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インスタで重要なのはフォロワー数ではなく熱烈なファンの数

若者を中心に、
すっかり日常的な情報発信(収集)ツールとして定着した感じのある

#インスタグラム ですが、

多くの企業が、インスタグラムで影響力を持つ「インフルエンサー」をPRやECに起用しています。

今回はそんなインスタグラムをここ1年通じて分析してきて感じることの一部分を書いてみました♩

――なぜインフルエンサーをプロデュース&仲介するビジネスが流行っているのか?


僕は、広告業界の方々からの媒体の話を聞く中で、きっちりとターゲティングできる広告がないという意見をより多く聞きました。

電車でもスマホでも、いろいろな広告を目にすると思いますが、ほとんど興味のないものですよね。

その中で、効率的に人々の関心を引く広告を生み出せないかと考えたときに、今大注目と話題になっている、インスタグラムなどのSNSを使えば、使っている人たちのライフスタイルに合わせた広告を表示させることができると言うことでした。

例えば、
インスタグラムでハッシュタグが

「 #ママ」「 #保育園」となっている
投稿の主は、
ママである可能性が高いわけですよ。

今まで「子供が保育園に通っているママ」のように、対象となるセグメント(購買行動が似ている消費者の集団)をはっきり定められる広告はありませんでしたが、

SNSでは、データを集めて活用することで、
企業にもユーザーにも価値のある広告を提供できると言うことです。

*インスタグラム講座のワンシーンです♩

インスタグラムやYouTube、Facebookなどでは、フォロワー数(影響力)よりも、セグメントを切り出せることに広告としての価値があります。
ママのインフルエンサーであれば、憧れているママたちがフォローすることで、ママのコミュニティーが出来上がります。

すると、そのコミュニティーに向けて企業は効率的に広告を打てます。

一方で、インフルエンサーとして憧れられる才能の持ち主は、それをもっとお金に変えるべきだという思いもあルわけです。

――現在のインスタグラムの影響力について、どのように感じているか?


Facebookもそうでしたが、僕は、時代は若者から生まれると思っています。
大体僕は世代ですし。。。

Facebookはすでに祖父母や親世代のユーザーも増え、僕らの生活の一部になっています。

インスタグラムはまだそこまでいっていませんが、ユーザー層の伸びを見ていると、30代以上のアクティブユーザーが少しずつ増えておりいわゆる一時代を築いたモデル系のインスタグラマー以外の

ママ系インスタグラマーが台頭してきています。

つまりもうFacebookのような流れがきているな〜っと感じているわけです。

アメリカでは、インスタグラム上にApple Payなどで決済できる直販機能が実装されました。

タグ付けをタップするとそのまま購入画面に飛び、物が買えるテストマーケティングをメイシーズ(米百貨店)などが行っています。

ShopNow 機能ってやつですね!

それが今日本でも導入されました!

憧れのインスタグラマーが身につけている物などを見て、フォロワーが自分と照らし合わせ「自分も似合うかも」と思い、物を購入しやすくなるEC文化が浸透してきていると思います。

つまり、インフルエンサーの持つ価値がさらに高まることを意味します。

――インフルエンサーになるために必要なエンゲージメントの目安は?

インフルエンサーは、インスタグラムの一つの投稿に対して、
5〜10%のエンゲージメント率(投稿に何らかのアクションが起こされる割合=〈コメント+いいね!〉÷フォロワー数がベストです。

もうかなり知られていることなのですが、
フォロワーや「いいね!」はお金で買えてしまえるというダークな部分があります。笑

もちろん否定はしませんが、一般的にあまり関心がない方や実際そこまで知識がない方には、本物のインフルエンサーを見極めるのは難しいです。

実は、企業様によっては、開発したAI(人工知能)でフォロワーの属性を分析しています。

性別、住所、よく行く場所、年齢、フォローしているコミュニティー、投稿画像などをカテゴリ分けして、自動で分析をすることで、その人のライフスタイルが見えてきます。

そのデータを基に、企業がインフルエンサーを選び、インフルエンサーがPR用の画像を投稿することで、それが効果的な広告となったりするわけです。

まあツールは大量にありますけども、
はっきり言って分析が出来る人間が一人いればインスタグラマーの媒体の戦略は丸裸です。

――インスタグラムでのフォロワー数を増やすためのアドバイスがあるとすれば?

