DevLOVE Xに参加した2日後に社内共有会をやった話。

気持ちを動かされたDevLOVE X

初参加のDevLOVE。
どうやら、DevLOVEという開発を愛するエンジニアのコミュニティがあるらしい。存在は知っていましたが、今回が初めてのDevLOVE参加でした。特に予定のない雨の週末だし遊びに行ってみようと、当日の朝に申し込むくらい気軽に参加したDevLOVE X。まさか、こんなにも心を動かされ、行動を起こすことになるとは想像もしていませんでした。

会場に1歩入った瞬間から、このイベントは他の会とは違うと感じました。
私はよくTech系の勉強会に参加するのですが、技術に強いことが求められ、どこか刺々しい空気を感じることがありました。なんとなく背伸びしないといけないような…そんな雰囲気。
DevLOVE は打って変わり、開発を愛するもの同士で支え合うアットホームさがありました。等身大のままで良い。一人ひとりが考えたをしっかりと言葉にして、交わし合う雰囲気でした。
運営やスタッフの方が、この雰囲気を醸成しようと考え動いていたのだろうと思います。暖かい挨拶。ペアワーク。ワークショップ。運営、スタッフの方々には感謝しております。また、講演者の方には多くの発見をいただきました、誠にありがとうございました。

DevLOVE Xで私が特に心に残った言葉は次の2つ。
・If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.
・インプット < アウトプット
1人で進むのではなくアウトプットを通して仲間を集め、皆で遠くに進もうと気持ちが揺れ動きました。この気持ちを持って踏み出した第一歩が社内共有会であり、第二歩が本記事です。

あなたは誰なんですか?

都内のとあるSI企業に所属している4年目社員です。
お客様のおかげもあり、SIerとしては珍しくフルスタックなエンジニアとしてリーンでアジャイルなプロダクト開発を日々楽しませてもらっています。

余談として、最近の私の興味はエンジニアが最も力を発揮できる環境を作ることです。結果的にアジャイル関連の本や、 Amy C. EdmondsonのTeaming、Gary Hamelの「経営は何をすべきか」など、組織論や経営論を学ぶことが増えてきました。(本当は力を発揮できる環境に入り、のびのびとDDDとか試したい。というのが本音。無いなら自分で場を育てよう。)

どんな課題を解決したかったのか?

私の会社は、よくあるSI企業のイメージに漏れずレガシーから抜け出せないままです。アジャイルをやりたいという動きもありますが、型化されたアジャイルをやろうとしたり…。プロダクト思考になかなか成れずプロジェクト思考のままであったり…。また、技術的にもコンテナの利用などもあまり進んでいなかったり…。解決しなければならない課題は多くあります。

私はこれらの課題の前に、解決すべき根本的な課題があると考えています。

それは、ヒトとヒトが繋がっていないこと

数千人もいる組織です。悩んでいるヒトは多くいます。その悩みへの打ち手を知っているヒトもいます。そして、共に悩んで解決策を考えてくれるヒトも居るはずです。そんなヒトとヒトを繋げ行動力に変換する装置。私は会社にそんなコミュニティが必要だと考えています。

私はこの会社にヒトとヒトが繋がるコミュニティを作りたい。

正しいコミュニティ作りための指針

良いコミュニティを会社に作りたい。私は常日頃からそのように考えていましたが、なかなか行動を起こせていませんでした。(厳密に言えば、小さく行動を起こしたもののコミュニティには育たなかった。)正しいコミュニティの作り方が分からなかったんです。
そんなとき、DevLOVE Xで出会ったのが小島英揮さんでした。

この講演を受けて、私は次の3つをコミュニティ作りの指針としました。
・無理な集客はせず、意欲のある人を集める。(ピザとビールは出さない)
・活動をオープンにし、誰でも知れるようにする。(内輪で終わらない)
・Workshopなど参加型にし、フォロワーを増やす。(1人で頑張らない)

指針が立てば、やるべきことやらないことが明確になります。あとは行動あるのみ。

1人で頑張らないということ

私はこのコミュニティ作りでは、絶対に1人で頑張らないこととしました。
だって、1人ってツライじゃん。笑。

決して怠けているわけではありません。私は日頃から機能したチームの中で働かせてもらっているのですが、1人で仕事して良くなることってあまりないんですよね。ヒトに相談することで、より良い案が出てくるもんです。自分よりも得意な人もいます。そして、今回作ろうとするコミュニティは、ヒトとヒトが繋がる場です。だから1人では頑張らない。

