成功している人としてない人は『言葉』が違う

こんにちは!「人の可能性を広げる」ことをミッションに掲げて活動しています、きゃしーです!

先日、尊敬している経営者の話を聴く機会がありました。その方は、人材会社を立ち上げて何十億でバイアウトしたり、飲食店を経営していて、初月で黒字化を達成させ、その後も順調に利益を伸ばしていたり、複数の事業を回している方なのですが、やはり成功している方の話は、説得力というか、言葉の重みが違うなと感じます。同じような言葉でも、発する人が違うと、その言葉が軽く聞こえてしまったり、逆になぜか沁み入るように言葉が入ることってありますよね。

私自身、仕事柄いろんな方とお話しをさせていただく機会があるのですが、最近は「好きな時間に働きたいから独立します」とか、「好きなことをしたいから独立します」とか、「自由になりたいから」といったことをよく聞きます。そのこと自体は素晴らしいことですし、応援したい気持ちは山々なのですが、「あまり考えていないのかな?」と思う人がいたりするので、大丈夫かなと逆に心配になります。

きっとその方々も成功している人や、自分の理想とする人を見て、「そうなりたい!」と思ってのことだと思うのですが、きちんと理想の人の価値観とか感覚をわかっていないと、厳しい現実を突きつけられて終わってしまうことだってあるわけです。

現在日本には約800万人のフリーランス(副業除く。ランサーズ調べ。)の人がいますが、その多くが年収200万円未満という統計もあります。
はたまた、企業の存続年数を見てみると、10年続く企業は6%とも言われており、易しい世界ではないのだなと感じさせられます。
※正確な統計を取っているものはないので、あくまでも推定です。

夢を見ることは素晴らしいことですが、夢を夢で終わらせていては意味がなく、どう現実にしていくのか。そこが一番大事なんじゃないかなと思います。

では、夢を現実にしていく人と、そうでない人で何が違うんでしょうか?
マーケティングなのか、セールスなのか、はたまたセンスなのか。

これらも要素の一つとしてはあるとは思いますが、やはり多くの成功している人たちを見ていると、

根本的に『言葉』が違います。

もっと言うと、『その言葉に込められた意味』が違います。

例えば、「楽しい」という言葉一つ取っても、成功している人と成功していない人では意味が違ってきます。

もちろん、何に楽しみを感じるかは人それぞれ違います。ただ、得てして成功している人が言う「楽しい」は、

・できないこともできるようになっていくのが「楽しい」
・わからないことがわかるようになっていくのが「楽しい」
・課題が出てくると、そこをどう乗り越えようかと考え、行動していくのが「楽しい」

といったように、ぱっと見マイナスに思えるような現象がきても「楽しい」と言っていたりします。

ここを履き違えている人が多く、「好きな時に好きなことをして稼ごう!そっちの方が楽しい!」みたいに言っている言葉を真に受けて、好きなことだけやって、楽して稼げる、みたいに思っている人が結構多いです。

例えば、料理が好きな人がいて、料理で稼ごうと思ったら、料理をする以外にも、油で汚れた厨房を毎日掃除したり、山のように出る生ゴミを片付けたり、お客さんのクレーム対応をしたり、膨大な量の仕込みをしたりと、色々地味な仕事があります。今回みたいにコロナウイルスが流行したら、どうやってお店を存続させていくかも考えないといけないかもしれません。

そんなことを考えずに、料理を作り、お客さんに喜んでもらうところだけを想像していると、

「あれ、全然楽しくない」

となってくるわけです。

『面白きこともなき世を面白く すみなすものは心なりけり』

幕末に数々の変革を起こしてきた高杉晋作の有名な言葉ですね!
一見すると、地味だったり、大変そうと思える仕事も、楽しもうと思う心、楽しくしようとする工夫、そこが成功していく人とそうでない人の違いなのではないでしょうか。

これから自分も「夢を叶えていくぞ!」「成功するぞ!」って人は、目標とする人、憧れとする人が、どんな意味で、どんな気持ちでその言葉を使っているのか。そこをみて、その言葉を同じ意味で使うようにすれば、自分の目標に間違いなく近づいていくと思いますので、是非お試しください!

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