二つあって、ひとつは、本物のフォロワーをシステム的に効率よく集めることです。

例えば、
渋谷にあるオシャレなカフェのオーナーがインスタグラムで集客するとします。

その場合、アプローチすべきは渋谷に月に2回以上来ていて、おしゃれなカフェを好む18歳から35歳くらいまでの女性で、

ハッシュタグに「 #女子会」「 #カフェ巡り」を使っているユーザーということになります。

そのユーザーに対して「いいね!」をしたり、コメントを投稿したりすることで、継続的なリーチと来店に繋げます。

もう一つはセンスで戦う手です。

一番重要なことは、プロフィール欄です。
ユーザーが最初に目にするプロフィール欄での離脱率は74%程と言われ、非常に高いです。
そのため、ファーストビューに目を落としている約5秒の間にコンセプト、趣味などがわかるようにプロフィールを日本語で書くことも大切です。

日本人のフォロワーを増やすのであれば、ぱっと読んでもらうために日本語だけで書くべきです。

また、インスタグラムでは、画像の統一感も大事です。9枚のサムネイルでちょうどスマホでの1スクロール分になりますので、9枚を同じ色合いやアングルでそろえて、ストーリー性を持たせることも大切です。

さらに、文章にちょっとした豆知識を入れ「教育」と「共感」を意識しながら、計画的に投稿することで、エンゲージメントが高まります。


――未来のインスタグラムはどのようになっていくか?


ShopNowの導入によってタグ付けをタップするだけで、物が購入できるようになり、アマゾン化していく可能性はあると思います。

今後は、より生活の一部となり、チェックイン機能やハッシュタグで検索して、どんな場所なのか、実際に行った人の写真から信頼性の高い情報を得る人が増えるのかなと。

SNSは次々に新しいものが登場して、主流のものがすぐに入れ替わると思われがちですが、

Facebook社の技術と資本があれば、インスタグラムのストーリーズのように、新しく出てきたSNSの中の良い要素をすぐにまねることができてしまうと思います。

そう考えると、
もし新しいSNSが出てきても、主流になる可能性は低そうです。

ユーザーとしても、いま使っているSNSのプラットフォームが進化していった方が便利だと思うんですね。

――近い将来、活躍するインフルエンサーは?


エンゲージメントがすごく大事で、
1万人フォロワーがいても、
100しか「いいね!」がつかなければあまり意味がありません。

それよりも、
1000人フォロワーがいて500いいね!がつく方が、濃いファンがいて、より憧れられているという証拠になります。

フォロワーが4000人程度のマイクロインフルエンサーの方がエンゲージメントは高い傾向にあります。

――今後、広告はSNSを活用したものが主流になるか?


僕自身、今後、外部としてですが、
企業の一員としてマーケティングを担当していきます。

その中で様々な意見がある中、
各企業のマーケティング担当者も、今の時代に、テレビや雑誌広告にはそれほど意味がないことに気づいています。

すごくみじかな存在だと #YouTuber なわけですよ!

もっと効率的な広告があれば、予算をそちらにまわしたいと思っているんです。

今後は、
ターゲティングできない広告の価値は下がり、SNSを活用した広告の価値は上がります。

いずれは、今のテレビや雑誌の広告業界が置かれているのと同じ位置に立てるようになってくると面白いんじゃないかと感じていますね。

ただ、全ての広告がSNSにシフトすることはないと思っていて、
企業側は、広告の効果は、複数の媒体を比較して測定するので、
SNSが8割で、残り2割がテレビや雑誌、新聞の広告として残るのかなと。

年齢やターゲット、商品によって媒体の広告の出し方が変わるのが、マーケティングの楽しいところだと感じているので

この気持ちを前面に今後もインスタグラムの分析をしていきたいですよね♩


『やすとは?発信しているSNS一覧』

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今後も一人のマーケッターとしての目線で話していきますね♩





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