痔瘻の私がシートン法(Seton法)で手術するまでの過程と経過日記4 手術当日

やっとこさ本編に来た感じです。昨日はあまり眠れなかった。
本格的な痛みが来る前に、余裕が出る間に書いておこうと思う。

病院に到着後、下着のみ手術用の紙パンツに着替える。
手術前の血圧は107/80程。
手術前はよくあることで、前の患者のオペが長引き結局20分遅れ程で手術室へ。
本格的な手術室に入るのは、ちょうどこのノートを書き始めた3年前の9月だ。
手術室で良くあるように音楽がかかっていた。
ビートルズ「Life is very short.」
ワイ「やめろ。。」

手術台に仰向けになる。
ま、まさか仰向けで手術するのか!?
この時点での血圧は120を超え、術中は上限の150を超えて機器が計測を諦めていた。
看護師が血圧の急上昇に驚いていた。
そして助手の看護師2人が点滴を入れる。
腕はいつも失敗するから手の甲でやってくれという私の意見を無視して腕に刺され中でぐりぐりされた。
結局失敗して、手の甲に刺し直した。
何故わざわざ余計な痛みを与える。。。

その後、うつ伏せになるよう言われ安心した。
が、私の懸念点はそこではなく、女性の看護師2人がいる状態でのオペだ。。
ズボンも看護師に脱がされ、下にシートを入れられる。
プライバシーに配慮してタオルを出来るだけかける病院とはいえ、下にシートを入れる時に手が当たっていますから。。
あと、自分でケツ毛を剃っておいて本当に良かったと思った。

で、先生が登場。
出来るだけ落ち着かせてくれた。
ベッドが色々動いて、うつ伏せの状態で足を結構開き、少し前傾姿勢になった。
その後、テープか何かで尻のほっぺたを広げて丸見え状態。
ただ、私には痔瘻の自覚症状がなく、今のところ膿みも出てきている感じはしないのだ。
自然治癒をまだ先生は諦めておらず、手術前に念のために診察すると、はっきりと肛門周囲にイボを確認。
触診で指を突っ込む時に痛過ぎて、先生が「まだ何もしてないのに。。」と困惑。
先生「やっぱり長年の切れ痔で肛門がかなり狭いね。肌も薄いから1ヶ月くらいで治るかも。」
で、患部の確認のために麻酔をすることに。
いつもは我慢できるのだが、体勢もあってか我慢できず叫びまくった。
ワイ「麻酔は痛い痛いなの?麻酔した後は大丈夫なの?」
先生「人によるね、敏感な人もいるからね。でも痛かったら麻酔追加するから大丈夫よ。」

で、いざ肛門周囲と本体に麻酔。
結論から申すと、ただの局所麻酔なので大して痛くなかった。
その後、痛みを確認しながら麻酔を追加していき、結局は10回くらい打ったのかな。
で、麻酔後は全然痛くなかった!
やはり認定医の名医、専門医だと思った。
人によっては麻酔後も痛過ぎて叫ぶそうだから。

何かかちゃかちゃやっているなというのは音で分かるが、何も感じない。
最初は診察だったのか準備だったのかで先生とお話ししていた。
途中で先生が静かになったので、邪魔にならないように私も黙った。
ワイ(痛くないと分かったら暇だ。。)
先生「一番きついとこ終わったよ!後少しで終わり!」
ワイ(え、もう始まっていたの?)というのが正直な感想。
その後も何も感じず終了。
最後に痛み止めの座薬を入れてもらった。
点滴や血圧測定を除けば手術は15分ほどで終了。
手術前夜までハイボールを毎日2リットル飲んでいても麻酔って効くんだな。。

先生「終わったよ。頑張ったね。中を診たらしっかり筋肉まで通ってる痔瘻やったわ。」
ワイ「ありがとうございます。」×500回
先生「ここからが長いからね。3ヶ月はかかるね。一番怖いのはゴムの痛みに耐えられるかやね。ゴムが取れても治ってないことがあるから、まだ治療出来た訳じゃないからね。」
今後は翌日に血液検査をして1週間後(祝日じゃね?)に診察をして、以降はゴムが取れるまで2週間ごとに通院となる。
ちなみに、ゴムの締め直しは麻酔なし(法的にダメだし麻酔の方が痛いそう)で、ゆっくり締め付けるから心配しなくて良いとのこと。
やたら早く治療できる医者は結構な力で締め付けるようで辛いそうだ。(調べた。)
その後、点滴を1時間程して無意味なガーゼを貰って帰宅。
尻にもガーゼを沢山貼られている。
手術前にナプキンを50枚ほど買ったので安心だ。
1日3~4枚、多い人で7~8枚必要だと調べて分かった。
今は術後3時間程経過して、ドーナツクッションには座れるが電車の席は痛くて座れない。
立っている方が楽だという気持ちが分かった。
今はロキソニンと痛み止めの点滴や座薬が効いているが、今後どうなるか。
とりマヨネーズ、酒は1週間はやめる。
そもそも痔瘻になったのも酒のせいだし。。

あ、手術費用は23570円でした。
メディケアから25000円貰えるとはいえ、最低3か月の通院費とナプキン代を考えるとね。。

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