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LISKコインのリブランディングについて


こんにちわ!

高城です!

仮想通貨の情報を日々取っていこうと必死な方は、
必見ですが、

LISKコインのリブランディング。

何故か全く価格変動なしでしたね、、、


これはなぜだったのか?

そして、リブランディングになぜ大きく期待が寄せられたか
について書いていきたいと思います。


◆記事のポイント◆

1.リブランディングとは?

2.過去リブランディングで成功した通貨

3.Liskリブランディング内容

4.リブランディングした通貨が高騰する理由

ーーーーーー


■リブランディングとは?


良く一般企業にある手法なんですが、
既にある既存の商品、例えば化粧品などの「パッケージ」や「名称」を
変更する事や、

健康食品等であれば、
改めて○○の成分も足されてさらに栄養価が増幅しました。

と言うような形です。

その仮想通貨バージョンと思ってもらえればと思います。


■過去リブランディングで成功した通貨


・ANTSHARES(アントシェアーズ)→NEO(ネオ)

スマートコントラクトを搭載した中国版イーサリアム「NEO」は
リブランディングによって大成功したことで有名の通貨です。

元々はAntShares(アントシェアーズ)という読み方が難しい名称でしたが、2017年6月のリブランディングにより、NEOになりました。

その恩恵なのかそもそもポテンシャルなのかは定かではないですが、
今では時価総額10位以内をキープする主要アルトコインになりました。



・Darkcoin(ダークコイン)→DASH(ダッシュ)

続いては、「DASH」です。

2014年1月に公開された仮想通貨で、
当初はDarkcoin(ダークコイン)と呼ばれていました。

ダークとかもうなんか闇っぽくて暗いイメージで長いこと停滞していました。

2015年に即時取引ができる「InstantX」という機能を導入したことによって「素早いイメージを」ということでDASHに改名しました。

言うまでもなくこちらも価格が大幅に上昇しました。


■Liskリブランディング内容


・ブランドアイデンティティの刷新

・Liskプラットフォームの進化

・新しいウェブサイト開設

ここに付け加えて、シンボル(デザイン)が変更される予定です。


リブランディング戦略顧客名簿には、
マイクロソフト、メルセデスが含まれることが
分かっており、さらなる発展が期待されます。


■リブランディングした通貨が高騰したのか?


リブランディングの価値を高めた話はここからが本番ですが、
なんで価格高騰したのか気になりますよね?

その理由を仮説を元に解説していきます。


・仮説① たまたま過去実績で成果をあげているから

これは「NEO」のチャートですが、6月にリブランディングで改名を行い、
そこからじわりじわりと上げて、8月くらいに一気に高騰しました。

確かにこれはリブランディングの恩恵を受けている可能性があります。

それは以前「DASH」がリブランディングで高騰したと話題になったことで
ユーザーの皆さんが過去の成功実績を元に「リブランディング=高騰」と
考え、買う人が増えたという説が1つあるかなと思っています。


・仮説② 情報をインフルエンサーが発信するだけで認知向上を図れるから

インフルエンサーの発信力って、世の中の方が思っているよりも
効果は実は絶大なんですよ!

