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ALTAR BOYZ① ~序章~



こんにちわ❣️



行ってまいりました兄さん率いるALTAR BOYZ in オリックス劇場!


数年前にBWのオリジナル版を何度か観劇し、当時サントラを聴きまくっていた大好きな作品ALTAR BOYZ。
韓国版を観劇するのは初❕ 今回最終日2月9日(土)の千秋楽を観させていただきました。
濁った魂の救済を求めていざ大阪へ。
「神様、お助けあれ!」

ケビンへの想いを少し。

ソロになってからの初の新曲リリイベで、優しさと可愛さはそのままでありながらカッコ良さが増していたケビンに今までになくキュンキュンした私。

いくら日本語が堪能とはいえ、外国で1人で一から芸能活動していくことって私達が想像してるよりも大変なことだと思うんです。
U-KISSを脱退することで、離れていくファンや、自分への見方が変わってしまうファンもいるだろうということは、きっと本人も分かっていて、それでも新しい扉を開けて挑戦したいっていうケビンの気持ちを応援したいと思うし、辛いことも沢山あるだろうに、決して弱音を吐かず、甘えも見せずにいつも明るさや朗らかさだけをこちらに投げかけて頑張ってるケビンを、キスミとしてこれからも大切に見守っていきたいという気持ちもあり、今回の舞台を見に行くことにしました🍀*゜


余談ですが、上演日が近づいたある日、今まで全く存じ上げてなかったALTAR BOYZの出演者であるナモオッパことキムナムホさんの稽古期間中の動画にめちゃめちゃ好感を持ち、覗いた彼のツイッターが日本語のみ、しかもハッシュタグの乱用という変態ぶりにもかかわらず、いい人臭ただ漏れ感に言い知れぬ興味が沸き、半分ナモオッパのファンになった状態での観劇でしたが、神の思し召しのように本当に素敵な俳優さんでした☺️



出演メンバー

マシュー役  イェソン(SUPPER JUNIOR)



マーク役  ケビン



ルーク役 ユグ(BLOCK B)



エイブラハム役 ドンウン(HIGHLIGHT)



フアン役 キムナムホ

デルターボーイズ




ALTAR BOYZとはなんぞや


元々はオフ・ブロードウェイミュージカルとして生まれ、人気を博し、今では日本を含め世界各国で上演されている作品。タイトルの『ALTAR BOYZ』は教会で司祭をお手伝いする少年たちのことです。

カトリックのバンドを組むことになった生まれも育ちもばらばらな5人の青年。彼らの目的は『ソウルセンサー』 という機械によりコンサート会場内の「迷える魂」の数を計測し、歌とダンスで神様の言葉を伝え、人々の魂を浄化し、数字をゼロにすること。

今日はワールドツアーのファイナル公演。

いつものように順調に会場内の迷える魂の数は減っていくが、とあるタイミングでソウルセンサーはピタリとある数を指したまま、その動きを止めてしまいます。それはいったい何故なのか、果たして彼らは会場内の迷える魂を全て救済することができるのか……!というストーリー。




※ALTARBOYZは前述の通りアメリカ生まれであり、民族差別や移民差別などが盛り込まれてあるなかなかセンシティブな作品なのですが、そういった問題に疎い日本人にはその本質を十分に理解することは難しいです。演出家もそれは十二分にわかった上で、また需要を満たす対象がkpopアイドルである(ミュージカルファンや演劇ファンではない)客層向けに制作したと思われますので、そういったことを前提に観劇し、本家とは別物としてレポートしているということをご了承下さい。



所感としては、韓国版でも今回私が見たのは5人中4人がアイドルなので、ALTAR BOYZというKpopグループのファンミーティングのような仕上がり。


幕開

1、『We Are the Altar Boyz』全員

「僕達が君の魂を救済するためにやって来たよ!」というALTARBOYZのテーマソング。

少し昔のミュージカルだからか、今聞くと若干懐メロのような感じがするね?
オープニングらしく盛り上がるヒーローショーのようなキャッチーな曲。

ケビンの明るくてよく通る歌声が美しく際立って、まるで金粉を放っているようだったよ。
他ペンさんでこの冒頭からケビンに注目した方けっこういたんじゃないかな?



メンバー「来ました大阪!」

「みなさん準備できてますかー?!!」


会場「キャーーー!!!!!!」


「マシュー!」「マーク!」「ルーク!」「フアン!」「エイブラハム!」


と一人づつポーズを決めながらド派手に自己紹介



MC

メンバー「みなさんお元気ですか?!」

会場「キャアアアー!!!!」

メンバー「大阪叫べー!!!」

会場「ギャアアアアアアアーー!!!!」

メンバー「うわ、すごい」

マーク「さすが大阪」


会場のボルテージの上がり具合が凄くてメンバーびっくりしておりました。うん、さすが大阪。



2、『Rhythm In Me』全員

「神様のリズムは僕の中に!」と、これまたノリのいい楽しい曲。



ここまでで既にナモオッパにこころ奪われるわたくし。

笑顔が、笑顔が素敵すぎるんです!

