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ぼうっとN.Y.に思いを馳せて

かれこれ25年くらいのつき合いになるニューヨークのコーディネート会社がある。僕のテレビデビュー作を始めニューヨークでの撮影はもちろん、アラスカでの撮影でもコーデネートしてもらった。

いつも僕が出す無理な注文を苦笑いしながらも楽しんで受け入れてくれる。だから彼らとの現場ではいつでも満足いく撮影が出来た。ニューヨークの撮影であまり嫌な思いをした記憶がない。

最後にニューヨークでロケをしたのが、2015年の12月だった。テレビ朝日で翌、2016年のお正月に放送された『小泉今日子50歳ニューヨーク』という番組だった。この番組についてくれたコーディネーターの女子が、その会社を辞めて新たなステップを踏み出すという話を朝方聞き、今日は一日中何だかニューヨークのことをぼうっと考えてた。

ニューヨークは、1990年代の初頭を皮切りにこれまで10回以上は訪ねた街。しかも一度行くと大体1ヶ月以上は滞在してた。最長3ヶ月いたこともあったな。まあ全部仕事でだったけど、それでも現地の友だちや仕事仲間たちと寝る間も惜しんで遊びもしました。刺激的で楽しかった。色んなことを考えたり語りあったりした。95、96年辺りのタイミングでニューヨークに行った時に会社を辞めてディレクターに専念しようという決心をしたのを今でも覚えいている。

でも最後に2015年の年末に訪れた”大好きだったニューヨーク”は、個人的にはかつてのような魅力を感じられなかった。最近の東京と似てるんですよね。なんだろう…観光都市としてはバブル感あるんですけど、昔のような刺激をあまり感じなかった。もしかしたら僕が歳をとったからなのかもしれないけど。まあ休みは最終日の飛行機に乗るまでの数時間しかないという過酷なロケだったし。余談ですが小泉さんはすごいですよ! あの国民的なスターがヘアメイクなし、服は自前。ロケバスも僕らスタッフと一緒。朝食は自分で買いに出る。文句は一つも言わない。どころか楽しんでる。

とにかくゆかりちゃん頑張れ!(コーディネーターの女子の名前です)

95年、96年辺りにホテルの部屋のMTVチャンネルでヘビーローテーションで流れていたthe fugeesの『killing me softly with his song』を今でも思い出す。この頃のヒップホップは大好きだなあ〜。この隙間感がたまんないっす! そしてその元歌でロバータ・フラックの『killing me softly with his song』も、最初にニューヨークを訪れた時、夕暮れのJFK空港から灯りがともり始めたマンハッタンへと向かう車中でラジオからこの曲が流れてきたんです! その瞬間、あまりに摩天楼と曲がマッチしすぎていて、「あっ! オレこの街に愛されてる!」って恥ずかしながら思ってしまいました(^_^;)

この曲を最後に三連発で。一発目はthe fugeesのライブより、キマリすぎてる(笑)ローリン・ヒル笑えます! ベースラインが好きなんだけど、若干うるさすぎる感じもするけどね(笑) 最後は、ラッパーたちでグシャグシャ(笑)二発目は本家本元ロバータ・フラック! うたうまい! フラックさんは、少し坂本スミ子さんと清川虹子さんに似ている。 そして最後は、フージーズとロバータ・フラックの共演です! 衣装から、ウイックから、表情、身のこなし。とにかくローリン・ヒルがキュート! ロバータ・フラックまだまだ声出てる! ではさようなら。


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松浦徹

演出・脚本。1965年5月3日生まれ。東京都出身。 映画「ギミー・ヘブン」舞台「七日目にボクはキミと」「恋と革命」TV「小泉今日子50歳ニューヨーク」「情熱大陸」「NONFIX」など。
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