する観測記事が出るとき、本当に偶然漏れてしまったのか、それとも意図的に漏らしたのか

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