ラテン系の陽気な役どころだからってのもあるけど、舞台に立っているのがこころの底から嬉しくて幸せなんだー!という気持ちを全身で表現していて輝いておりましたよ。これよこれ。思ったとおり濃い素敵な俳優さんだったね!

そしてダンスがしっかりしている。ミュージカル用の熱量でのアプローチの仕方がさすがでしたナモオッパ!(たとえオッパじゃなくても年齢知らないからオッパと呼ぶ)



マシューによるソウルセンサーの説明。

前の2曲が激しいため呼吸ができなくてイェソンさん台詞が言えずにみんなに「大丈夫?水飲む?」って心配されていました。
(イェソンさんSJでもソロでも忙しすぎて、スケジュールが頭の中でこんがらがってるって言ってたの。倒れないでね?)


ソウルセンサーを起動するスイッチはメンバーのコーラス。「ソウルセンサー見ましょ~♪」と美しくハモるBOYZ。


ソウルセンサーの数字はまずは928を示す。


エイブ「928人もの人が罪深い心を持ってるんですねー?!!!」

マシュー「持ってるんですね(冷静)」

フアン「皆さんの中でエッチなことを考えてる人いっぱいいるんですねー?!!!」

マシュー「いるんです(冷静)」

「特にあなた!」と客をいじるフアン。

マーク「わわ!ごめんなさい♡」


⬆(日本語)

イェソンさん演じるALTAR BOYZのリーダーマシュー。彼ははみ出しっ子が集まるALTAR BOYZで唯一どこもはみだしていないマジョリティ側の人間。他の4人の異質さを浮き立たせるような普通の人としての役割を担う。

私イェソンさんを生で見るの初めてだったんですが…リアル黒執事じゃないですか!


冷静。とにかく冷静~~

優しく淡々と話す。淡々…淡々………

テンションが素!イェソンさんそのまんまでやってましたね。

ミュージカルだよー。ミュージカルの舞台に立っているんですよー声もうちょい張ってくださる?!?!

にも関わらず台詞以外にアドリブガンガン入れて、ストーリーに関係ないことまでべしゃるもんだからだんだんそれが個人的に可笑しくなってきて、、なんなんですのイェソンさん。なもんでイェソンさんの時だけ翻訳電光掲示板が固まる固まる。

韓国語が分からない人にとっては、すっごい話してるけど意味これだけ?!な状態だわよ。イェソンさんここは日本ですよー

だかしかし、そこは大手事務所の売れっ子。このメンバーの中でおそらく一番集客力がある彼に何も恐れることはなし。最後の最後までマイペースを貫き通していました。

そう言えば私、生でモノホンの売れっ子Kpopアイドルを見たの初めてじゃないの?!ん~そっかそっかなるほどなるほど。

今まで、ステージでは常に礼儀正しく一生懸命で、笑いに厳しく、ファンへ熱量の高いアプローチをしてくる推しグループに慣れていたせいか、イェソンさんの異質でクールな空気をまとってる雰囲気に新鮮さを感じました。

ん~、イェソンさんってミュージカルというもの自体にあまり興味がないのかなー?と感じましたねえ。振付もきちんと体に入ってなかった様子。仕事のひとつとしてこなしている…?

かっこいいし、可愛い部分もあるし、声質は優しく甘く、歌声も素敵に響いていたので魅力はめちゃめちゃあるのよ勿論。

ファンにとったらあれが兄さんだから♪通常運転だから♪萌え萌え♡かもしれないけど、これ、他ペンorイェソンさんのことを全く知らない&ミュージカルファンの人だったら、🤔🙄😑😠な案件かも。

それと、SJは日本でも活動長いし、てっきり日本語分かるんだと思ってたんだけど話せないのね。話せるのが当たり前とは思ってないけど、他の4人が日本語堪能だったり一生懸命日本語を話そうとしてくれる人だから、ここでも熱量の差が…

きっとアイドルを馬車馬のように働かせるあの事務所が悪いんじゃ!神よ、SJに休日を与えたまえ!



ケビン演じるマークは、幼いころからその性志向のためにイジメを受けてきた。

ケビンマークは”いかにも”なゲイではなく、繊細で優しくて可愛いいけど芯がしっかりしてる。
え、もうこれはケビンでは?

長年ファンはもちろんのこと共演者その他周囲から「可愛い」と言われ倒してきた真骨頂を存分に発揮していたよ。

会場にいる全員が一度はケビンマークに対して、可愛い😍と呟いたに違いない。

マークはいちいち動きにカマ的なものを出さなければいけないんだけど、ヨジャグルのダンスが得意なケビンちゃんはとっても楽しそうだったね!

