見出し画像

GK&DF編【エスナイデル終わりました】2019ジェフユナイテッド千葉中間報告【江尻篤彦始めました】

2019年のJ2もシーズンの約半分を過ぎまして、皆様はいかがお過ごしでしょうか。こちらはJ2の18位です。どうしてこうなったのかはいろいろ心当たりがあるのですが、とにかく18位です。これが5000チームの中の18位だとすっごいがんばった感じなのですが、いかんせん22チーム中の18位なのでそんなにがんばってはいません。

まあ今年の昇格はほぼ消滅、というか降格しないようにがんばっていただきたいものですが、とりあえず今シーズンの現状ということで選手ごとに振り返ってみましょうか。

もはやエンドロールに入ってる気がしないでもないのですが。

MF&FW&監督&GM編はこちら!

GK

佐藤優也

「エスナイデルの申し子」「ライン裏専用迎撃ミサイルY-SATO23」「面白失点メーカー for Twitter」として名を馳せたGKは今年も正守護神。今年も飛び出すぜ!と意気込んだところで、エスナイデル解任。なんてこったい。そこからはラインがある程度下がった状態では堅実なセービングを見せていたのだが、17節以降は鈴木にポジションを奪われた。佐藤から鈴木というベタ苗字リレーのため、次の守護神は田中か高橋になるかと思われます。4節でエスナイデルが首になって以降はわりと堅実なゴールキーピングをしていたと思うが、そういえばラインをがんがんに上げた長崎戦では裏取られまくって懐かしのハイライン失点をしていた。あれはひどかったが、別に佐藤優也のせいではない。まあ現状でうまくいく感じもないので、後半戦のどっかで「うーん、どこが悪いかわかんないけどキーパー代えとくか!」みたいなジェフユナイテッド千葉名物カンフルGKシャッフルがあると思うので、捲土重来を期して筋トレとかしててください。

鈴木椋大

G大阪からきたレンタルボーイ。エスナイデルの最後を飾る4節に1度だけ出場して見事に介錯を果たすと、その後はベンチで親殺しとして謹慎蟄居。17節から正守護神としてゴールマウスを守っている。若いから足元がうまいのかと思ったがそこは佐藤優也と大差なく、また機動力がある感じでもなく、タイプとしては割と古典的なGK。ただ、サイズがあってセーブは機敏なため、ビッグセーブが多い。ハイラインでミサイルやらせないんだったら、まあ佐藤よりも鈴木を選ぶ気持ちがわからないでもない。守備がマジで絶賛崩壊中なので、ドフリーでシュートを撃たれることもたびたびなのだが、彼のおかげでなんとか勝点1をとったこともけっこうある。このまま順調に試合経験を積んでいって欲しいところだ。G大阪としては単なる修行で東口の跡目を継がせるつもりなのかもしれないが、俺の刺し盛り占いによると東口は35歳からキーパーとして驚異的な成長をするタイプなので、鈴木が戻ってもポジションはないことは明らか。ジェフユナイテッド千葉で夢を叶えてほしい。

相澤ピーター・コアミ

見てない。まあU-18代表でがんばってくれ。

大野哲煥

今年は見てない。出番はよっぽどのことがない限りなさそう。がんばれ。


DF

増嶋竜也

DF陣最年長にしてリーダー。原則のない守備をなんとか崩壊から押し留めようと奮闘しているが、焼け石にオグシオ。元々スピードがそれほどでもないのと高さも中途半端なので、そろそろ限界も近くなってきている。後、1試合に1度はトラップだのパスだので、致命的なミスをやらかすようになった感じがする。組織だったチームの1ピースとしてやる分には全然まだまだいけると思うのだが、両サイドバック上がって相手のカウンターを一人で止めるとか、全速力で突っ込んでくる17歳を止めるとか、チアゴ・シウバじゃないんだから無理無理無理無理。「とにかく何とかして欲しい」という雑なオーダーしか受けてなさそうな感じがするのに本当に涙ぐましいほどチームを鼓舞して支えていてかわいそうになるのだが、家に帰れば潮田玲子が待っているという厳然たる事実でなんか擁護する気がなくなってくる。

