ちょっと怖い話(アレクサ 今日の予定教えて!)

最近、私の周りではamazonのecho showがプチブレイク。

先週末、朝の勉強会でecho showが話題になったところ、早速、Mさんが新規購入された模様。土曜日に話しを聞いた直後に購入し商品到着後使い込んだという素早さ。(「今月末までに買うと安く買えるセールがあったから」ということでしたが、行動力ハンパない!)

私もecho showを持っていますが最近は目覚まし以外には使っていません。

 echo showとは、アマゾンのスマートスピーカーのことで「音楽かけて」とかの音声に反応してくれます。「わざわざ音声で反応しなくても手でやれば済むのに」と思っていましたが、いざ使ってみると結構使えます。何よりも、音声を認識するということは自動通訳機、会話できるロボット等々の技術にもつながっているわけで、人が発した言葉、文章を理解するというのはすごい技術であり、AIの発展は素晴らしいと思わざるを得ません。

 今朝の勉強会でも、echo showでは「Googleカレンダーの予定も読み上げてくれて便利」、ということが紹介されました。

「えっ、そんなことできるの? どうやってやるの?」と質問された方がいたのですが、それに対して私が「アレクサ、今日の予定教えて!」と言えばいい・・・と言ったところ、私のPCの近くのecho showとMさんの近くにあったecho showが今日の予定を話し始めたのです。これには爆笑しました。

私の声が自分の近くにあるecho showに届くのはともかく同時にzoom経由でMさんの近くにあったecho showが反応して予定を読み上げ始めたのです。

 確かに笑ったのですが、よく考えると、他人のecho showに向かって「アレクサ、今日の予定教えて!」と言ったらその人の予定が読み上げられるのはちょっと恐ろしい気がします。(当然、特定の人の声にしか反応しないようにもできるようですが)

今度、○○の口座にお金振り込んで!と言ってみようかと。(やりません)

 音声反応と言えば、スマートロック(電子錠)に対して、「ドアを開けて」と言えばロックが解除されるという仕組みも簡単にできるだろうが、他人の家の前で見知らぬ人が「ドアを開けて」と言ったらドアが開いたりすると困るし、音声反応も難しい面もあるものだと思う。

 また、スマートタグ(忘れ物防止タグ)も便利で、海外に行くときは必ず財布に付けようと思っていたが、最近読んだ記事で、スマートタグを見知らぬ(気に入った)女性のバッグやコートに勝手に入れる輩がいるらしい。そのスマートタグでその人の自宅等が追跡できるのだろう。こうなるとストーカーというか立派な犯罪だ。

 音声認識、スマートタグ(GPS機能)に限らず、新しい技術は、現実世界の課題を解決してくれるような素晴らしいものだが、使い方を誤ると犯罪を誘発するものになりうるところが怖いと感じた。

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