DevLOVE Xが終わった夜。同期に共有会をやりたいと相談しました。
共有会開催の告知文言の草案をブラッシュアップしてもらいました。
人づてで共有会参加を打診してもらったりもしました。
後輩には共有会で使用する資料の印刷をお願いしたり。
先輩には会場設営をお願いしたり。
人事部の友人にセミナールームを予約してもらいました。
総務の方からは模造紙やポストイットなど備品泥棒させてもらいました。
皆でコミュニティ作りについて、うどんをすすりながら語り合いました。

こんな方々との共同作業があって、DevLOVE X 社内共有会ができました。


どんな共有会になったのか?

全社のチャット上で募集を行い、集まった人は合計10名でした。年齢層では20代後半が主要で、課長・部長が数名といった構成です。参加者の部署は偏りはあるものの散らばっており、初対面の方もいらっしゃいました。
コミュニティの初回としては多すぎず少なすぎずで、企画側としてはちょうど良い人数感となりホッとしたのが正直な感想です。

今回の共有会では次のコンテンツを用意しました。大切にしたことは、DevLOVE Xの雰囲気を感じてもらうこと、一人ひとりが考え話し合う場を作ることです。
・15分:アイスブレイク Moving Motivators (from Management 3.0)
・10分:DevLOVE Xの概要と簡単な共有
・80分:OST(Open Space Technology)形式でのディスカッション
   ・6つの講演スライドからテーマを2つ投票で選ぶ
   ・テーマごとにスライド
   ・ディスカッション & 模造紙上に整理
   ・テーマごとに簡単な発表と共有
・10分:個人ごとの振返り「今日学んだこと、明日からやること」
・05分:共有会の振返り Happiness doors

メインコンテンツのOST(Open Space Technology)形式でのディスカッションについてお話します。
本来のOSTでは、参加者がテーマを持ち込み、参加者は話したいテーマに自由に出入りしながら進みます。
今回の共有会ではOSTを少しアレンジして導入しました。DevLOVE Xの講演から6つをテーマ候補とし、2つを投票にて選びました。投票で選ぶことで、多くの参加者が話したいテーマを選ぶことができる共に自発性を促すことができます。

ディスカッションを通して、模造紙にまとめる内容は各テーマごとにお任せしました。運営の私は、各テーマに入ってファシリテーションをしたり、当日の講演内容を補間するなど、サポートを中心とした役回りをしました。
DevLOVE X の2日後というド短期で共有会を開催できたのは、OST形式にしたことが1つのポイントでした。運営としてはテーマとスライドを用意するだけで、あとは参加者がやりたいように進めてくれます。そう、1人で頑張らない。

選ばれたテーマは「大企業でのアジャイル」と「プロダクト開発」に関するものでした。ディスカッションの詳細には触れませんが、SIでアジャイルをやるために必要なことについて考えるきっかけとなったようです。

共有会の最後に Happiness Doors で、会の運営についてフィードバックをいただきました。これらのフィードバックを次に活かしていきます。


第2回やります!

初回共有会から1週間後に第2回を開催することになりました!
参加者は満場一致で「次も来たい」という声をいただきました。
また、共有会中に1つ仕掛けをしました。それは参加者に写真付きで全社チャット上で実況をやってもらうこと。その甲斐もあり第2回の募集では御新規さん10名が名乗りを上げてくれました。

全社的な規模からすると参加者はまだまだ1%にも満たないですが、チャーン率0%の成長率2倍でサブスクリプションモデルで考えれば最高の状態ではないでしょうか。参加者の皆さんの思いを繋いで良いコミュニティに育てていければと思います。


以上、
DevLOVE Xで気持ちを動かされ、少し行動してみたら、少し世界が良くなった話でした。最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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にわんご

「アジャイルにフルスタックでリーンなSIer」の存在意義とは?

コメント2件

すごく良い活動ですねー
yoh nakamura さん
ありがとうございます!
これからもこういった活動を大切にしていきたいと思いますー!
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