新井と増嶋二人ぶち抜かれてるやん

鳥海晃司

長くベンチ暮らしが続いたが、17節で起用されるとそこからレギュラーとなった。スピードがあるCBなのだがやはり個人で守り切れるほどの影響力はなく、壊れたチームの中で右往左往している。「なんとなく怒りやすい」というクラスに1人はいそうなキャラなのか、よくベテランやコーチから怒られてる姿を目にするのはご愛敬。奮闘した挙句に後半に足をつってしまうこともあったのだが、それへのアンサーが「フィジカルを鍛える」だったのは脳筋過ぎて江尻監督逆に好きになった。そこは負担を減らすとか、そういう感じにしてこうよ。後半も新井とポジションを奪ったり奪われたりしながら、最終的には増嶋をベンチに追いやるくらいになって欲しい。

新井一耀

エスナイデル解任後に3バックになったことでレギュラーを奪取。そのまま17節まで元気いっぱい右CBをやっていたが、鳥海にポジションを奪われた。理由は知らん。この子も割と守れるし、風間大僧正仕込みのやけっぱちの攻め上がりが変化の少ない攻撃に彩りを与えていたと思うのだが、いかんせん鳥海と同様にオーダーがしっかりしない中で守るには経験も連携も足りない。「とりあえず擦り合わせよう」的なJFA式の江尻監督のアプローチだとなかなか時間がかかるのも仕方がないのではないか。名古屋からのレンタルなので帰ることが濃厚なのだが、風間大僧正は新たなトメルケール信者に夢中で新井のことなんかすっかり忘れていると思うので、ジェフユナイテッド千葉で夢を叶えてほしい。

エベルト

エスナイデル時代は4バックの左、江尻時代は3バックの左でレギュラーを張り続けたが、乾にポジションを奪われてしまった。強い、高い、めっちゃ遅い、という標準仕様がこの年齢(28歳)で変わるはずもなく、今年はそろそろその仕様が全チームにバレてきて、小柄俊敏和製アタッカーたちに狙い撃ちにされてズタボロに大破されていた。その姿は戦艦大和の姿のようであり、俺は轟沈する戦艦エベルトに対して直立不動で敬礼を送るしかなった。3バックになったら負担が軽減されるかと思ったが、左WBが為田なので、かえって負担は増したという感もある。もはやレギュラーに戻ってくることは難しそうなので、勝ち試合の終盤のクローザーとして使いたいのだが、そんな終盤が滅多に来ないという悲しい話である。

乾貴哉

序盤はすっかりベンチの置物と化していたが、14節くらいで「エベっさん、やばくね?」ということに首脳陣が気づき、乾がレギュラーとなった。お世辞にも早いとは言えないのだが、高さ10!スピード2!というエベルトの性能を高さ7!スピード4!くらいにマイルドな感じにしたので、取り回しはよくなった。トータルで数値が減ってるのは気にしないで欲しい。また、見逃せないところは乾の攻撃力。変な失い方をすることはほとんどないし、DFラインで一番ボールが持てる選手。元々サイドでドリブルが武器という謎の長身選手だったため、しばしばオーバーラップしていって為田と噛み合わないコンビネーションを披露している。長身、左利き、ドリブルが武器、というロマンの塊の仕様のため、何かがたくさん間違うと横浜FMとか神戸が急にお買い上げにきたりするかもしれない。もはや引き留める要素としては家族を人質に取る、くらいしかない。移籍金次第ですので、よろしくお願いします。

ベラスケス

「ベネズエラU-21代表のDFリーダー」という、今時実家のおばあちゃんでさえ騙されない胡散臭さの塊のキャッチフレーズともに来た男は、いまだに全容が見えてこない。加入直後から怪我が続き、ようやく試合に出たのだが、そこは天皇杯。放送がなかったので見てない。また、その試合は0-3で岡山に負けた。動いているところを見るまでは、俺はソ連の悪質なデマが作り上げた幻影だと思うことにする。ベラスケスは偏在する、私たちの前に、そして私たちの後ろに。

