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恐ろしい慢性炎症を止める7つの抗炎症食品群を食べましょう!

ガンや糖尿病、動脈硬化、肺炎など、さまざまな慢性疾患の引き金になるのが、慢性炎症です。

この慢性炎症を引き起こす食べ物もあれば、慢性炎症を食い止める食べ物もあります。

今回は、慢性炎症を食い止めると考えられる7つの食品群と、そこに含まれる栄養素について解説します。
(記事の文末に動画を添付しています)

恐ろしい慢性炎症

慢性炎症は、
動脈硬化、脳卒中や心疾患、
あらゆるガン、
アルツハイマー病などの神経疾患、
リウマチなどの自己免疫疾患、
肥満や糖尿病

などを招きます。 

また、上の図にはありませんが、慢性炎症は老化のスピードを間違いなく加速します。
慢性炎症の恐ろしさと慢性炎症を引き起こす食べ物については、下の記事で解説しています。

では、慢性炎症を食い止める食品群7つを紹介します。

[玉ねぎなど(ケルセチン)] 

ケルセチンはポリフェノールの一つで、抗酸化作用もありますが、強い抗炎症効果で知られています。

ケルセチンは玉ねぎの他にも、
ブロッコリー、リンゴ、そば、緑茶
などに含まれています。

が、やはり玉ねぎの含有量が圧倒的です。
玉ねぎは万能野菜。玉ねぎを積極的に食べてください。

[EPA DHAなど(オメガ3)]

菜種油、大豆油、コーン油、サラダ油、ひまわり油など、オメガ6と呼ばれる油は、炎症促進に働きます。

それに対して、EPAやDHA、亜麻仁油、エゴマ油、紫蘇油などオメガ3の油は、炎症抑制に働きます。

この両者は、バランスが大切です。
日本人のほとんどは、オメガ6を過剰摂取しています。

EPAとDHAはサプリメントも各社から販売されていますが、まずは食事が大切です。
魚介類から摂取することを心掛けてください。

[ウコンなど(スパイス)] 

スパイスと聞くと、香りや風味をつける、また食欲を増進させる効果がまず頭に浮かびます。

しかし、スパイスは元々、薬理作用があるからこそ重宝されました。
実際にスパイスは、紀元前5世紀のヒポクラテスの時代から使われています。

16〜17世紀、ヨーロッパ各国がアジアに進出した大きな目的は、香辛料の貿易で莫大な利益を得るためでした。
それだけ貴重なものでした。

そのスパイスの薬理作用の一つに、抗炎症作用があります。
ひと口にスパイスと言っても、いろんな種類があります。

おもなものを挙げれば、
ウコン(ターメリック)、シナモン、
カルダモン、オレガノ、ブラックペッパー
クミン、バジル、タイム

などがあります。

[ブルーベリーなど(アントシアニン)] 

アントシアニンは、目の疲れや視力の回復、老眼の予防など、「目の栄養素」として知られています。

それ以外にも、炎症性サイトカイン(情報伝達物質)を抑制することにより、抗炎症効果も期待できます。

アントシアニンは、ブルーベリーのほか、
ラズベリー、イチゴ(ストロベリー)
などベリー類全般に含まれています。

[緑茶(カテキン)] 

抗菌作用で知られているのが、緑茶のカテキンです。
そのカテキンの一つエピガロカテキンガレートは、強力な抗炎症作用を持っています。 

緑茶と言えば、◯◯◯ウイルス対策にも有効だという説もありました。
※十分なエビデンス(科学的根拠)がある研究結果ではありません。

日常的に緑茶を飲んでいれば、抗菌、抗ウイルス、及び抗炎症作用により、さまざまな病気の予防に役立ちそうです。 
毎日1杯か2杯でも違いますので、ぜひ緑茶を飲んでください。

[ブロッコリー(スルフォラファン)] 

スルフォラファンは、アブラナ科の野菜に含まれる成分です。
中でも、ブロッコリーの新芽であるスプラウトには豊富に、高濃度に含まれています。

四角い箱に入ったスプラウトを、多分スーパーで見かけたことがあると思います。

スルフォラファンは強力な抗酸化作用を持っていて、その力でガンの予防効果も期待されています。
それとともに抗炎症効果もありますので、予防のためには積極的に摂りたい成分です。

[生姜(ジンゲロール)]

生姜と言えば、体を温めることで有名ですが、それ以外に炎症を抑える働きを持っています。

抗炎症に働くのは
ジンゲロール、ショウガオール
などの成分です。

ジンゲロールやショウガオールは、とくに神経の炎症を抑える作用があります。そのため、アルツハイマー病やパーキンソン病など神経疾患の予防効果も期待できます。

ジンゲロールは加熱すると活性化しますので、必ず加熱して使ってください。

慢性炎症を食い止める食品群、実際にはまだまだありますが、今回は身近で代表的な7つに絞って紹介しました。

まとめ

今回は、慢性炎症を食い止めると考えられる7つの食品群と、そこに含まれる栄養素について解説しました。

その7つとは
[玉ねぎなど(ケルセチン)]
[EPA DHAなど(オメガ3)]
[ウコンなど(スパイス)]
[ブルーベリーなど(アントシアニン)]
[緑茶(カテキン)]
[ブロッコリーなど(スルフォラファン)]
[生姜(ジンゲロール)]

以上7つです。

いずれも、身近な食品ばかりです。
高額なものでもありません。  

これらの食品を日常の食事で意識して食べて、慢性炎症を引き起こす食品を控えれば、慢性炎症のほとんどは防ぐことが出来ます。

とにかく実践です。
出来る所から始めてください。

この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。


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