思考は現実化しない

こんにちは!「人の可能性を広げる」ことをミッションに掲げて活動しています、きゃしーです!

「思考は現実化する」というのはナポレオン・ヒルの有名な言葉ですね!自己啓発書・ビジネス書の中では、最も売れた本とも言われているそうですが、はっきり言うと、

思考は現実化しません。

厳密に言うと、現代日本人に限っては、現実化しないなと思っています。だって、日本でもあの本は相当数売れていて、今でも書店にはほぼ必ずと言っていいほどある本です。じゃあ、それを読んだ人たちが、どれだけ自分の描きたい未来を実現させてきたんでしょうか?
統計は取ってないので、肌感覚でしかありませんが、あまりいないんじゃないですかね。

「思考がそもそも現状維持を望んでいる」と反論されたらそれまでなのですが、その割には、あまり幸せそうな人っていないですよね。笑
「もっとこうしたい」「こうなったらいいな」と思いながら、そうなっていない人多くない?って言いたいわけです。

じゃあ、なぜそうなっているのかというと、理由は簡単で、

自分の思考がないから

そこに尽きるかなと思います。誰かの思考をみんな自分の思考だと思ってるのかなと。「友達が結婚してたから、私も結婚したい」「不労所得を得て、毎日自由に暮らしたい」こういうの多いと思うんですけど、これ、「本当に自分の思考なの?」ってところが大事で、他人の思考を見て、自分の思考だと思い込んでいる人が多いと思うんです。ちょっと感化されて、自分もそうなりたい、というような。それが本当に自分の思考だったら、そのために努力すると思うんですけど、そう言う割に、「何してるの?」と聞くと、何もしていない。それは自分の思考じゃないだろうと思うわけです。

でも、これは仕方がないことだと思います。だって、今の日本は豊かな国だから。なんだかんだ言って、まだ世界第3位の経済大国だし、安全な国だから。生きることに困ることはない人がほとんど。そして、昔から変わらない、工場労働者生産型の教育。みんなと同じことをすることを良しとする教育。答えが用意されていて、その答えを探すことがうまい人が評価される。そんな教育下で育ったのだから、それは自分で答えを作ることなんてなかなかできっこないのは当然だと思います。

一昔前はそれで良かった。一生懸命働いて、給料を貰って、結婚して、家を買って、老後は多額の退職金と年金で暮らせた。銀行にも預けておけば勝手にお金が増えた。皆がそのロールモデルを目指して頑張れたからそれで良かったんです。でも今は、そのロールモデルがなくなりました。豊田会長が言うように、企業も終身雇用は厳しい時代。すると、退職金は望めない、年金もほとんどない。ロールモデルは完全に崩れ去った中で、「勝手に生きてくれ」と放り出されたわけです。そこから、いろんな成功本を読んだり、セミナーに参加して、ある種一つの答えみたいなものを提示され、「それが自分の答えだ」となっても、まあ、しょうがないかなと思います。

でも、それだと、それは『他人の答え』であって、『自分の答え』ではない。だから、まずは『自分の答え』を作ろうよって思うんです。そのためには、

色んな経験をしてみる

これに尽きるかなと。その経験を通して、自分がどう感じたのか。好きなのか嫌いなのか。嬉しかったのか、悲しかったのか。そういうのがわかってきて、自分の思考が出てくるんだと思います。もっというと、「自分がこうなりたいな」とちょっとでも思うような人と同じような体験をしてみるといいかなと。自分で色々やるぞと決めて、色々動いてみるのもいいかと思うんですけど、それだと時間がかかるのと、やれることが自分の知っている範囲内になってくるので、限定的になってしまいます。面白いことをやっている人はたくさんいるので、そういう人に話を聞いてみるのもいいですね!
私の周りにも、

1食3万円するランチを食べに行ったり

1泊10万以上するホテルに毎月泊まりに行ってみたり

している人がたくさんいます。笑
しかも20代で。笑

別に高いとこに行っているからいいというわけではないのですが、自分の枠を外すようなことを経験することは、自分の思考を広げる上ではとても大切です。何か1つでも自分の思考を見つける上で、今までとは違った経験をしてみてもらえたら嬉しいです!
ここまで読んでいただき、有難うございました!


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