ゲリア

定まらぬ右サイドのせいで出たり出なかったり別れたりまた付き合ったり気まぐれな恋人状態でウディ・アレンの映画みたいになっている。今年は変な意味で吹っ切れたのかサイドを恐ろしいスピードで上がっていくことがあるのだが、ボールを持った後には毛糸球を見つけた子猫のようにボールをこねまくって適当にクロス上げてカットされてる。何するかボール受けるまで決めてないっぽいので、サッカー選手というよりはどちらかと言えばサッカーの上手い陸上選手と思うことにした。また、ポジショニングもなんか変に中央に寄っていて、最初は指示かと思ったのだけれど、茶島はそんなことないので、サイドライン恐怖症かなんかなんだと思う。なんでそんな絞ってんだよ。とにかくどう使うのが正解なのかわからないレアポケモンみたいな感じ。町田戦で見事なグラウンダークロスで得点をアシストしたりもした。そんなんできるんかい。千葉でのハイライトになる気がするプレーだった。

茶島雄介

一応MF登録なのだが、ほぼWBでの出場のため、こちらに。去年寵愛されてレンタル延長したのに、なぜか開幕からエスナイデルはガン無視。たぶんロッカールームでのキスを拒んだからだと思います。江尻監督になってからはスーパーサブでの起用が続いたが、攻撃にパンチがないので途中から右WBのレギュラーに。為田、茶島の両ワイドで蹂躙や!阪神タイガース優勝!というのを狙ったが、得点力の増加と失点の増加を差し引きした結果マイナスになったので、あえなく終了しました。あまりにもファイヤーフォーメーションすぎた。最近はベンチ外。怪我?なのだろうか。攻撃力はあるのだが、使うとしたらサイドくらいしかないのがつらいところ。スピードはかなりあって相手を振り切れるので、もうちょっと使いどころを増やしてあげたい。ただ、来年はもっといい状態のチームになっているという噂が噂を呼んでいるし、広島には茶島の席がないと千恵子が言ったとか言わないとかだし、もういっそのことジェフユナイテッド千葉で夢を叶えてほしい。

為田大貴

オラオラドリブラーは今年は左のウイングバックでオラついている。やはりワイドで使うのがこの男は正解。相手が1人ならばほぼJ2では完勝、2人でも引き付けてパスを出しているし、たまに上がってくる乾は無視してる。おかげで左サイドはストロングポイントになっているのだが、その代償として左の守備が高確率で死んでいる。元々この男にWBの守備をやらせるというのが無理な話で、その分を仕組みでカバーしなければならないのだが、選択肢としては「ボランチと左CBが死ぬほど頑張る」しかないので、広大な裏のスペースを好き放題に食い破られている。ここまでやって悲しいのは得点が1点だけということであり、アシストもそんなについてないはず。この収支だったら、安田の方がバランスとれてていいかもしれないなあ。スーパーサブで使った方がいいかもしれん。

安田理大

怒涛の無職から唐突な加入を見せて、Jリーグを驚かせたベテラン。加入当初はわかりやすくわがままボディをしていたが、直近の町田戦で先発した際にはそこそこ仕上げてきていた。全盛期のスピードはなくなりつつあるが、それでもさすがは元日本代表。落ち着いたボール捌きから前線へナイスなパスを供給していた。試合勘のなさから「おい、安田ァ!安田ァ!!」となる場面も多々あったが、まあそこは時間次第でしょう。というか、まだ31歳なのね。なんか35歳くらいになってるのかと思った。Jでは7クラブ目ということで着々と大黒将志ルートをたどっている。最終的には15チームくらいに所属して欲しい。来年残ってる絵が全然見えないので、今年末に出ていく時には名古屋の時みたいにめっちゃ罵って後を濁しまくっていって欲しい。

ほんとかどうか知らんが

下平匠

前半戦は序盤の7試合に出るものの、3バックへの移行に伴い、ベンチ外へ。3も4もこなせる安田の加入によってますますこれからは出番がなくなりそう。せっかく今年完全移籍してくれたのに、すまぬ。君の左足を生かす余裕がない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?