そしてケビンマークのあの笑顔はあまりにも幸せになる……乾いた大地に泉湧く⛲



ナモオッパ演じるフアンは、幼い頃に両親に捨てられた孤児で、メキシコからの移民。陽気な太陽キャラで男らしいラテン系の明るさに惚れてまうやろ。

ファンサとアドリブの連続。

ナモオッパは経験豊富な最年長なだけあって、空気が読めるオールマイティバランサー。しかも日本語ペラペラ。声がバイキンマンに似てる。アジョシバイキンマン。



ユグさん演じるルークは本来ドラッグ中毒の非行青年なんだけど、ユグルークは不良というよりは頭のネジが1、2本飛んでる万年躁病っぽい超フランクキャラ。常に激しく動いてないと気が済まない。台詞を日本語にしてみたりいきなりシャウトしたり自由。

最後の舞台挨拶で「大阪のみなさんの反応が良くて楽しすぎて調子こいちゃってえ~」って言ってました。ユグさんも日本語が上手くてそこらへんにいるチャラ男みたいにしゃべるもんだからみんながくすくす笑いだして、それを察知したのか「僕、日本語しゃべる時チャラいって言われるんですよーw」って拗ねておりました。あ、やっぱり?

第一印象は確かにチャラい。でも、舞台では臨機応変に対応したり台詞を変えてアドリブで客席を煽ったりするのが上手く、頭の回転がいいのだろうなと思ったし、初めてALTAR BOYZに参加したのにも関わらずとても堂々としていて舞台経験が豊富なのかなと思いました。

ユグさん良かったです。



そしてドンウンさん演じるエイブラハムは、人種差別を受け迫害されてきたユダヤ人。私がALTAR BOYZの中で一番好きなメンバー。

ドンウンさんも初めて拝見しましたが、演技が自然でとっても素敵でしたね。

歌も、癖がなく耳に心地よい歌声でお上手でした。そしてなんといっても背が高くてめちゃくちゃイケメンじゃないですか?!

ファンサコーナーや舞台挨拶で分かったんですが、素の所作や雰囲気がとっても誠実で真面目で実直。ユダヤ人には見えなかったけれど、今回俳優という枠で一番注目したのがドンウンさんでした。若い頃の城田優さんに雰囲気が似ているような…

もっとドンウンさんのお芝居を見てみたいなぁと思いました。



ライブシーン以外は常にアドリブでわちゃわちゃするこの5人のBOYZがめちゃくちゃ楽しかったです。


「大阪といえばクラブだろ?!」って変な踊りをこれでもかってくらいしつこく激しく踊るフアンに会場大爆笑&拍手喝采。ナモオッパ楽しすぎる🤣

他にも、自分のファンを見つけて「君は僕のことが好きでここに来たんだろ?!僕も好きだよ!」指♡っていきなり客弄りしたりファンサ王。

「ワンピース!ゴムゴムー!」

「いきなりステーキが食べたーい。いきなりステーキが食べたいなぁ♪」日本仕様コマオヨ♪

叫んだり歌ったり踊ったりルークとフアンが常に盛り上げ役。アホな子ふたりが楽しい🤣🤣



3、『Church Rulez』(教会での決まり)全員


讃美歌を歌って、膝をついて祈って、とか寄付はまわってきたカゴに入れるんだよ、という教会での作法をBOYZが懇切丁寧に教えてくれる曲。

「Stand up!Stand up!」「Sit down !Sit down!」という歌詞に乗せて言われるがまま立たされたり座らされたりする観客。

「みんな一緒に!」とBOYZに促され作法をやらされる観客参加型の楽しいお遊戯曲。(おかあさんといっしょみたいな)

アメリカのキリスト教徒の皆様は身に染み込んでいる知識なので、きっと日本人にとってのお箸の持ち方講座を紹介されたぐらいの「そんなこと知ってるよ!」という面白さがあるのだけど、日本での公演ではその知識が殆どない方に向けてのものになっているのでそういった笑いを取る要素はないですね。


ここで再びソウルセンサーを見る。と、数字が下がっている!

マーク「みなさんおめでとうございまーす。おめでとうほんとにぃ~ほんまにおめでとうございまーす!🙏」

ちょいちょい関西弁を入れてくるケビンちゃん。かわいいなもう…



ALTARBOYZの誕生(映像)

今回の韓国版ではマシューの記憶にあるALTARBOYZの誕生が劇中劇としてマンガ風に説明される。

この映像で流れる神の啓示の声ってナモオッパだよねえ?なんの違和感も感じさせない流暢な日本語。素晴らしい!

『数々の星の集まりの輝きに勝る星はない。一人の声には調和がない。あなた方はひとつのイメージをつくり出し、そのイメージによってたくさんの人々が後に続き、それは終わり無く続くのだ。』



イマジン・オール・ ザ・ピーポォ~!!!

つづく

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