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人間は簡単には変われない

「馬鹿は繰り返す」。高校時代にサッカー部のコーチがよく口にしていた言葉。目覚めるとこの言葉が脳裏をよぎった。

二日酔いだ、記憶もない。

昨日久しぶりに人と飲んだためか、飲み過ぎてしまった。記憶は残っていないが、一緒に飲んでいた先輩に迷惑をかけたことは間違いない。先輩からのLINEと僕の汚れた服が物語っている。


僕は大学生になりお酒に出会ってから、しばしば飲みつぶれることがあった。しかも悪い酔い方で。

歌舞伎町失踪事件や神社の前で白目むいて泡ふき事件、歌舞伎町の植木けり倒し事件など、様々な事件を起こしてきた。財布と携帯、家の鍵を同時になくし、親にまで大迷惑をかけたこともあった。

酒に飲まれる自分が本当にダサいし、いろんな人に迷惑をかけてしまった。

社会人になる前にこんな自分の酒癖を治したい。そう思った僕は本当に酒癖を改善し、最近1年はお酒で記憶をなくすことがなかった。


しかし、今この文章を書いている自分の脳みそには、昨日の記憶が残っていない。

おそらく僕は、長いこと飲みつぶれていなかったことから油断していたのだ。22歳を手前にしで飲みつぶれている自分が情けない。

飲んでいた場所から1時間ほどかけて歩いて帰った記憶はある。その道中、情けない自分に嫌気がさし、叫びまくっていた。その証拠にいま喉が痛い。

また同じ失敗をしてしまったことが相当悔しかったのだろう。酔いがさめた今でも叫びそうなほど悔しい。


この酒癖を治すには、この悔しさを忘れてはならない。

しかし僕はこれまで、財布と携帯と家の鍵を同時になくしたことを忘れたことはなかった。

それなのにまた酔いつぶれてしまう。なぜ繰り返し飲み過ぎてしまうのか。

そもそもお酒をやめれば良いのか?でも辞めたとこでこの問題が解決されたことになるのだろうか。というかお酒は悪くない。悪いのは自分だ。

ともかく、”なぜ繰り返し飲み過ぎてしまうのか”、この謎が解けない限り、僕は同じことを繰り返すだろう。


人間は簡単には変われない、そんなことを「馬鹿は繰り返す」という言葉とともに自分の心に刻む。今日はそんな朝を過ごした。


PS. 昨日一緒に飲んだ方たちへ、申し訳ございませんでした。


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