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勝手に平成の映画ベスト50 洋画編 最終回

区切りっていうことで始めたわけですがついに最終回!

実は、大好きだったものを嫌いになりかけてる自分が随分前からですがいて、そのかつて大好きだったものをもう一度好きになりたいっていう思いを込めてこのランキングをやっている自分がいることに気づきました。

さっ、気を取り直して(笑) 早速ベスト10の発表です!

10.麦の穂をゆらす風

(ケン・ローチ監督)2006年イギリス/アイルランド/ドイツ/イタリア/スペイン

戦争は悲劇しか生まない。この一本観るだけで戦争の無意味さを痛感する。ただそこにあるのは復讐の連鎖。巨匠ケン・ローチ作品。

9.ブルージャスミン(ウディ・アレン監督)2013年アメリカ

ウディ・アレン作品はいつも登場人物たちがリアル。そこに本当に暮らしているよう。哀しくも可笑しい人間という生き物。ケイト・ブランシェットの演技ももちろん凄いが、周りの人々のリアルに最下層で生きる姿が演技を超えている。

8.フィッシャー・キング(テリー・ギリアム監督)1991年アメリカ

数々のぶっ飛んだ作品を送り出すテリー・ギリアム。大人のファンタジー。愚かな人間は大切なことをいつも忘れてしまう。最後にみんなが物事の本質に気づく素敵な話。ロビン・ウイリアムスとジェフ・ブリッジスのコンビが最高。グランドセントラル駅でのファンタジックなシーンは当時圧巻でした。そしてニューヨーク愛を高めてくれた作品。

7.BIUTIFULビューティフル

(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)2010年メキシコ/スペイン

自分は一体何を未来に、子供たちに残せるのだろうか。二度と戻ることの出来ない男と女。人間とは弱い生き物である。映画館で号泣した。映像が冴え渡るイニャリトゥ。圧巻は海辺の残酷なシーン。美しいことは時にとてつもなく残酷である。負の連鎖が生む悲劇。タイトルの誤スペルが悲しい。ハビエル・バルデムの名演が光る。そして子役の演技がまた素晴らしい。

6.バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)2014年アメリカ

映画館で見たときは、高揚しすぎて鼻血が出るかと思った。撮影監督のエマニュエル・ルベツキが素晴らしい。間違いなく世界最高峰のカメラマン。ラストシーンの捉え方が人それぞれで面白い。

5.アメリカン・ビューティー(サム・メンデス監督)1999年アメリカ

ケビン・スペイシー演じる娘を持つ父親の転落ぶりが痛い。さすがケビン・スペイシー。彼の演技に引き込まれる。映像もいいです。日常に潜む異常な世界。とても演劇的な映画。

4.オアシス(イ・チャンドン監督)2002年韓国

美しくて無粋であり、しかも真っ直ぐである。悲しくてヒリヒリする。人間の欲求とは。生きるということを強烈にメッセージする。演出、俳優素晴らしいです。ムン・ソリの怪演。素晴らしい!

3.殺人の追憶(ポン・ジュノ監督)2003年韓国

冒頭の刑事の大部屋でのシーンで細かくは言いませんが、名優ソン・ガンホの演技が素晴らしい。説明ゼリフやらは一切ないのにその人となりがひしひしと伝わってくる。珠玉の心理サスペンス。

2.ザ・マスター(ポール・トーマス・アンダーソン監督)2012年アメリカ

映画とは忘れられないシーンがあること。バイクのシーンでのホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンの信頼し惹かれ合っているのに超えなければならない存在。嫉妬、怒り、情愛。そんなことを考えさせられる。本当に素晴らしいシーン。

1.マグノリア(ポール・トーマス・アンダーソン監督)1999年アメリカ

これまたポール・トーマス・アンダーソン作品。そしてこれまた忘れられないラストシーン。珠玉の群像劇。


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松浦徹

演出・脚本。1965年5月3日生まれ。東京都出身。 映画「ギミー・ヘブン」舞台「七日目にボクはキミと」「恋と革命」TV「小泉今日子50歳ニューヨーク」「情熱大陸」「NONFIX」など。
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