正直リブランディングの情報は例え、その該当通貨を持っていなくても
誰しもが気になる情報なわけです。

ということは、そのような美味しいネタをブロガーさんが
スルーするわけないんです。

同じような内容の記事を色んなブログからリリースされ、
今まで脚光を浴びていなかった通貨がいきなり「注目の的」になるんです。

そして仮説①と繋がりますが、過去の実績から「リブランディング=高騰」の方程式が脳内で確立しているユーザーさんがこぞって購入に走るのです。

そんなのどう転んでも上がる運命でしかないですよね。

インフルエンサーの情報発信が高騰に繋がるという仮説は
非常に有力かと思います。


・仮説③ たまたま仮想通貨の相場自体が上がっているだけ説

8月1日にビットコイン分裂問題がひと段落して、
1ビットコイン約30万円だったのが8月31日には一気に51万円まで
高騰しました。

「NEO」が高騰したのは、その8月からです。

そして「DASH」が一気に高騰したのも、
同じ時期の2017年6~7月のビットコイン分裂騒動前の高騰です。

そして、2月にリブランディングをした「NANO」は1月中旬から2月にかけて大暴落したビットコイン市場の波にのまれてしまいました。

ということは特に「NEO」に関しては、
リブランディングで高騰したというより、たまたま仮想通貨の相場が上がる
タイミングとうまく重なってその勢いでそのまま高騰しただけ説!?
の可能性も浮上してきました。


・仮説④ もしかしてリブランディングそこまで影響ない説!?

ここまでくると、最早かんけいなくないか?
っていう領域まで来てしまいます。

個人的には期待していた側なんで、少しショックですが続けます。。。



こちらのチャートは「DASH」ですが、
DASHはリブランディングで大成功を収めた通貨の一つとして
よく取り上げられます。

ただ、よく考えてみると、
「DASH」がリブランディングを実施したのは、2015年5月です。

で、高騰したのは2017年で、
2017年6月くらいからじわじわと上がっていっています。

これほんとにリブランディングの影響あるの?って感じです。

確かに「Instant X」を搭載することで送金の承認時間が4秒になったというのは非常に魅力的な機能であり、それは「DASH」と改名したきっかけでもあると思います。

ただ、それが高騰した「大きな要因」というより、それまで脚光を浴びていなかっただけの通貨が仮想通貨全体の認知が上がっていくのに併せて
「DASH」の魅力にユーザーが徐々に気づいただけなのではないでしょうか。

たぶん「DARK COIN」のままでも正直高騰していたんじゃ…。

ここから見て取れるのは、リブランディングが高騰した要因ってのは
百歩譲って納得するとして、高騰の要因はあくまで「名称の変更」ではなく「機能面が向上」したからなのではないでしょうか。

リブランディングから2年の月日も経っていることから
「リブランディングを行った」という事実自体が高騰に繋がっているとは
考えにくいです。


そして、
最後にもう1点

こちらは、2月1日にリブランディングを実施した「NANO」です。

2月1日にリブランディングを行い、しかも2月3日には世界一の取引所「BINANCE」に上場したにも関わらずそこまで伸びているのか?

って思うわけですよ。

シンプルに大恐慌の波に攫われて死んでませんか?

1月の高騰は果たして「リブランディング」の影響なんでしょうか。

僕の記憶だと1月初旬から中旬にかけてあらゆる通貨が高騰しまくって
巷では「バブルやバブル!!」とお祭り騒ぎだったような気がします。

という事はこのチャートの高騰は2月1日にリブランディングが行われるという予告を受けて、というよりそもそも上がるべくして上がっただけ説!?
が浮上してきました。


・結論として

ここまで、いろいろな憶測を唱えて書いてきましたが、
結局過去の通貨にしても、価格が高騰したのは、
リブランディングの恩恵だったのか、
正直まだリブランディングの実績が少なすぎて何とも言えませんでした。

ただ、少なくともリブランディングの際に、
新たな機能や壮大なビジョンを打ち出したり、
それこそリブランディングの発表の際にどこか大手の企業や国で連携します!

とアナウンスしたら上がる要素にはなるかなと思います。

なので、少なくとも「名称チェンジ!」だけの発表だと拍子抜けして
下がるかもしれないですね。

なによりリブランディングに備えて大量に購入したユーザーも
多くいると思うので、情けない発表だと下がるのは当然かと思います。

ということで、結論としては、「結局リブランディングの内容次第」
という見解になりました。


個人的には、
残念な結果にはなりましたが、

最近の市場は、完全にトレーダー目線も入ってきているので
チャートを見ながらできるようになるといいかもしれませんね(^^)/


それでは。



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